京都 北陸新幹線、舞鶴経由案を強調 京都府知事

北陸新幹線未着工区間の敦賀以西ルート(福井県敦賀市?大阪市)をめぐり、JR西日本が推す福井県小浜市から京都駅へ直結するルートについて、京都府の山田啓二知事は29日の記者会見で「(新幹線の)事業主意見なので重い話だが、府として一番良いやり方を主張する」と述べ、小浜から舞鶴市を経由し、京都駅に向かう舞鶴案を最優先として推す意向をあらためて強調した。

 JR西は26日、ルートを検討する与党委員会の意見聴取で「小浜?京都」ルートを正式に要望した。関西広域連合が28日、東海道新幹線の米原駅につなぐ「米原案」を優位としていた主張を事実上撤回しており、府の推す舞鶴案や、JR西案に絞り込まれる可能性が高まっている。

 JR西案に対し、山田知事は「舞鶴案も『小浜?京都』ルートの一環だ」と類似性を評価した一方で、府内における経済効果や自治体の費用負担、新幹線開業時にJRが経営から切り離す並行在来線も勘案するべきと指摘。「結論を出す与党委員会には、京都として一番良い解決策を主張する。地元協力がないとできない事業なので、意見をできるだけ取り入れてもらいたい」と、現時点では舞鶴案を最優先する方針を示した。