映画「嵐電」、男女の交錯描く 来年公開、京撮と北白川派連携京都の気温、言い伝え通り 小学生らが観測

2018年03月18日

漢字の起源や文化、幅広く研究 29日、京都で学会設立総会

漢字の起源や文化、幅広く研究 29日、京都で学会設立総会

 国内の国語学や中国語学、哲学の研究者らが、漢字文化について研究する「日本漢字学会」を近く立ち上げる。市民の参加も受け入れ、漢字の起こりや書道文化、漢字教育や政策など幅広い分野について研究を深める。学会設立準備事務局によると漢字そのものについての学会は日本で初めてという。29日に京都市左京区内で設立総会や記念シンポジウムを行う。

 これまで漢字に関連する研究は中国語や東洋史などの学会で行われてきたが、文献や史料の内容に関するものが多く、漢字そのものに重点を置く学会はなかった。日本漢字学会は、生活と密接な漢字文化の発展を目指して設立。日本漢字能力検定協会(東山区)が呼び掛け、中国語学や中国文化史が専門の阿辻哲次・京都大名誉教授をはじめ、国語学の池田証壽・北海道大教授や木田章義・京大名誉教授、韓国・朝鮮哲学の小倉紀蔵・京大教授らが発起人に名を連ねる。

 同学会では漢字の発生や変遷など漢字そのものや、書道や文献など漢字を用いた文化、常用漢字表の改定などの漢字政策などを研究対象とする。文字変換などデジタル社会での漢字処理の変遷や漢字文化圏の比較研究も行う。一般市民の参加も呼び掛けており、学会設立準備事務局は「広く門戸を開いて、新しい時代の学会にしたい」としている。

 設立総会と記念シンポジウムは29日に左京区の京都大百周年時計台記念館で開く。総会は午後1時、シンポは同2時から。入場無料。定員300人。申し込みは「漢字カフェ」のホームページから行う。締め切りは19日。問い合わせは事務局075(757)8686まで。


kyoto00glo at 06:12│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
映画「嵐電」、男女の交錯描く 来年公開、京撮と北白川派連携京都の気温、言い伝え通り 小学生らが観測