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2020年02月10日

新型ウイルス マスクの予防効果ある? ない? (結論 症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ!!)

新型ウイルス マスクの予防効果ある? ない? (結論 症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ!!)



結論 「症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ程度に考えるべき」。
王林ちゃん マスクスケッチ ss

(リスクを1パーセンでも減らすなら、当然ですよね! みんなが「咳エチィケット」をしてくれるわけではない。 まして、人混み、通勤電車、映画館、「大学受験 会場」等、人が集まるところは、マスクがあれば、使いたいですね! 自分だけでなく、「他人」に迷惑をかけないために・・・このような時期だからこそ!  )

警戒ステージUP

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 新型コロナウイルスの発生で、日本国内でも各地でマスクが売り切れるなど「マスク不足現象」が起こっています。マスクをしている人の多くは予防効果を期待しているとみられます。ところが、新型コロナウイルスに対するマスクの予防効果を巡っては、さまざまな情報が飛び交っています。マスクは予防になるのでしょうか?それともつけても予防効果は無いのでしょうか?今の時点で分かっていることをまとめました。

せきをしている人は必ずつける せきをしている人は必ずつける
まず、マスクについて1つ確実なことがあります。それは、症状が少しでもある人は必ずマスクをするべきだということです。
せきやくしゃみをすると、1メートルから2メートルほど、唾液などの飛まつが飛ぶとされています。
万が一、感染している場合は、この飛まつがウイルスを広げる大きな要因となります。
これはインフルエンザや通常のコロナウイルスなど多くのウイルス性感染症で共通する特徴です。
このため、せきやくしゃみの症状がある人が正しくマスクをつけることは、他の人にうつさない、感染を広げないための、いわば「基本原則」となっています。
いわゆる「せきエチケット」です。
割れる説明 割れる説明
では、せきなどの症状が無い人のマスク着用については、どのような情報が提供されているのでしょうか?
国内や海外の主な機関のホームページから、「症状が無い人のマスク」について書かれた内容を調べてみました。ホームページの内容は2月7日現在です。今後、更新されることもあります。

(1)首相官邸HP
「予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物などの換気が不十分な場所では1つの予防策と考えられます」としています。
ただ、同時に「相当混雑していない限り、効果はあまり認められていません」と注釈を付けて説明していました。

(2)厚労省HP
2月7日に新型コロナウイルスについてのQ&Aが更新され、首相官邸のホームページと同じ内容が掲載されました。

(3)消費者庁HP
マスクを必要とする人が確保できるよう、転売目的の購入は望ましくなく、配慮してほしいと、注意を呼びかけていました。
予防策については首相官邸のホームページで確認するよう促していました。

(4)WHO(世界保健機関)のHP
Q&Aの中で、「予防のためにマスクを着用すべきですか?」という項目を設けています。
この中では、マスクだけでは感染を防げる保証は無いとして、貴重な資源をむだにせず、また間違った使い方をしないためにも、症状のある人だけがマスクをするよう呼びかけています。
また、同じ場所にリンクがつけられている「マスク使用のアドバイス」には、マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ないと書かれています。
ただ、新型コロナウイルスの患者の看病などをする場合はマスクをつけるべきだとしています。

(5)CDC(アメリカ疾病対策センター)
インフルエンザが大流行した際の備えについて用意されたガイドラインを、新型コロナウイルスが大流行した際にも有効だとして紹介しています。
その中では、特別な状況にないかぎり、感染を避けるという目的で症状のない人がマスクを着用することは推奨しないとしています。
一方で、人混みを避けられない場合や、妊婦や高齢者など発症するとリスクが大きい人や、家族などでそうした人と接触する場合は、マスクを使用してもいいとしています。

