京都の3百貨店売上高0.3%減 2月、暖冬影響

2016年03月20日

京都の3百貨店売上高0.3%減 2月、暖冬影響

京都の3百貨店売上高0.3%減 2月、暖冬影響

京都百貨店協会が18日発表したジェイアール京都伊勢丹を除く京都市内3百貨店の2月の総売上高は、前年同月比0・3%減の120億円だった。中華圏の旧正月「春節」前後の大型連休(2月7?13日)を中心に外国人観光客の消費は堅調だったが、暖冬で衣料や雑貨の季節ものが伸び悩み、3カ月ぶりに前年実績を下回った。

 主力の衣料品は、0・1%減だった。婦人用の春物衣料品は堅調だったものの、暖冬の影響が長引き紳士服のコート類が不調で、身のまわり品も手袋や帽子といった雑貨の動きが鈍かった。

 食料品は0・4%減で、バレンタイン商戦や物産展が好調だった一方、一部の百貨店で前年に実施した改装効果の反動が出た。

 外国人観光客に人気の化粧品は17・6%増と大きく伸びた。春節前後の大型連休中は免税品の売上高が大丸京都店、京都高島屋でともに4割増となり、販売を下支えした。

 JR大阪駅ビル(大阪市北区)内の商業施設「ルクア1100」に設けた店舗の売上高を加えた京都伊勢丹の売上高を含む4百貨店の合計は2・4%増の177億円だった。

 4百貨店の3月の状況は10日現在で前年同期比2・4%減となっている。食料品や衣料品を中心に改装の動きが目立ち、春の行楽シーズンに向けて巻き返しを図る。



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