京都 同志社違法ごみ、収益没収命令 収集下請けに京都地裁

2016年02月10日

京都 同志社違法ごみ、収益没収命令 収集下請けに京都地裁

京都 同志社違法ごみ、収益没収命令 収集下請けに京都地裁

学校法人同志社(京都市上京区)の出資会社などが市の許可を受けずに大学施設などのごみを収集、運搬したとされる廃棄物処理法違反事件で、出資会社の下請けだった保守管理業「コスモスビルメンテナンス」(同)の収益約1600万円が、無許可収集で得た違法収益にあたるとして、京都地裁が同社に対し、組織犯罪処罰法に基づく没収保全命令を出したことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 府警などによると、2005年に設立した同志社の100%出資会社「同志社エンタープライズ」(同)は、コスモス社とごみ収集・運搬業務を契約。両社は、市の改善指導に従わず、コスモス社は昨年12月まで無許可で業務を続けていた。このうち、昨年4?11月のコスモス社の収益約1600万円について、違法収益にあたると地裁が判断したという。

 一方で、学生の下宿マンションのあっせんや学内の警備なども手掛けるエンター社から06?14年度、同志社に計約3億円の収益が寄付されていたが、没収保全命令を受けたコスモス社の1600万円と関係ないという。

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同志社事務方トップら釈放=大学ごみ無許可収集―京都地検

同志社大(京都市上京区)から出たごみを無許可で収集・運搬したとして、廃棄物処理法違反容疑で学校法人同志社の事務方トップの法人事務部長ら6人が逮捕された事件で、京都地検は9日、全員を処分保留で釈放した。

 法人事務部長で、学校法人子会社の北幸史社長(57)ら6人は2015年11月、廃棄物処理業などの許可を受けていないのに、同志社大から出た紙くずなどの廃棄物約900キロを収集し、京都市伏見区の処理場に運んだとして、京都府警に1月19日に逮捕された。

 府警は、同社にごみ収集を委託した大学側についても捜査している。

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