今回、調べたホームページを見た結論としては、「マスクだけでは、予防効果はあまり期待できないけれど、人混みの中など一定の環境では、ある程度の予防に役立つかもしれない。ただ、科学的なエビデンスは存在しない」といったところでしょうか。
なぜ分からない なぜ分からない
どうして科学的エビデンスが無いのでしょうか。コロナウイルスやインフルエンザのウイルスが、マスクで防ぐことができるかどうかを科学的に調べようと思うと、実は非常に難しい実験が必要となります。
できる限り多くの人たちを2つのグループに分け、必ずマスクをつけて生活するグループとマスクを全くしないグループで、どれだけ感染するかを調べるなどです。
1週間程度の期間では感染する人が少なすぎるため、冬の間ずっと続ける必要があるかもしれません。
そもそも、日本をはじめ、アジアの国々では習慣的にマスクを使用する人が少なくありませんが、冬場のインフルエンザの患者数や流行状況は、健康な人はほとんどマスクをしない欧米の国と比べて、少なくはありません。
実際、2009年から2010年にかけて、当時の新型インフルエンザが流行した際には、ワクチンも接種が始まっていて、予防法が大きく取り上げられていました。
マスクをしていた人も多かったと思います。それでも、非常に大きな流行となりました。
確かなことに注目してみる
しかたが無いので、確からしいことを見ていきます。

(1)新型コロナウイルスはウイルスが含まれた飛まつを直接、吸い込むなどするか、飛まつによって飛び散ったウイルスが手に付着し、その手で顔などの粘膜を触ることで感染するとみられる。(これは通常のコロナウイルスと同じと考えられています)

(2)空気中をウイルスが漂って空気感染することは、ICUなどのごく限られた特殊な環境以外では起こらない。(これはインフルエンザでもいわれています)

(3)サージカルマスク(通常の使い捨てマスク)はウイルス自体をシャットアウトすることはできないが、飛まつは粒が大きいため通さない。

(4)ウイルスが手についていて、その手で目や鼻、口などを触れば感染する。

(5)マスクをしていても鼻が出ていたり、あごにかけているだけだったりと間違った使い方をしていると予防効果は無い。

(6)マスクをしていると顔を簡単に触らなくなるので、手についたウイルスが鼻や口に入りにくいと説明されることがある。(ただ、周囲を見渡してみると、結構、マスクをずらして顔を触っている光景を見ることがありました。)

(7)マスクをつけていると安心するという意見がある。ほかにも考えるべき要因はあると思いますが、医師や研究者などへの取材をまとめると以上のようになりました。

(1)から(5)までを合わせて考えると、やはり、ある程度の予防効果はあるとしても、そこまで大きく無く、むしろ手についたウイルスをよく洗い流したりアルコール消毒したりする方が意味があるように思えます。
「通常の生活の中で、症状の無い人のマスクは効果が無い」と断言する感染症の専門家もいました。
ただ、(7)の安心感は決して無視はできない気もします。
それでも結論を それでも結論を
「症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ程度に考えるべき」。
今回、取材した専門家の1人のことばです。

手元にマスクが無いならば、あまり気にせず、手洗いや睡眠をしっかりとって体調を整えておくなどの対策に力を入れるのがいいと考えられます。
ただ、感染のリスクを下げるべき人たち、つまり持病があったり、高齢であったり、またウイルスに感染しやすくなっている妊婦であったり、感染症のハイリスクとされる人たちは、マスクをつけるほうがいいでしょう。
現在、マスクが品薄と報じられていますが、正しくつけられていないマスクは感染予防の意味がありません。
マスクを必要とするハイリスクの人たちに、どうすればマスクを届けられるのか、一緒に考えていければと感じました。
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政府は「国内発生の早期」であるが、国民は「市中感染」の段階とほとんど、考えている。
( 「市中感染」の前の「国内発生の早期」であるが、「確実に蔓延期に移行する」としている。)


新型コロナ 流行? 初期? 拡大期?
どう感染ピークを遅らせ、全体人数を下げることができるか?国、地方自治体、医療、各個人で「準備」が必要!
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専門家の一つの見解

すでに全国で数千人の感染者

終息までには年単位、終息までには、1年、2年はかかる


8.3割は、「軽症」である。( 1.5割は「重症」、0.2割は「重篤」)

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花粉症の季節も近い、どうしても必要な人は、「作成マスク」で凌ぐ?


