京都 ダンサー描く 「コーラスライン」京都で公演へ

2016年02月23日

京都 チャンスに懸けるダンサー描く 「コーラスライン」京都で公演へ

京都 チャンスに懸けるダンサー描く 「コーラスライン」京都で公演へ

 劇団四季のミュージカル「コーラスライン」が24日から、京都劇場(京都市下京区・京都駅ビル内)で上演される。ショーの出演者を選ぶオーディションを通して、チャンスに懸けるダンサーたちの人生を描く人間ドラマだ。

 1975年に米ブロードウェーで大ヒットしたミュージカルで、「ワン」「愛した日々に悔いはない」などの名ナンバーで知られる。劇団四季では79年に初演し、海外のミュージカルを積極的に手掛けるきっかけとなった作品でもある。

 男女17人のダンサーたちが、名もない八つの役を手にしようと、懸命に踊る。演出家のザックが彼らに問いかける。「履歴書に書いていないことを話してもらおう。君たちがどんな人間なのか?」

 ザック役で、「演出スーパーバイザー」でもある田邊真也は「人生にはアンサンブル(役名のない登場人物)はいない。誰もが特別で、みんな主役だという思いを大切にしている」と語る。

 冷え切った家庭で幼少期を過ごした若者、輝かしい学生時代からさえない社会人生活に転落した男、年齢を重ねることを恐れる女、女優の夢破れ、再起を期すザックの元恋人?。ダンサーたちが背負う人生と誇りが浮かび上がる。「何度も見た方も、その時々で共感できる人物が変わってくる。新鮮に見てもらえるはず」

 田邊は1999年、若さとパワーで舞台を勢いづかせるマイク役で初出演。次に演じたポールは、女性的な自分に苦悩する難役。自身の成長とともに、演じる役どころも変化してきた。「人を選ぶ立場は、スーパーバイザーとしての自分とも共通する。作品の『芯』にどんどん向かっている気がします」と話す。

 多くのキャストが、ほぼステージに出ずっぱりで、激しく踊った後に汗も拭けず、体が冷えた頃にまたダンス…という過酷さだ。オーディションでは、経験の浅い若手を抜てきした。「とにかくがむしゃらな子たちを選んだ。粗削りでも『この仕事を獲(と)る』というエネルギーは感じてもらえる」。役の個性と俳優たちの思いがシンクロする、熱量の高い舞台が繰り広げられそうだ。

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 3月13日まで(2月29日、3月1、7日休演)。1日1?2ステージ。3千?9千円。劇団四季予約センターTEL0120(489)444。



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