京都 神々に大人の仲間入り報告 京都・上賀茂で幸在祭

地域の少年が数え年で15歳になったことを祝う「幸在(さんやれ)祭」が24日、京都市北区上賀茂地域で営まれた。笛やかねの音に合わせ「あがり」と呼ばれる2人が、太鼓を打ち鳴らし地域を練り歩いた。

 幸在祭は江戸初期には行われていたとされ、大人の仲間入りを神々に報告する行事。地域で結成する7保存会が継承している。

 今年の「あがり」はいずれも加茂川中1年の田辺宏太さん(13)と山口楓斗さん(13)。2人は黒足袋に大島紬(つむぎ)の羽織、白の襟巻き姿で参加した。独特の節回しで「おめでとうござる」とはやす子どもや、笛やかねを演奏する大人と隊列を組んだ。

 2人は、大田神社でおはらいを受けた後、粉雪の舞う中、社家の町並みを歩いた。上賀茂神社では太鼓を頭上に掲げて演奏し、今後の無事を祈った。

 山口君は「夢はバスケットボール選手なので、いっそう練習に励みたい」、田辺君は「具体的な目標はないが、世の中の役に立つ生き方をしたい」とそれぞれ抱負を語った。