マスクを自家製する

( マスク不足解消のため、緊急のため、ネットにあるもの一部分を引用しました。)


王林ちゃん マスク スケッチ00

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参考

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アルコール消毒スプレーは手作りできる〜新型コロナウィルス予防に知っておきたい!!
アルコール消毒液の作り方

新型コロナウィルスの感染防止から、マスクがお店から消えてしまいました。

探すのに苦労されている方が多いと思います。

さらに続いてアルコール消毒液も品薄になってきているようです。

お店に行っても「売り切れ」になっていることが多いのではないでしょうか?


アルコール消毒液は家庭で簡単に作ることができますので、商品が入手できない場合の参考にされてはいかがでしょうか?

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アルコール消毒液の材料・作り方

「無水エタノール」+「精製水」

たったこれだけで、アルコール消毒液ができてしまうのです。

 

ただし、濃度には注意が必要です。

厚生労働省のサイトを参照しますと

手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。

と記されています。

 

新型コロナウィルスの消毒に効果があるのは70%のアルコールです。

しかし、市販されているエタノールは70%以上の濃度であることが多いため、水で薄めて使用するということになります。

この2種を使用します。

無水エタノール、精製水、どちらとも薬局やドラッグストアで販売されているものです。

自分は石鹸作りをする際に、精製水はよく購入しますが100円以下で購入することがほとんどですので、そんなに高価なものではありません。

新鮮度を考えると、手作りした方が良いのかな?という気がします。

上記の無水エタノールは、アルコール99.5%以上になっているので、アルコール濃度が高いため水で薄めます。

無水エタノール:精製水の割合は「8:2」

100mlのアルコール消毒液を作る場合

無水エタノール:80ml

精製水:20ml

を混ぜて使うことになります。

一度、作ったアルコール消毒液はできるだけ早く使い切るようにしましょう!!

新型コロナウィルスだけではなく、風邪、インフルエンザの予防としても使えますので、アルコール消毒液の作り方を知っておくことはメリット多そうですね。

 

 

消毒スプレー(液)とは

消毒とは、あくまでも対象物に付着した病原微生物の活動を弱めることで、 人体に有害な物質を除去または無害化するまで減らすことです。

決して「滅菌」ではありませんので、ご理解願いたく存じます。

予防法の一つとして効果があるということは、厚生労働省からの通達がありますので、実行するに越したことはないということです。

 

マスクもなかなか入手できず、

市販の除菌スプレーや消毒スプレーも品薄となった今、

自分の予防品を自分で作るということを考えておかなければならないということですね。

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「消毒液」売り切れ続出! 家にあるモノで簡単に作る方法

 マスクどころか、消毒液まで店頭から姿を消している。小さな子供や高齢者を抱える家庭は不安でいっぱいだが、消毒液がなければ家庭で作ってしまおう。

 広島市では「消毒液の作り方と使用上の注意(次亜塩素酸ナトリウム)」をホームページで公開している。ノロウイルス対策としてだが、除菌に関しては同じことだ。

 次亜塩素酸ナトリウムと聞くと、なんだかオドロオドロしい感じがするが、広島市が紹介しているのは市販されている台所漂白剤「ハイター」(花王)などを使ったやり方。

 例えば、キッチンハイターの次亜塩素酸の濃度は約5%。ただし、それをそのまま使うと強すぎるため、250倍に薄めて「0.02%」に希釈してから使う。花王によると、キッチンハイターのキャップ1杯は約25ミリリットル。つまり、キャップ1杯を6.25リットルの水で薄めれば簡単に出来上がり。トイレの便座やドアノブ、手すり、床などの除菌に使用できる。

 もっとも、皮膚への刺激が強いため、手洗いには使用してはいけない。
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2019年1月18日
ノロウイルスで嘔吐…家庭での消毒、除菌グッズの選び方

