京都 それぞれの工芸美、競演 京都文化博物館

2016年03月02日

京都 それぞれの工芸美、競演 京都文化博物館

京都 それぞれの工芸美、競演 京都文化博物館

京都工芸美術作家協会展が1日、京都市中京区の京都文化博物館で始まった。今年は協会の創立70周年に当たり、それぞれの作家が考える「美」を表現した作品が競演している。

 協会は、会派を超えた作家団体として1946年に設立された。毎年、作品展を開いており、5年ごとの節目には同博物館を会場にしている。今回は会員約230人が出展した。

 今年のテーマは「KOGEI 美の創造」。多彩な造形や質感の陶磁、華やかな色や図案が視覚に訴える染織、艶やかで深みのある漆芸が並ぶ。金工、人形、ガラスなどの作品もある。訪れた市民らは、高い技術に裏打ちされた個性豊かな表現に見入っていた。

 協会の羽田登理事長(77)は、「作品はそれぞれ違ってこそ面白い。ぶつかり合う個性を楽しんでもらえたら」と話している。

 27日まで。月曜休館(21日は開館、22日休館)。有料。中京区の京都伝統工芸館では、会員の小作品を展示販売する関連イベントを8日まで開く。2日休館。



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