<宝刀展>京都 名刀、一度に鑑賞 北野天満宮所蔵の重文5点含む40点

菅原道真公ゆかりの北野天満宮(京都市上京区)で、所蔵する刀剣を一挙に公開する特別公開「宝刀展」が23日から始まる。源氏一門に相伝され罪人の試し切りでひげまで切れた逸話の残る太刀「鬼切丸(鬚切(ひげきり))」、豊臣秀頼が社殿造営(1607年)に合わせ寄進した「国広」(ともに重文)などを公開する。オンラインゲーム「刀剣乱舞」の影響か空前の「刀剣ブーム」。刀剣ファンにとっては名刀を一度に鑑賞できる機会となる。

 学問の神様として知られる北野天満宮だが、創建以来、武運長久を願う大名家など武家からの信仰もあつく、刀剣のほか、甲冑(かっちゅう)、鞍(くら)など多数の武具が奉納されている。

 特に加賀の前田家では歴代藩主が、50年ごとの式年遷宮にあたる大萬燈(だいまんとう)祭に合わせ、「恒次」や「備州長船師光」「助守」(いずれも重文)などの太刀を奉納。また刀工や鞘(さや)師、塗師などの職人衆からの奉納もあり、北野天満宮が所蔵する刀剣は約80点を数える。

 特別公開では、これら重文5点のほか、刀身に「渡唐天神」が彫られた短刀、切っ先の部分だけが両刃である小烏造りの直刀など、文化財としても貴重な平安後期から昭和までの刀剣約40点を展示する。

 監修する京都国立博物館の稲田和彦名誉館員(77)は「あまり知られていないが天満宮が所蔵する刀剣は質、量とも全国有数。刀剣だけではなく鞘や鍔(つば)の装飾など、当時の職人の高度な技術も見てほしい」と話す。

 特別公開は宝物殿で3月13日まで午前9時-午後4時。大人300円、中高生250円、小学生150円。問い合わせは北野天満宮(075・461・0005)。
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