京都 インド工科大に新店舗、海外進出へ 京都の採用支援ベンチャー

2016年02月23日

京都 インド工科大に新店舗、海外進出へ 京都の採用支援ベンチャー

京都 インド工科大に新店舗、海外進出へ 京都の採用支援ベンチャー


採用活動支援ベンチャーのエンリッション(京都市上京区)は、4月にインドのインド工科大(IIT)に新店舗を設け、海外に進出する。企業と学生が交流する「知るカフェ」を運営する独自のノウハウを生かし、国内外の企業に学生との出会いの場を提供する。

 知るカフェは、運営費をスポンサー企業の協賛金で賄う仕組み。スポンサーは飲み物の容器や店内の看板で宣伝が可能なほか、学生との商品開発イベントなどを企画できる。

 インドの新店舗は、IITの拠点計18校のうち工学部や理学部が入る南部のハイデラバード校内に設ける。広さは約100平方メートルで、和雑貨などを並べ日本文化の魅力をアピールする。日本人スタッフを送り込み、きめ細かい日本の接客サービスを提供する。

 新店舗のスポンサー企業は、業務ソフト大手のワークスアプリケーションズ(東京)を第1号に選んだ。ソフト需要の拡大を受け、IITの学生を積極採用している。

 IITは理系では世界屈指で、米グーグルのスンダイ・ピチャイ最高経営責任者(CEO)やソフトバンクグループのニケシュ・アローラ副社長らを輩出した。世界中の大手企業が学生の獲得に力を入れている。

 エンリッションは2013年創業で、京都大や同志社大などの近くにカフェを11店舗展開している。今後もIITの拠点周辺に出店するほか、欧米や東南アジアの大学にも店舗網を順次広げる。



kyoto00glo at 06:15|PermalinkComments(0)