京都 平穏願い鬼退治 京都・吉田神社で追儺式

2016年02月03日

京都 平穏願い鬼退治 京都・吉田神社で追儺式

京都 平穏願い鬼退治 京都・吉田神社で追儺式

節分の前夜に災いを象徴する鬼を追い払う行事「追儺(ついな)式」が2日、「京都の表鬼門」といわれる京都市左京区の吉田神社で催された。雄たけびを上げて金棒を振り上げる3匹の鬼が追い詰められる様子に、参拝者が見入った。

 追儺式は、平安時代の宮中で、旧暦の大みそかに行われていたとされる。「鬼やらい」とも呼ばれ、1928(昭和3)年に神社が復興させた。

 露店が立ち並ぶ境内で、怒りと悲しみ、苦しみを表す赤、青、黄の鬼が午後6時すぎに本宮前に現れた。「ウオー」と叫びながら参拝者に襲いかかろうとする鬼を、疫病退散の力を持ち、黄金の四ツ目を持つという「方相氏(ほうそうし)」が童子を従えて現れ、盾と矛を使って鬼を追い詰めた。鬼は、今年の年男が桃の木の弓で葦(あし)矢を放つと退散した。



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