京都 琵琶湖疏水カフェ、限定オープン京都 桜並木のトンネルを抜けるように進む疏水船

2018年03月30日

そうだ、週末は京都に行こう!京都・円山公園の桜絶景レポ

そうだ、週末は京都に行こう!京都・円山公園の桜絶景レポ
円山公園 しだれ桜500

連日のポカポカ陽気の影響を受け、桜が急ピッチで開花! 「このままでは満開を通り越してしまう!」と、仕事を早々に切り上げて一路京都へ。今日のお目当ては円山公園。「関西から行く!奇跡の絶景桜」でチェックしていた「『祇園の夜桜』として有名なシダレザクラ」を目に焼き付けなくては!

■ 最寄駅で下車せずに、桜散歩を楽しむ!

地下鉄でアクセスする場合、最寄り駅は東西線東山駅。しかし、せっかくだから道中の桜も拝まなくてはと、隣の三条駅で下車し、高瀬川沿いの桜並木を楽しむことに。三条大橋の上から見る鴨川沿いの桜は、どうやらほぼ満開。ふと足元に目を向けると、花びらがヒラリと舞っている。「え?もう散りはじめ??」と、焦っても仕方ないと知りつつも足早に木屋町通りへ。

■ 平日でもたくさんの人でにぎわう桜並木

高瀬川沿いの桜は、まだ散ってなくて(ホッ)、まさに見ごろ。平日ながらもたくさんの人が桜並木を楽しんでいる。夜にはライトアップされ3/31(土)、4/1(日)には「桜まつり」も開催されるというから楽しみだ。

■ 着物姿の人々が桜並木に映える!

何だか、着物姿の人がやたらと多い。花火×浴衣のように、京都では桜×着物が定着しつつあるのかも。華やかな春らしい色合いがかわいくて、デニムで来てしまった自分を呪う。

■ 八坂神社は、さながらお祭りのような賑わい

四条通りを進み、八坂神社を抜けて円山公園に向かうことに。境内には屋台が並び、お祭りのような賑わい。「京名産 焼竹の子」という春らしい屋台グルメに惹かれながらも、目指す「祇園の夜桜」へ。

■ 楽しそうな宴には目もくれず・・・目指すは「祇園の夜桜」!

円山公園に入ってすぐ、目に飛び込んできたのはソメイヨシノの下で宴に興じる人々。どうやらココは茶店で料理を注文した人だけが利用できる席のようだが、とにかく楽しそう。「いつかはココで…」と、望みを胸に抱きつつ「祇園の夜桜」を探す。

■ 写真じゃ伝えきれない!マジックアワーの桜にうっとり。

円山公園には約680本もの桜があり、園内をピンク色に染めている。ソメイヨシノに見とれながら歩き進むと、貫禄たっぷりの大木「祇園の夜桜」が目に飛び込んできた! 折しも時は夕暮れ。グラデーションがかかった美しい空と咲き誇る桜に、しばしシャッターを押す手を止めて見とれてしまう。まだライトアップはされていないが、夕暮れの景色を眺めつつ、ライトアップを待つ人がいっぱい。スマホで写真を撮る人が多いなか、三脚に一眼レフという、本気モードな写真家の姿も。

■ 気づけばライトアップの時間。昼間とは別の美しさに息をのむ。

18:30ごろ、いつのまにかライトアップされていることに気付く。まだ夕空なので、「夜桜」と呼べる景色ではないものの、納得のいく美しさ。暗闇に桜が浮かぶ夜桜はもちろん、刻々と空の色が変わる空とのコラボが美しい夕暮れ時もおすすめです。

【桜DATA】見ごろ:3月下旬〜4月上旬 本数:シダレザクラ、ソメイヨシノなど約680本 ライトアップ:3月下旬〜4月上旬 時間:日没〜24:00(予定) ※昼夜入替なし 料金:無料

■円山公園 住所:京都市東山区円山町ほか 電話:075-561-1350(公益財団法人京都市緑化協会) 時間:入園自由 休み:なし 料金:入園無料 駐車場:134台(250円/30分) アクセス:京阪祇園四条駅より徒歩10分

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なぜ、ソメイヨシノはいっせいに散るのか?

わたしたちがもっとも親しんでいるソメイヨシノは、開花から満開(花が80%以上が咲いた状態)までの日数が九州から関東までは約7日、北陸から北海道までが5日ほど。そして、満開から数日するといっせいに散り始めます。ということは満開から10日ほどで散ってしまうことになります。日本花の会主幹研究員の和田博幸さんによると、「花冷えで気温が下がれば2週間ぐらい持ちますが、逆に気温が高いと1週間で散ります」花が散るのは、花びらの根元に離層という細胞層が形成され、それまで付着していた花托(かたく)から切り離されるからです。そのため満開になるまでは風が少々吹いても花は散りませんが、満開を過ぎると風が吹かなくても散るのです。

江戸染井村の植木職人がルーツ?
ではなぜ、ソメイヨシノはいっせいに散るのでしょうか? ソメイヨシノは、江戸時代後期に染井村(現在の東京都練馬区)の植木職人によってつくり出されたといわれています。しかし、ソメイヨシノ同士では交配できず、接ぎ木でしか殖やせません。そのため、ソメイヨシノは1本の原木から接ぎ木によって増えていった、同じ遺伝子を持つクローンなのです。野生のヤマザクラのように、それぞれが異なる遺伝子であれば、個体によって開花のタイミングも異なりますが、ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持っているクローンですから、その地域で気温の条件などが揃えば、いっせいに咲き始め、満開となり、散っていくのです。

日本人は散り際にも惹かれる
こうして生まれたソメイヨシノは、育てやすいことや樹高もそれほど高くないこと、花がいっせいに咲くことから、花見に向いており、またいっせいに潔く散る様子が日本人の感性と合っていたため、全国に広がっていきました。いまや日本中の桜の約8割がソメイヨシノといわれています。花がいっせいに散る「桜吹雪」も見逃せませんね。お濠や池の水面を桜の花びらが埋め尽くす「花筏(はないかだ)」もソメイヨシノならではの風物詩で、俳句の季語にもなっています。満開の頃とは別の美しさを魅せてくれる、散り際のソメイヨシノにも注目して、桜シーズンを満喫しましょう。
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kyoto00glo at 06:12│Comments(0)

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