京都・下鴨神社  3月並み陽気の中、蹴鞠初め

2016年01月04日

京都・下鴨神社  3月並み陽気の中、蹴鞠初め

京都 下鴨神社の「蹴鞠初め」ポスターに 京都の魅力PR

京都市と「京都創生推進フォーラム」は京都の魅力をPRするポスター「日本に、京都があってよかった。」を新調した。市バス、市営地下鉄の車両内のほか、首都圏などでも掲示している。

 2003年から始まったシリーズで、第25弾となる。京都を拠点に活動する写真家の田口葉子さんが撮影した下鴨神社(左京区)の新春行事「蹴鞠(けまり)初め」の写真を採用した。

 サイズは4種類で計5千部製作した。ポスターと同じデザインの1日乗車券「市営地下鉄1dayフリーチケット」も15万枚発行し、来年2月から販売する予定。

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京都・下鴨神社  3月並み陽気の中、蹴鞠初め

新春恒例の「蹴鞠(けまり)初め」が4日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。この日の市内の最高気温は16度(京都地方気象台調べ、平年9・4度)と3月下旬並みの陽気の中、平安装束を身に着けた「鞠足」と呼ばれる人たちが優雅に鞠を蹴り上げ、参拝者たちの視線を集めた。

 蹴鞠は飛鳥時代に日本に伝わったといい、中大兄皇子と中臣鎌足の出会いのきっかけにもなったことで知られる。平安時代に貴族の間で流行したという。同神社では、蹴鞠(しゅうきく)保存会が毎年奉納している。

 神事の後、境内に設けられた鞠庭で行われた。鞠足8人が「アリ」「ヤア」「オウ」と掛け声を発して、シカの皮で作られた直径約20センチ、重さ約150グラムの鞠を右足で蹴り上げた。烏帽子(えぼし)や水干(すいかん)姿で動く姿に、周囲を取り囲んだ人々から歓声が上がった。妻と訪れていた千葉県柏市の男性(63)は「今年はこのために京都に来ました。伝統を守り続けていることは大したものです」と話していた。

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参考 3月並み陽気の中、蹴鞠初め 京都・下鴨神社 /////

kyoto00glo at 23:58|PermalinkComments(0)