京都 無許可ごみ収集事件 同志社幹部ら逮捕

2016年02月19日

京都 無許可ごみ収集事件 同志社幹部ら逮捕

京都 無許可ごみ収集事件 同志社幹部ら逮捕


同志社大学から出たごみを学校の関連会社が無許可で収集していた事件をめぐり、警察は18日、新たに学校法人の幹部ら3人を逮捕しました。

廃棄物処理法違反(委託基準違反)の疑いで逮捕されたのは、同志社大学の施設部部長・山下利彦容疑者(59)と大学の施設課課長・阪田清容疑者(58)ら3人です。警察の調べによりますと、山下容疑者らは去年4月、学校法人の子会社で、ごみ収集の許可がない「同志社エンタープライズ」と契約を結び、11月に委託費およそ204万円で、大学内から出たごみおよそ900キロを収集させた疑いがもたれています。エンター社が年間1000万円?3000万円ある利益の半分以上を寄付という形で学校側に還元していたことなどから、警察は18日、大学にも捜索に入り、今後、理事長にも任意で事情を聞く方針です。

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同志社キャンパスに家宅捜索 違法委託で収入増やす?

京都府警の捜査員らは18日午前8時半、同志社大今出川キャンパスに入り、法人理事長室などの家宅捜索を始めた。今季の入学試験が10日にすべて終わり、学生たちが学内に戻ってきたばかり。法学部2年の男子学生(21)は「最近、世の中で不正が目立つが、自分の大学でもかという感じ。職員はちゃんと勤めを果たしてほしい」と話した。

 同志社のごみ収集をめぐっては、京都市が4年前から再三にわたって問題を指摘してきた。一方で、同志社は同志社エンタープライズから毎年1千万円以上の寄付を受けてきたという。捜査幹部は「違法な業務委託の裏で、同志社側に法人収入を増やしたいという意図がなかったか。ごみの排出元として法人の責任は重く、見逃せない」と話す。

 今回の逮捕を受け、同志社大広報課の担当者は「現在、事実を確認中。事実ならば誠に遺憾」と話した。

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kyoto00glo at 06:05|PermalinkComments(0)