京都 電力販売へ…サービスは「たまご無料」 京都・生鮮館なかむら

2016年03月18日

京都 食品スーパーで電力販売へ…サービスは「たまご1パック無料」 京都・生鮮館なかむら

京都 食品スーパーで電力販売へ…サービスは「たまご1パック無料」 京都・生鮮館なかむら

4月の家庭向け電力自由化を控え、京都市内で食品スーパー「生鮮館なかむら」を展開するなかむら(同市左京区)は17日、店頭で電力販売を行う取り組みを報道陣に公開した。

 同社は、伊藤忠商事などが出資する小売り電気事業者、アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)と提携し、電力の供給サービスを行う「スマ電力」を販売。4人家族の家庭の場合、関西電力との契約に比べ、年間電気代が約1万円安くなるなど、来店客に対し、店員がPRを行った。3月末までの電力契約者に毎週たまご1パックを無料配布するなどの特典で契約者を増やす作戦という。

 なかむらの中村友則専務は「来店客の反応はまだまだだが、食料品だけでなく、電力で地域のお役に立てる商機」と話し、消費者サービスの充実を目指す。

 京都府内のスーパーでは、にしがき(京丹後市)もアイ社と提携し、店頭で電力を販売。京都府内に店舗を出す平和堂も洸陽電機と提携し、24日から電力の小売り事業を始める予定。スーパーで電力を契約できる動きが普及しそうだ。



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