京都市 16年度当初予算案 7277億円 積極予算、防災対策費など増額


 京都市は、2016年度当初予算案の概要を10日発表した。社会福祉関連経費増に対応し、防災・老朽化対策や保育所などの整備費を増額した。一般会計総額は7277億円で、15年度当初予算(7504億円)を227億円下回る。ただし企業の資金需要に応じて中小企業融資制度預託金が240億円減少したことを考慮し、これを除くと前年度当初予算比13億円増の積極予算になるという。

 門川市長は会見で、「予算を伴わないものも含め、北陸新幹線調査費など、市長選での公約133項目の約9割を初年度着手できる」と話した。

 主な重点事業は▽世界一安心安全・おもてなしのまち京都1億2200万円▽橋りょう健全化プログラム推進48億9600万円▽雨に強いまちづくり推進49億6100万円▽保育所等の受け入れ枠拡大に向けた整備24億1400万円??など。

 主な新規事業は▽京都観光を総合的に担う推進体制(京都市版DMO)構築と観光案内機能強化2200万円▽1歳児保育における保育士配置体制充実1億円▽重症心身障害児放課後等デイサービス事業運営補助600万円??など。

 財政構造改革分野では、職員数削減▽事業見直し??などで81億円の財源を確保。一方で特別の財源対策(行政改革推進債発行、公債償還基金の取り崩し)は93億円に抑制した。