京都  【追悼】山崎豊子展 京都で開催

昭和の社会派小説を代表する作家・山崎豊子さんの展覧会が京都で開かれていて、直筆原稿など貴重な資料が紹介されています。

関西初の開催となる「山崎豊子展」には、「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」などの直筆原稿、プライベート写真などおよそ1500点が展示されています。大阪生まれの山崎さんは、大学卒業後、新聞記者として取材に励み、当時の上司だった作家・井上靖さんの影響を受け、執筆の道に進みました。会場では、井上さんからの手紙や、代表作「不毛地帯」執筆のため、シベリアを横断した際の取材ノートなどを見ることができます。展覧会は18日までです。

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山崎豊子さんの創作を探る 京都で企画展

「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」で知られる作家山崎豊子さん(1924ー2013年)の軌跡をたどる企画展が6日、京都市下京区の京都高島屋グランドホールで始まった。デビュー作「暖簾(のれん)」から遺作となった「約束の海」までの創作ノートや原稿、取材資料が並び、来場者は名作誕生の秘密に触れた。

 戦争3部作や社会派の大作は、膨大かつ緻密な取材に裏付けられていた。会場には、取材時の録音テープが山積みされ、メモを付けた写真類や詳細な年表、資料として集めた料亭の献立表まで展示された。映像化作品が会場各所のモニターに映し出され、作品の幅広さを示すように、多様な声が静かに響いていた。

 「追悼 山崎豊子展-不屈の取材、情熱の作家人生ー」(京都新聞など主催)は18日まで。有料。


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『白い巨塔』作家・山崎豊子、関西で追悼展

『白い巨塔』『沈まぬ太陽』など世間に衝撃を与える数々の小説を生み出した作家・山崎豊子。大阪で生まれ、京都女子高等専門学校(現・京都女子大学)に通った山崎の人生を振り返る追悼展が、京都髙島屋で1月6日から、大阪髙島屋では1月20日から開催される。



直筆原稿、創作&取材ノート、映像、書斎を再現したコーナーなど1,500点の展示を通じて、新聞記者からスタートした彼女の事実を追い求める姿、世間や人間の本質を見抜く観察眼などを感じることができる同展。「戦時下の青春を綴った日記」コーナーでは、京都会場では京都について綴った3日間、大阪会場では大阪について綴った3日間をそれぞれ初公開する予定だ。



故郷でもある大阪・船場の風俗、戦争の悲劇、高度成長期に渦巻く社会の不条理・・・伝えたいという思いが原動力となったからこそ人々の心を揺さぶった名作たち。この展覧会を通じて、その背景をより深く知ることができる。
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京都高島屋で「山崎豊子展」 京都ゆかりの社会派作家の努力と内面

京都高島屋(下京区四条通河原町西入真町)で現在、「白い巨塔」や「華麗なる一族」など社会派小説を手掛けた作家・山崎豊子の直筆原稿や執筆資料を展示した「追悼 山崎豊子展?不屈の取材、情熱の作家人生?」が行われている。

  京都女子高等専門学校時代の写真

  全作品年表や初公開となるプライベート写真で山崎の人生を紹介することに始まり、デビュー作「暖簾(のれん)」から遺作「約束の海」の直筆原稿や取材ノートなどの資料を展示する。映像化された作品は、資料とともに名シーンを上映。その他、山崎が執筆していた書斎の再現、万年筆などの愛用品やこだわりのファッション小物なども展示し、「人間 山崎豊子」を紹介する。

  先に行われた東京・横浜の2会場では、9万人が来場した同展。山崎は大阪・船場で生まれ、京都女子高等専門学校(現・京都女子大学)を卒業し、京都にゆかりのある人物であることから、京都会場限定で、京都で書いた日記と女学生時代の写真を展示する。

  まだ整理しきれていないという遺品の数々の中から選ばれた展示物の中でも、小説のあらすじや作品内の時間の流れを書いた「進行表」や創作ノートなどからは、徹底した取材や、人間模様や作中の建物の間取りや小物の設定など、読者に喜んでもらえる作品を執筆したいという山崎の内面や努力がうかがえる。

  絶筆となった「約束の海」などの編集を担当した新潮社の矢代新一郎さんは「多くの人に愛された山崎の作品が、これだけの努力をしていたということを感じてもらえると思う」と話す。京都の文学好きの人や学生に向けて「執筆中の疑問点やどこに取材するか細かく書かれた進行表や創作ノートから、小説の裏側の一端を知ることで、より面白く楽しく読めるのでは」とも。

  入場時間は10時ー19時30分(最終日は16時30分まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。1月18日まで。

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