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2016年06月09日

議員が高校で政策アピール=「投票前に見極めたい」―参院選で主権者教育・京都

議員が高校で政策アピール=「投票前に見極めたい」―参院選で主権者教育・京都

京都府宇治市の私立立命館宇治高校が8日、参院議員らに生徒の前で所属政党の重点政策を披露してもらう「政党マニフェスト(政権公約)公開ヒアリング」を開いた。18歳以上に選挙権が与えられる7月の参院選を見据え、主権者教育の一環として実施。2年生を中心に約150人がアピールに耳を傾けた。

 京都選挙区(定数2)に立候補予定の二之湯智議員(自民)、福山哲郎議員(民進)、弁護士の大河原寿貴氏(共産)ら5人が登壇。各6分間の持ち時間で、二之湯氏は社会保障問題を取り上げ「日本全体が栄える社会を構築したい」と指摘。福山氏は「普通の人が豊かになる社会」として賃金格差の縮小などを、大河原氏は憲法に基づく政治と格差是正を訴えた。

 生徒から事前に寄せられた質問に答える時間も設けられ、「貧困問題に関する政策」「返済の必要のない奨学金を増やしてほしい」といった身近なテーマから、「海外への武器輸出は憲法に反していないか」といった質問が紹介された。

 参加した3年の松田知歩さん(17)は「政策も言葉で聞くと理解しやすいし、話す順番や長さから、何を重点と捉えているか分かる。あとは国会でどこまで強く発言してくれるか、投票前にしっかりと見極めたい」と話した。

 この日のヒアリングを参考に、同校では今月下旬に「参院選模擬投票」を行う予定。社会科の杉浦真理教諭(52)は「奨学金や就職難の問題など、生徒にとって身近な問題に政治は関わっている。自分たちの未来を託す政党について学ぶことは必要」と話した。 



kyoto00glo at 06:02│Comments(0)

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