京都 <国宝障壁画>修復終え公開 来月から大徳寺・聚光院
2016年02月20日
京都 <国宝障壁画>永徳の美よみがえる 修復終え公開 来月から大徳寺・聚光院
京都 <国宝障壁画>永徳の美よみがえる 修復終え公開 来月から大徳寺・聚光院
創建450年を記念し、大徳寺・聚光院(京都市北区)で3月1日から特別公開が始まる。桃山時代を代表する絵師、狩野永徳(1543?90)の「琴棋(きんき)書画図」、その父松栄(1519?92)の「竹虎遊猿図」(ともに国宝)など、全46面の障壁画が約1年間拝観できる。修復のために京都国立博物館に寄託されていたが、約10年ぶりに里帰りした。修復後、初の公開(一部を除く)となる。
創建時の姿の残る本堂(重文)に、「琴棋書画図」「竹虎遊猿図」のほか、永徳筆「花鳥図」、松栄筆「瀟湘(しょうしょう)八景図」、「蓮池藻魚図」(すべて国宝)などが並ぶ。
聚光院は戦国武将の三好義継が養父長慶の菩提(ぼだい)を弔うために1566(永禄9)年に創建。桃山時代の茶人、千利休の菩提寺としても知られる。
今回の特別公開では、千利休百五十回忌にあたり表千家7代如心斎が寄進した「閑隠席」、「枡床席」などの茶室(ともに重文)をはじめ、永徳が下絵を描き利休が作庭したと伝わる方丈庭園「百積庭」(名勝)など、普段非公開の文化財も見学できる。
2017年3月26日まで午前9時-午後4時。毎月27、28日(12月を除く)は休み。拝観料は2000円(小学生以下拝観不可、中学生は保護者同伴)。グループ拝観、予約優先。予約問い合わせは京都春秋事務局(075・231・7015)。
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