京都 小澤さん「仲間みんなでいただいた」 グラミー賞、京都で会見

2016年02月18日

京都 小澤さん「仲間みんなでいただいた」 グラミー賞、京都で会見

京都 小澤さん「仲間みんなでいただいた」 グラミー賞、京都で会見

 最優秀オペラ録音部門で第58回グラミー賞を受賞した指揮者の小澤征爾さん(80)が17日、オペラ公演初日を翌日に控えたロームシアター京都(京都市左京区)で会見し、あらためて喜びを語り、公演への意欲を示した。

 会見は受賞後初めて。小澤さんは、長野県松本市で総監督を務める音楽祭を収録したアルバムが評価されたことを受け、「オーケストラの仲間や(コーラスを担った)松本の方みんなでいただいた」と笑顔を見せた。今年から京都を拠点に制作を始めたオペラについても「小学生向けの公演をやったが素晴らしかった。うまくいくと思う」と手応えを語った。

 受賞作品となったラベル作曲の歌劇「子どもと魔法」は、小澤さんが監督する音楽塾オペラプロジェクトの一環として、昨年3月に京都市でも地元の小学生を招いて上演した。

 小澤さんは「大勢の子どもたちがあんなに一生懸命見てくれてうれしかった。本当は大人のために書かれた深いオペラなのに、通じるものがある」と振り返り、「受賞を機に作品がもっとポピュラーになり、お客さんが見に行きたいなと思っていただいたら本望です」と語った。

 今月上旬京都入りした小澤さんは、18日開幕するヨハン・シュトラウス?世の喜歌劇「こうもり」を制作している。




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