京都 介護も、医療も…認知症対応へ総合拠点 京都府が整備
2016年02月23日
京都 介護も、医療も…認知症対応へ総合拠点 京都府が整備
京都 介護も、医療も…認知症対応へ総合拠点 京都府が整備
京都府は2016年度、認知症をめぐる患者同士の交流や治療、介護など総合的な機能を併せ持つ拠点「京都認知症総合センター(仮称)」の整備に着手する。市町村や民間と共同でモデル施設の整備に取り組むほか、介護のみ、医療のみといった既存の施設が新たな機能を追加する場合も、資金面などで支援する。
認知症への対応では、診断・治療を行う医療機関と、ケアやリハビリを担う介護施設がそれぞれ独立しているのが現状で、患者や家族の負担軽減のためにも、切れ目のない対応の実現が課題となっている。
府の構想では、センターは物忘れ外来や訪問診療などの医療、交流スペースとなる「認知症カフェ」などの初期支援、デイサービスなどの在宅支援、特別養護老人ホームなどの施設機能を、すべて1カ所に集約する。
整備主体は医療法人や社会福祉法人を想定し、初期支援を担う市町村とも連携する。具体的な整備は今後、法人や市町村の意向を聞いて進めていく予定。府は「16年度内にまず、モデルとなる1カ所の整備に着手したい」という。
また、府は、将来的に総合拠点を目指す既存の医療、介護施設を「京都認知症ケアセンター(仮称)」と位置付け、新たな機能を追加する際の整備費を一定、補助していく方針。府高齢者支援課は「認知症になっても地域で暮らし続けられる社会を実現したい」としている。
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