京都 臨済宗・宗祖、遺徳たたえ法要 京都・東福寺

2016年03月11日

京都 臨済宗・宗祖、遺徳たたえ法要 京都・東福寺

京都 臨済宗・宗祖、遺徳たたえ法要 京都・東福寺

中国の禅僧で臨済宗宗祖の臨済義玄(ぎげん)1150年、同宗中興の祖白隠慧鶴(はくいんえかく)250年の遠諱(おんき)大法要が10日、京都市東山区の臨済宗東福寺派大本山・東福寺で営まれた。臨済、白隠の像が安置され、天井の蒼龍(そうりゅう)図がにらみを利かせた荘厳な空間で、僧侶たちが読経した。

 臨済宗14派と黄檗宗が合同し、50年に1度の法要として営んだ。5?9日は、全国の232人の雲水(修行僧)が東福寺に集まり、「報恩大接心(おおぜっしん)」として座禅や托鉢(たくはつ)などの修行を行っていた。

 午前11時すぎ、東福寺所蔵の臨済禅師像、白隠が開いた龍澤(りゅうたく)寺(静岡県三島市)から運んだ白隠禅師像を並べた法堂(はっとう)で始まった。大太鼓の音を合図に、各派の管長や師家(しけ)(指導者)、一般参列者計約350人が入堂。導師の中村文峰(ぶんぽう)南禅寺派管長(86)が「香語(こうご)」を唱え、僧侶らが堂内を歩きながら読経する行道(ぎょうどう)などを行って、2人の偉人の遺徳をたたえた。



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