京都 今を描く、鋭い感性 続「京都 日本画新展」開幕

2016年02月05日

京都 今を描く、鋭い感性 続「京都 日本画新展」開幕

京都 今を描く、鋭い感性 続「京都 日本画新展」開幕


第3回続(しょく)「京都 日本画新展」(京都新聞など主催)が5日、京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで始まる。気鋭の画家たちの清新な世界が、会場に広がっている。

 同展は、日本画壇の将来を担う若手を育てる狙いで、2008年度に創設された「京都 日本画新展」を引き継ぐ。有力日本画家の大野俊明さん、小嶋悠司さん、竹内浩一さん、林潤一さん、村田茂樹さんの5人が推薦した20?40歳代の38人が出品し、美術評論家ら5人が審査した。

 風雨に波立つ水面の流動感を描く西久松綾(りょう)さん(26)=亀岡市=の大賞作をはじめ、自然をじっくり見つめて描いた伝統的な日本画から、現代風俗を反映した作品まで、みずみずしい感覚で今を表現する作品が並んだ。推薦委員のうち4人も出展し、もり立てる。

 同展は15日まで。無料。

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大賞の西久松さんら表彰 続「京都 日本画新展」

次代を担う若手日本画家の活動を奨励する第3回続(しょく)「京都 日本画新展」(JR西日本、京都新聞主催)の授賞式が5日、京都市下京区のホテルで開かれ、大賞(副賞50万円)の西久松綾(りょう)さん(26)=亀岡市=らが表彰された。

 式には、選考委員の日本画家をはじめ、審査委員の美術評論家、出品者ら計約70人が出席した。白石方一京都新聞ホールディングス社長が、西久松さんと優秀賞(同20万円)の尾花和子さん(33)=京都市上京区=と松平莉奈さん(26)=大阪市=にクリスタル製トロフィーと賞金目録を手渡した。

 西久松さんは「絵画表現を通して、人として成長していきたい」と喜びを表した。美術評論家の島田康寛さんは「派手でもなく、驚かせるものでもないが、京都という風土で培われた感性が感じられた」と講評した。

 同展は美術館「えき」KYOTO(下京区)で、15日まで開催される。無料。

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