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2020年09月19日

京都 イグ・ノーベル賞に京大准教授ら

京都 イグ・ノーベル賞に京大准教授ら

 ノーベル賞のパロディーで、ユニークな研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の受賞者が発表され、日本からは、ワニにヘリウムガスを吸わせて鳴き声の仕組みを研究した京都大学の研究者が、「音響賞」を受賞しました。
日本人の受賞は14年連続です。

「イグ・ノーベル賞」は、1991年にノーベル賞のパロディーとしてアメリカの科学雑誌が始めた賞で、例年はハーバード大学で授賞式が行われますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で、インターネット上の動画で受賞者が発表されました。
このうち、京都大学霊長類研究所の西村剛 准教授が参加する国際的な研究グループは、「音響賞」を受賞しました。
西村准教授らは、ワニの鳴き声の仕組みを調べるため、普通の空気を満たした水槽と、ヘリウムガスと酸素を満たした水槽で、それぞれワニの鳴き声の変化を調べました。
その結果、ヘリウムガスを吸ったワニは鳴き声が高くなることがわかり、ほ乳類と同じようにのどから口にかけて空気を振動させて鳴き声を出していることが確認されたということです。
日本人が受賞するのは、ことしで14年連続です。
このほか、9つの分野で受賞者が発表され、このうち、新型コロナウイルスの世界的な流行を利用して政治家が人の命に直ちに与える効果は、医師や科学者より大きいことを示したとして、アメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領など世界の指導者9人に「医学教育賞」が贈られました。

【ワニの鳴き声の変化を確認】
イグ・ノーベル賞の「音響学賞」を受賞したのは、愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所の西村剛准教授らの研究グループで、ワニの鳴き声がヘリウムガスによって変化することを実験で確認しました。
この実験は、2013年にアメリカの動物園で行われ、中国が原産の体長120センチ余りの雌の「ヨウスコウワニ」を水槽に入れ、通常の鳴き声と水槽内にヘリウムガスと酸素を満たした状態とを比べました。
通常の鳴き声ではワニは低くうなっていましたが、ヘリウムガスを吸った状態では鳴き声がひじょうに高く聞こえるようになりました。
研究グループによりますと、声の周波数が倍になったということです。
研究グループによりますと、今回の実験によって、ワニもほ乳類や鳥類と同じように声帯から口までの間にある空気を振動させて声を出していることが確認されたということです。
実験に参加した京都大学霊長類研究所の西村剛准教授は、今回の研究のきっかけについて、「鳥はよく鳴きますよね。は虫類はどうなっているのだろうと思うわけです。ヘビやカメは鳴かないし、それでワニで実験をすることになったのです」と述べました。
そのうえでイグ・ノーベル賞を受賞したことについて、「この実験はすぐに何かの役に立つわけではないが、おもしろいと笑っていただければそれでいいです」と話していました。
さらにこうした科学のおもしろさを子どもたちに伝えることについて、西村准教授は、「学校での理科の勉強は覚えることも理論も多く難しいかもしれません。でも、今回の実験のように、『ワニが鳴くから実験するとおもしろそうだ』という日常の周りのものすごく単純な疑問が科学のおおもとだということをぜひ知ってほしいです」と話していました。

【ことしの受賞研究は】
ことしのイグ・ノーベル賞は10の分野で贈られました。
このうち「昆虫学賞」には、昆虫を研究をする学者には、分類学的に「昆虫」に含まれないクモの仲間が嫌いだという人が多いことを明らかにしたアメリカの研究が選ばれました。
また、「医学賞」には、他人がものをかみ砕く音に不快感を覚えることは、精神的な疾患として扱われるべきだとして診断基準を作ったオランダとベルギーの研究者の研究が選ばれました。
このほか、新型コロナウイルスの世界的な流行を利用して政治家が、人の命に直ちに与える効果は、医師や科学者より大きいことを示したとして、アメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領、ブラジルのボルソナロ大統領など世界の指導者9人に「医学教育賞」が贈られました。
また、緊張関係が続くインドとパキスタンの外交官らが、深夜に相手の家の呼び鈴を鳴らして逃げたり、いたずら電話をかけたりしていると報じられたことについて、両国の政府に「平和賞」が贈られています。



kyoto00glo at 06:25│Comments(0)

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