冬場はノロウイルスによる食中毒や感染症が増えますね。家庭で下痢や嘔吐(おうと)が発生したときの、正しい掃除法を知っていますか? 除菌や消毒をうたう市販の掃除グッズには、大きく分けて2タイプあります。「ほとんどのウイルスに効く」「ノロ○○」とうたった製品もありますが、正しく選んで使わないと、ノロウイルスを排除できていないかもしれません。


殺菌・抗菌・除菌・滅菌・消毒… 何が違う?効果は?
医療と健康のホント
固定するアルコール系、破壊する塩素系
 私たちが普段使っている除菌スプレーや消毒グッズ。よく見ると、主な成分は2タイプに分類できる。
 一つは「キッチン用アルコール除菌」などと書かれていることの多いエタノールなどのアルコール系で、もう一つは「ハイター」や「ミルトン」などで知られる次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系。微生物の制御に詳しい東京医療保健大学教授の岩澤篤郎さんによると、両者は働き方(殺し方)が少し異なる。
 詳しくはわかっていない部分もあるというが、アルコール系は、油を溶かす働きがあり、微生物の脂質の膜を壊したり、構造のすきまから入り込んで微生物が生きていくための機能をそいで殺す。一方、塩素系は、微生物の主にたんぱく質を酸化して、構造を壊して殺すと考えられているのだという。
 岩澤さんは「酸化はダイナマイトで壊すイメージ、アルコールはコンクリートでその場に固めてしまうイメージです」と話す。


ウイルスにも2タイプある
 では、どちらがノロウイルスに効果的かというと、実はウイルスにも2タイプあって、消毒成分への抵抗力に違いがある。
 一つは、ウイルスの粒子(たんぱく質のカラ)の周りに「エンベロープ」と呼ばれる脂質の膜をまとっているタイプ。これらは、脂質の膜を利用して人などの細胞に感染するため、脂質の膜を壊してしまえば感染力を失う(不活化)。このため、アルコール系でも簡単に不活化できる。インフルエンザウイルスなどはこちらに該当する。
 もう一つは、脂質の膜をまとっていない「ノンエンベロープ」と呼ばれるタイプ。胃腸炎を起こすノロウイルスやロタウイルスなどが該当するのだが、こちらはちょっと手ごわい。脂質の膜がないためアルコール系は効きづらく、不活化するには、たんぱく質のカラを物理的に破壊する塩素系のほうが効果的なのだという。


ただ、最近では「酸性度を高めた」とか「広範囲のウイルスにきく」とうたうアルコール系の除菌・消毒グッズもある。アルコール系も効果はあるのだろうか?
ノロウイルスにもアルコール系が効く?
 実は、ヒトに感染するノロウイルスは、培養する技術がまだ確立できていないため、「本当に効くのかどうか」は、本当のところはわからない。とはいえ、まったく効果を調べられないわけではなく、ノロウイルスに近いネコカリシウイルスというウイルスを使って、除菌・消毒グッズの効果を調べた研究がある。
 国立医薬品食品衛生研究所のチームは2015年度に、市販されている除菌スプレーや医薬部外品の消毒グッズなど21種類(塩素系10種類、エタノール系11種類)について、ネコカリシウイルスをどれくらい不活化できるかを調べた。
 その結果、有機物のない環境であれば、塩素系は7種類に「十分な効果(ウイルス量が1万分の1以下)」が認められた。アルコール系は、「十分な効果」が認められた物はなく、7種類に「効果(100分の1以下~1万分の1未満)」があった。
 一方、実態に近づけるように有機物(肉エキス)を加えた環境では、塩素系は3種類が「十分な効果」に相当し、アルコール系は3種類に「効果」が認められたが、他はすべて「効果なし」だった。


