京都 発祥伝承地で豆まき復活 京都・深泥池貴舩神社

2016年02月03日

京都 発祥伝承地で豆まき復活 京都・深泥池貴舩神社

京都 発祥伝承地で豆まき復活 京都・深泥池貴舩神社

節分の豆まき発祥の地という言い伝えのある京都市北区上賀茂の深泥池貴舩(きぶね)神社で3日、初めての節分祭が行われる。鞍馬の鬼が地下の穴を通って池から出てくるのを豆で封じた?との伝承に基づく。神社関係者は「地域の文化や風習を大切にし、多くの人たちに親しまれる行事に育てていきたい」と話している。

 深泥池周辺には節分の鬼に関する言い伝えが残る。京の都の北で世間を騒がし、貴船から深泥池近くに続く地下通路から現れた鬼を節分の晩に豆をまいて撃退し、豆で出口をふさいだという内容だ。

 土を盛った場所を「豆塚」と呼び、昭和初期には廃れたが、節分になると、人々が塚を訪れて豆を捨てる習俗があったという。塚の場所は不明だが、深泥池貴舩神社近辺と推測され、神社にも節分に豆を供える習わしが今も残っている。

 深泥池の鬼伝説は御伽草子の「貴船の本地」にもあり、一帯では江戸時代まで節分行事が盛んだった。

 現在、地域には新しく転居してきた住民が増えている。廃れつつある伝承を次代に残し、平安初期創建と伝わる神社を支える力になってもらおうと、奉賛会役員らが中心となり、言い伝えにちなむ節分祭を神社の行事として営むことにした。当日は午後7時半から神事を行い、火焚のそばで「鬼封じ」として地元の子どもたちが豆をまく。

 宮司の田中優加士さん(51)は「新旧の住民で祭りを盛り上げていきたい。来年以降、鬼に扮(ふん)したりすることも考えたい」と話している。



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