京都 アニメで爆買い期待 春節商戦、京都でも本格化

2016年02月09日

京都 アニメで爆買い期待 春節商戦、京都でも本格化

京都 アニメで爆買い期待 春節商戦、京都でも本格化

中国の旧正月にあたる春節前後の大型連休(7-13日)が始まり、京都でも商戦が本格化している。リピーターを含む訪日観光客の増加に伴い、買い物の嗜好(しこう)も多様化しているため、各店は品ぞろえを拡充するとともに、中国人に人気のアニメキャラクターの催事を開くなど集客競争が熱を帯びている。

 中国の景気減速による観光客への影響が懸念されるが、2015年10月?16年1月の免税品売上高は、京都高島屋(京都市下京区)、藤井大丸(同)でいずれも前年同期比7割増、大丸京都店(同区)で5割増と大幅に伸びている。

 京都高島屋は、訪日客をターゲットにした本格的な催事を初めて企画した。中国で人気の「ドラえもん」と「ハローキティ」をデザインしたTシャツなど350種類を販売するコーナーを16日まで設けている。春節初日の7日は着ぐるみとの握手会も行い、昨年の初日以上の売り上げがあったという。

 上海市から家族で訪れた会社員のツイ・インさん(33)は家電などを購入する計画で「景気減速はまだ身近には感じない。いろいろな店で見比べながら買い物している」と話した。

 14年に免税品目が大幅に増えてから繰り返し来日する中国人が増えているといい、京都高島屋は「目当ての品を決めずに、さまざまな店で買い物を楽しむようになっている」(広報・IR室)と分析する。それだけに集客力の強化が欠かせないようだ。

 藤井大丸も衣料品で1万円以上の免税品を購入した客を対象に、ハローキティの携帯ストラップや菓子を贈るキャンペーンを開くなど力を入れる。

 イオンモール京都(南区)は、京都駅に近い好立地を生かし、近隣のホテルに宿泊する訪日客に買い物券500円分の引換券を渡して囲い込みを図っている。家電が当たる抽選会も開催中で「東京五輪まで盛況が続くとみている。空き時間を利用して立ち寄ってほしい」(営業部)と期待する。



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