 この結果が意味するところは、次の三つに整理できる。①塩素系の方がアルコール系よりも、ノロウイルスの感染力を弱める効果は高いものが多い。②アルコール系でも、ある程度効果のあるものもある。③ただし、便や嘔吐(おうと)物などの有機物が残っている状態では、どちらもウイルス量を減らす効果は落ちる。
 つまり、何を選ぶかも大切だが、どう使うかも大切だということ。便や嘔吐物をいい加減に拭き取って、あとはドバドバと除菌スプレーをかけおく……という使い方ではあまり意味が無いようだ。有機物があると、消毒成分が有機物とも反応してしまって菌に効果的に働かないのだという。
 調査を担当した上間匡さんは「汚物などはまずきれいに拭き取ることが大切です。その上で、ドラッグストアなどで入手しやすく、効果も確実な次亜塩素酸ナトリウムが、家庭では利用しやすいと思います」と話す。
自宅で嘔吐…正しい処理方法は?
 では、ノロウイルスを、家庭で正しく処理するにはどうしたらよいのだろう。子どもが布団やカーペットの上で吐いてしまうこともあるのが現実だ。
 ノロウイルスは、患者の便1グラムに10億個ほど、嘔吐物には1グラムに100万個ほど存在し、100個以下で感染すると言われる。便が1グラム残っている状況だと、ウイルス量を1万分の1にしても、まだ10万個もウイルスが残ってしまう。乾燥にも強く、カーペットの汚染から1週間ほどにわたって集団感染が起こったケースもある。
 とにかくまずは、汚物を取り除くことが第一歩。その上で、消毒グッズや除菌グッズを使う方が良さそうだ。
 
 厚生労働省のQ&Aによると、ノロウイルスの不活化には、「塩素濃度200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭く」や、「85度以上で1分以上の加熱」が有効とされている。
 床などに飛び散った汚物を処理するときは、使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用して、まずペーパータオルで静かに拭きとる。その後、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭き取り、その後水拭きをするとよいという。家庭用の塩素系漂白剤でも代用でき、塩素濃度6%の製品なら300倍に、1%の製品なら50倍に薄めると、200ppmになる。
 家庭用の「ハイター」や液体の「ミルトン」を使った作り方は、メーカーによると次の通り。保管状況によっては塩素濃度が落ちている場合もあるので、あまり古い製品は使わない方がよいという。


 食器やタオルなどは、85度以上の熱湯で1分以上加熱するとウイルスを不活化できる。鍋に入れて煮沸すればOKだ。また、捨てられる物ならば、ポリ袋に入れて捨ててしまうという選択肢もある。
 では、鍋に入らないし簡単には捨てられない、布団などはどうしたらよいだろう?
 東京都健康安全研究センターの実験では、カーペットに熱湯をかけたり、家庭用の布団乾燥機を使ったりするだけだと、「85度以上を1分以上」という不活化条件はクリアできなかった。
 同センターの「ノロウイルス対策緊急タスクフォース」最終報告では、カーペットなら温度設定を「高」にしたスチームアイロンを、ぬらしたペーパータオルの上から1カ所に2分ほどあてる、布団なら洗濯・乾燥を行う専門の業者に依頼することが望ましいとしている。
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新型肺炎で品切れ続く…「マスク」の再利用や煮沸消毒はすべきでない? 医師に聞く



新型コロナウイルスによる肺炎への不安が高まり、ドラッグストアやコンビニエンスストアでマスクの売り切れが続出しています。新型肺炎は収束する気配がなく、しばらくは感染への不安とマスク不足が続くと考えられます。

 こうした状況を受けて、ネット上では、「数日間、同じ使い捨てマスクを繰り返し使っても大丈夫?」「煮沸消毒をして使い捨てマスクを再利用できないか」など今後の対策を考える人も現れています。使い捨てマスクは再利用する目的では作られていませんが再利用を考えられないか、内科医の市原由美江さんに聞いてみました。

煮沸すると耐久性に懸念も
Q.マスクが新型肺炎の感染予防に効果があるとして、多くの人がマスクを購入していますが、「ウイルスはマスクの繊維の穴よりも小さく、簡単にすり抜けてしまい予防効果はない」という声もあります。新型コロナウイルスはどうなのでしょうか。

