京都 あなたに贈りたい漢字コンテスト 「双」「汗」「骨」「壊」 

2016年02月21日

京都<あなたに贈りたい漢字コンテスト>1文字に思い込めて 絆大賞に「双」「汗」「骨」「壊」 漢検

京都<あなたに贈りたい漢字コンテスト>1文字に思い込めて 絆大賞に「双」「汗」「骨」「壊」 漢検


東日本大震災を契機に、日本漢字能力検定協会(京都市下京区)が始めた「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」の第3回受賞漢字が決まった。大切な相手への1文字とメッセージを4部門で募集し、全国の4?98歳が2万1641点を応募した。絆大賞に、双(家族部門)▽汗(夫婦・恋人部門)▽骨(友人・恩人部門)▽壊(自分部門)??がそれぞれ選ばれた。

 全部門を通じ最も多かったのは「感」(1227件)だった。以下「笑」(1162件)、「謝」(900件)と続いた。お笑い芸人のゴルゴ松本さんや川柳作家のやすみりえさんらが審査員を務めた。3月24日、東京都内で表彰式がある。

 家族部門の「双」で大賞となった千葉県立袖ケ浦特別支援学校6年の西銘梅花さんは、足のリハビリ中、支えてくれる双子の妹に「仲よくおたがいがんばっていこうね」などと綴った。

 夫婦・恋人部門の「汗」で大賞の秋田県の製造業事務、鈴木華奈さんは、工場で働く夫に「貴方の努力の汗は私にとって私の幸せの汗です」と記した。

 「骨」で友人・恩人部門の大賞となった埼玉県の会社員、山口潤さんは、学生時代に働いたラーメン店のマスターから「色々な骨(コツ)を教わった」としている。

 「壊」で自分部門の大賞だった大阪市立西中学1年(現在東京都在住)、ペラエス・ソフィアさんは「なにかが『壊れる』と新しい自分へと生まれかわれる」などとして「壊」を肯定的に捉えた。

 震災があった2011年の「今年の漢字」の「絆」にちなみ、大切な人に思いを込めた漢字とメッセージを贈ることで日々の生活の中で絆を実感してもらおうと13年度から始まった。前回までの年代別から、今回はより相手を意識して贈れるように4部門を設けた。



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