京都 <青酸連続殺人>4件全てで無罪主張へ…千佐子被告側が方針

2016年02月24日

京都 <青酸連続殺人>4件全てで無罪主張へ…千佐子被告側が方針

京都 <青酸連続殺人>4件全てで無罪主張へ…千佐子被告側が方針

青酸化合物による連続殺人事件の公判で、夫や交際相手など高齢男性に対する3件の殺人と1件の強盗殺人未遂の罪で起訴された筧(かけひ)千佐子被告(69)=京都府向日市=の弁護側が、4事件全てについて無罪を主張する方針を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。

 千佐子被告は捜査段階で4件とも関与を認めたとされるが、弁護側は供述の信用性のほか、青酸との関連や被害者の死因などについて全面的に争う方向だ。裁判は4件とも裁判員裁判により京都地裁で一括審理されることが決まっており、公判前整理手続きが進められている。初公判の日程は未定。

 関係者によると、弁護側は昨年12月、殺人2件と強殺未遂の計3件について、主張の大筋を記した書面を地裁に提出。千佐子被告が青酸を入手した方法や、被害者に青酸を投与した経過など起訴内容の根幹部分について検察側の証明が不十分だと主張し、全面的に争う構えだ。

 兵庫県伊丹市の男性が被害者とされる殺人1件について弁護側はまだ意見を示していないが、同じ趣旨の主張になる見通しになった。公判では4件とも全面否認するとみられる。

 一方、検察側は公判で立証する「証明予定事実」を既に地裁に提出。直接証拠は乏しいとされるが、捜査関係者は「たとえ供述がなくても、千佐子被告と青酸との結びつきは立証可能だ」としている。

 京都や大阪など4府県警の合同捜査本部は昨年11月までに、4事件の他に元夫ら4人に対する殺人などの疑いで千佐子被告を追送検したが、いずれも容疑不十分で不起訴になり、捜査は終結している。



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