京都 <会合>外国籍の子供ら支援を 言語や宗教の問題議論 左京

2016年02月29日

京都 <会合>外国籍の子供ら支援を 言語や宗教の問題議論 左京

京都 <会合>外国籍の子供ら支援を 言語や宗教の問題議論 左京

外国籍など海外とつながりがある子供たちの教育支援について考える会合が27日、京都市国際交流会館(左京区)であった。保護者や学校関係者ら約50人が参加し、言語や宗教の違いで生じる問題について話し合った。

 市などによると、市内に住む外国にルーツのある小中学生は約2400人(2012年現在)。不慣れな日本語での学習について行けず、不登校になる子供たちもいるという。会合は、関係者同士で話す場をつくろうと、市国際交流協会などが企画した。

 参加者は「学校で困っていること」「受験や進学」など五つのテーマで議論した。イスラム教徒の保護者は学校給食について「アレルギーに配慮した給食はあるのに、なぜ宗教に配慮したものはないのか」と問題点を指摘した。

 08年から日本に住むインドネシア出身のノフィ・インドリア・デウィさん(30)は「一人で悩むよりも、皆で悩みを共有できれば心も強くなれる。京都がもっと外国人に優しい都市になってほしい」と話した。



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