2017年05月31日
京都 ワコールが京町家生かした宿泊事業に参入
京都 ワコールが京町家生かした宿泊事業に参入
ワコールは30日、京町家や古民家を生かした宿泊事業に参入すると発表した。借り上げた京町家を改修し、簡易宿所として運営する。来年4月に京都市内で2、3店舗を開業し、平成34年中に同市で50店舗前後の出店を目指す。事業費などの詳細は今後詰める。
訪日客や国内のレジャー客を呼び込む狙いがあり、将来は京都府内や他府県への進出も検討する。
京町家とは、昭和25年以前に建てられた伝統的な木造家屋。京町家の宿泊施設を運営するトマルバ(京都市下京区)によると「市内に4万軒はある京町家のうち15%が空き家で、新規参入による宿泊施設への改修が増えている」という。
ワコールでは、絵画や演劇などイベントのノウハウを持つ子会社や、JR京都駅近くで昨年10月にオープンした情報発信拠点「ワコールスタディホール京都」と連携し、宿泊客に京都の文化などをテーマにした体験プログラムも提供する。
kyoto00glo at 06:06│Comments(0)