京都 京おどりリハ 小中学生招待

2016年02月22日

京都 京おどりリハ 小中学生招待

京都  京おどりリハ 小中学生招待


 ◇来月31日 ネットで資金募る

京都鴨川ライオンズクラブ(LC、中京区)と京都市は、3月31日に開かれる花街・宮川町の舞踊公演「京おどり」のリハーサルに市内の小、中学生を招待する。花街文化に親しんでもらい、舞妓まいこの志願者増につなげようと、同LCはインターネットを通じて事業資金を募る「クラウドファンディング」を始めた。

 今年が2回目で、昨年は公演のリハーサル「大ざらえ」に市内の親子175組を招き、芸舞妓の総踊り「宮川音頭」を鑑賞。参加した小学生が花道に設けられた舞台装置「せり」に乗ったり、芸妓から三味線や鼓など楽器の説明を受けたりした。

 実施後のアンケートでは、「踊りが華やかだった」「もっと見たい」など好意的な感想が寄せられ、同LCは今年も事業の継続を決めた。昨年は会員の会費や寄付金で賄ったが、今年は市民に広く協力を求めることにした。

 目標額は事業資金の3分の1にあたる40万円。1口1000円以上で、出資者には宮川町オリジナルのボールペンや扇子などを贈る。小学4年~中学3年の児童・生徒と保護者計350人を招待する。

 五花街の舞妓は現在、府外の出身者が大半を占める。同LC実行委の駒井靖司・副委員長は「京都でも伝統文化になじみのない子どもが増えている。花街は礼儀やしきたりを学ぶ絶好の場であり、事業を継続的に実現するために力を貸してほしい」と呼びかけている。



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