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2019年09月30日

京都の新たなのみの市 「平安蚤の市」 平安神宮近く

京都の新たなのみの市  「平安蚤の市」 平安神宮近く


   京都で「のみの市」と言えば、東寺や北野天満宮などで毎月開かれる、古くからの市を思い出す人が多いと思います。
そんな中、今年度始まった、一風変わったのみの市が若者を中心に人気を集めています。

大切そうに抱えられてきたのは、交通安全のマスコット人形。お値段、3万円。
サンゴのかけらは600円です。
買い求める人たちには、若者の姿が目立ちます。
聞いてみると、「楽しいですね、個性的な店がすごく多いんで」とか「昔使っていた人の歴史を感じるというか、宝探しみたいな、感じ」などと話していました。
今年度から始まった「平安蚤の市」です。
毎月10日前後に開催され、出店数はおよそ140に上ります。
並べられているのは一見するとガラクタのようなものばかり。しかし訪れる人にとっては価値があります。これらは「古道具」と呼ばれています。
出展者は「骨とうまで価値があるものではなく、保証された価値もないし、もっと気軽に買って飾ってとか、使ってもらえるようなものなので」と話していました。
「平安蚤の市」を中心になって立ち上げたひとり、仲平誠さんは、運営側として出店者をサポートしてきました。
仲平さんは、伝統的な「のみの市」とは違い、若手の古物商たちが気軽に出店できるような場所を探していたといいます。
「京都でも北野天満宮の天神市とか、東寺の弘法市とかあるんですけれども、どうしてもベテランの方が中心になっていて、歴史も古いですし、まだお店を始める前とか始めたばかりの人が参加しやすい場所というのが、ちょっと関西には無かったので、作ってみたいと思って作りました」と話してくれました。
市内で古道具を扱う店を経営する仲平さん。
最も重視したのは、出店者へのハードルを下げることです。
区画の広さに応じて出店料を3段階に設定。
一番小さなスペースでは4500円に抑えました。
毎回1か月前からインターネットのホームページで出店者を募集しています。
仲平さんは「明確にホームページで、募集のサイズはこれだけですよ、出店料はこれだけですよ、というような一回きりの出品でも全然いいですよっていう参加しやすい形というのを意識して作ってみました」と言います。
京都だけでなく、全国各地から出店者が集まってきています。
聞いてみると、「きょうは新潟から出店させていただいております。一度にたくさんの方に、目に触れていただける機会っていうのはなかなか地元ではないので」とか、「ほかの所はもう私らがこういうのをやる前から、もうずっとあるものなので、敷居がちょっと高いイメージがあって、スタートからだとちょっと入りやすい」などと話してくれました。

さらに、思ってもいなかった反響もありました。
のみの市が開かれる岡崎公園は外国人観光客にとっての人気のスポット、平安神宮の参道に位置しています。
南米のウルグアイから訪れた人は、「とても素敵な市場だね。そこの神社まで歩いて来たんだけど、たまたま市場を見つけて、結局ここで長時間、過ごしてしまっているよ」と話していました。
仲平さんは、こうした外国人観光客への浸透がのみの市のさらなる発展に重要だと考えています。
仲平さんは「旅の1つの目的になると思うので、それがこの観光地の京都にあったら、絶対海外の方も嬉しいはずなので、海外の方にもアピールできるようにこれからちょっともっと広く宣伝していきたいなと思っています」と話します。
末永く京都に根づくのみの市へと育てられるのか。
客層をさらに広げられるかが鍵を握ります。

仲平さんは、「平安蚤の市」を海外の旅行雑誌にも掲載してもらうなどして、外国人観光客の取り込みを図りたいとしています。


kyoto00glo at 06:12│Comments(0)

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