市原さん「マスクを正しく使っている場合、新型コロナウイルスがマスクをすり抜けて感染する可能性は低いです。ウイルスは、空気感染するものと、飛沫(ひまつ)感染や接触感染するものとに分けられます。麻疹(はしか)ウイルスなど、空気感染するウイルスは空気中を浮遊するため、マスクをしていてもマスクと顔の隙間から感染したり、マスクを通過して感染したりします。

一方、飛沫感染や接触感染するウイルスは、くしゃみやせきで放出された唾液中にウイルスなどの病原体が混ざっており、唾液(飛沫)が鼻や口に付着した場合や、ウイルスが付いた手で鼻や口を触った場合に感染する仕組みです。新型コロナウイルスは飛沫や接触で感染するウイルスなので、マスクをすり抜けて感染する可能性は低いです」

Q.では、新型コロナウイルスの感染予防にマスクをすることは有効なのですね。

市原さん「感染していない人がマスクをするのは、周囲からの飛沫感染、そしてウイルスが付いた手で鼻や口などを触ることによる接触感染を防ぐためです。感染を防ぐための手段としてマスクをすることは、基本的には有効だと思います。

ただし、マスクを正しく使うことが大切です。鼻と口をしっかり覆って隙間がないようにする▽一度外したら再度着けずに新しいものに交換する▽マスクの表面を触った手で鼻や口に触れない――などです。

マスクにウイルスが付着していた場合、取り外すときなどにマスクの表面を触ってしまうと手に付着し、その手で鼻や口を触ると感染する可能性があるからです。マスクによって飛沫感染は防ぎやすくなりますが、接触感染には十分注意が必要です」

Q.感染予防に有効ということで、世の中では各地でマスク不足が起きているようですが、使い捨てマスクを数日間、繰り返し使うことはできないのでしょうか。

市原さん「マスクを着けて長時間過ごすと、マスクの表面にウイルスが付着している可能性があります。一度使ったマスクを繰り返し使うことはおすすめできません。基本的にマスクは、一度外したりずらしたりしたら、新しいものに取り換えることが基本です。マスクを着けた時間の長さで交換頻度を決めるものでもありません。

もちろん、誰かのせきやくしゃみで飛沫が付着した可能性があるときは、すぐに取り換えることが望ましいです」

Q.ネット上には、「一度使用した使い捨てマスクを熱湯で煮沸消毒すると殺菌でき、繰り返し使えるのではないか」という声もあります。煮沸消毒することで再利用できるのでしょうか。

市原さん「新型コロナウイルスには、煮沸消毒やアルコール消毒が有効です。そのため、使い捨てマスクを煮沸することで、ウイルスは除去できますが、煮沸の場合、マスク自体の耐久性が心配です。煮沸するよりは、マスクのアルコール消毒をしっかりする方がいいでしょう。ただ、今回のような緊急時のみにしてください」

Q.以前よりも目にする機会は減ったものの、布マスクも販売されています。布マスクを安心して再利用するにはどのようにすればよいでしょうか。

市原さん「布マスクは洗濯して乾かせば、繰り返し使えるメリットがあります。しかし、洗濯だけではウイルスが除去できるか分からないため、念のため煮沸消毒してから洗濯するといいでしょう。もしくは、洗濯してからアルコール消毒してもよいでしょう」

Q.マスクをどうしても購入できない場合、何らかの代替手段はあるのでしょうか。マスクを手作りするという人もいるようですが、市販品と同じ効果が期待できるマスクを素人が作ることは可能でしょうか。

市原さん「マスクの目的は、飛沫感染やウイルスの付いた手で鼻や口を触ることによる接触感染を防ぐことなので、鼻や口を覆えるものであれば代用は可能です。布でマスクを手作りすることに問題はないと思います」

Q.マスクさえしておけば、新型肺炎に感染するリスクをかなり下げられると思ってよいですか。

市原さん「過信してはいけません。マスクは感染予防に基本的には有効ですが、完全ではありません。基本的なことですが、手洗いを徹底し、鼻や口など顔を不用意に触らないことがとても大切です」

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kyoto00glo at 06:03│Comments(0)

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