京都 国立京都国際会館で夜桜を 29・30日に初の開放

2016年03月07日

京都 国立京都国際会館で夜桜を 29・30日に初の開放

京都 国立京都国際会館で夜桜を 29・30日に初の開放


国立京都国際会館(京都市左京区)が開館50周年を記念して29、30日の夜、庭園の桜を初めて照らし、無料開放する。回遊庭園に浮かぶ桜を、クラシックの生演奏とともに楽しめる。

 会館は国内初の国際会議場として1966年5月にオープンし、今年で開館半世紀を迎える。

 回遊庭園は比叡山を借景にし、通常、国際会議などで訪れた会館利用者しか観賞できない。地元住民や市民に施設に親しんでもらうため、毎年この時季に昼間の桜を見てもらう催しを行ってきた。庭園の桜のライトアップは今回が初めて。利用者向けでも庭園で点灯を行ったことはないという。

 会館の東側を中心に植えられているソメイヨシノ約150本を両日の午後6時から9時に照らす。桜の花びらだけでなく、散策路もほのかな明かりで幻想的な雰囲気を演出する。京都市立芸術大の学生によるアンサンブルコンサートがライトアップに華を添える。庭園は日中も午前10時から無料開放する。

 国際会館は「庭園の美しさを再発見し、京都議定書採択の場を身近に感じてもらう機会にしたい」としている。

 また、館内の無料見学会も各日3回行う。館内のレストラン「グリル」では2日間限定の特選メニューが販売される。問い合わせは国際会館TEL075(705)1218。



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