2020年11月

2020年11月30日

コロナの“いま” 10の知識 厚労省がHP公開、ポイント押さえ予防を

コロナの“いま” 10の知識 厚労省がHP公開、ポイント押さえ予防を


 冬に向け、感染者の増加が止まらない新型コロナウイルス。厚生労働省は10月末から、予防のための基本情報や最新の状況をまとめた「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」をホームページ(HP)で公開している。この情報に最新のデータも加え、紹介する。ポイントをおさらいし、予防を徹底したい。 
コロナ 年齢別 リスク


◆国内の感染者
 11月29日現在、14万4653人(空港検疫、チャーター便帰国者を含む)。年代別では20代が最多。


◆重症化、致死率
 重症化や死亡の割合は高齢者で高く、若者は低い傾向=表。6〜8月に診断された人で、重症化し集中治療室に移るなどしたのは全体の約1.6%、死亡は約1%。


◆重症化しやすいのは
 高齢者と基礎疾患がある人。慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満はリスクが高い。妊婦や喫煙歴がある人も注意が必要とされる。


◆他の人に感染させる可能性がある期間
 発症2日前から発症後7〜10日間程度で、発症直前から直後は特にウイルスの排出量が高まるとされる。


◆感染者が他の人に感染させている割合
 2割以下。感染者がマスクを着ければ、接触した人が吸い込むウイルスの量は減る。人と接する時はマスク着用、体調が悪いなら外出を控える。


◆どう治療する
 軽症の場合は経過観察だけで自然に良くなる例が多い。必要なら解熱剤などで対症療法をする。呼吸不全を伴うと酸素投与やステロイド薬、抗ウイルス薬を投与。改善しなければ人工呼吸器などで集中治療をすることがある。治療法の確立で、重症化し入院した人で死亡するのは6月5日以前の19.4%に対し、同6日〜9月4日は10.1%。


◆感染拡大防止策
 主な経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染で3密が高リスク。図のような五つの場面には要注意。
コロナ 5つの場面

◆診断のための検査は
 主にPCR検査と抗原検査。鼻の奥のぬぐい液や唾液、鼻の入り口のぬぐい液で、体内にウイルスがあるかを調べる。抗体検査で分かるのは感染歴。


◆海外と比較すると
 10月下旬で見ると、米国やフランスなどの人口100万人当たりの新規感染者数は3桁台だが、日本は1桁台。ただ11月中旬以降は日本も2桁台と増加傾向。


◆ワクチンの現状
 国内外で多数の研究が進行中で、すでに臨床試験段階のものも。開発中のワクチンを投与した人の方が、投与していない人よりも発症した人が少なかったとの中間結果を発表した製薬会社もある。ただ、国内供給が計画される4社の海外ワクチンでは、接種後に接種部位の痛み、頭痛、倦怠(けんたい)感、筋肉痛などがみられたことが報告されている。有効性や安全性、副反応に関してはさらなる情報を待ち、確認する必要がある。


 10の知識は、厚労省HP内にある特設ページ「新型コロナウイルス感染症について」から。


新型コロナウイルス感染症について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html 

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新型コロナ 何が正解なの? コロナ対策 ~感染制御の専門家に聞く~ ( 堀賢・順天堂大学大学院教授 )

(  バーベキューなど、野外なら安全ではない「三密」に注意!!  「マイクロ飛沫。飛距離は8メートルにも」) 
新型コロナの感染 注意

(  バーベキューなど、野外なら安全ではない「三密」に注意!!  「マイクロ飛沫。飛距離は8メートルにも」)



堀賢・順天堂大学大学院教授
マイクロ飛沫 8m

飛沫が飛ぶ様子(堀賢教授提供)【時事通信社】

 新型コロナウイルスの猛威が続いています。1日の感染者数が全国で2000人を超える日もあり、第3波の襲来とも言われています。
 これからどうなるのか。不安の声がある中、どのように行動すればいいのか、戸惑う人も多いと思われます。そこで、感染制御の専門家で、明快な解説で知られる順天堂大学大学院教授の堀賢先生に、私たちができる対策について伺いました。(聞き手・本文 医師・海原純子)

新型コロナの感染 注意

新型コロナウイルスはどうやって感染するか(堀賢教授提供)【時事通信社】

 ――11月の第2週以降、感染者の急増に伴い、世の中の緊迫感が急に高まったように感じます。それまでは、春頃と比べて、かなり緩いなという雰囲気でした。

 春頃は、非常に強い緊張感が、社会全体を覆っていました。そこには、五つの要因があったと思います。

 一つは、新型コロナウイルスが全く未知のウイルスであったということ。二つ目は、PCRの検査体制も十分とはいえなかったこと。当時は1日300検体くらいしかできなかったですね。

 三つ目は、治療法が分からなかったこと。四つ目は、医療の受け入れ態勢が整備されていなかったこと。五つ目は、メディアで連日、あおるような報道がされたこと。それらが、社会的危機感を生んだのだと思います。

 これに対して、秋以降は「第2波の時は、ロックダウンもせずに、何とか乗り越えてきたじゃないか」という安堵感がある一方で、「コロナ疲れ」という感じも広がってきていました。緊張感が薄れていた感じですね。

 新型コロナウイルスは、潜伏期間が長く、きょうの行動の結果が2週間後に出るという状況ですから、感染の予測が立てにくく、「この様子なら、まあ大丈夫じゃないかな」という気持ちになっていたのでしょう。

 ◆コロナとの闘いは長丁場
マイクロ飛沫 8m

(図1)上=通常の飛沫。約1~2メートル飛んでいる。下=マイクロ飛沫。飛距離は8メートルにも(堀賢教授提供)【時事通信社】

 ――新型コロナは、経済にも大きな打撃を与えています。政府は、コロナ対策と経済の両立を目指していますが、そもそも、両立は可能なのでしょうか。

 コロナとの闘いは、長丁場と言われています。重症者や死亡者を増やさないように、行動変容を呼び掛け、医療のキャパシティーを増やしながら、経済を可能な限り回すという方針だと思います。

 今は状況を見ながら、ぎりぎりのところまで経済を動かすということでしょう。ただ、重症者の在院日数は長いですから、すぐにはベッドが空きません。

 重症者のベッドが逼迫(ひっぱく)した段階でブレーキを踏んでも、その後、2週間は重症患者が一定割合で増え続けますから、超過死亡※が出てくる恐れがあります。余裕を見ながら、早め早めの対応が必要です。

 ※超過死亡=統計などから予想される死者数を実際の死者数が上回る現象。パンデミックでは、急激な医療需要増で医療が受けられない人々が出たときに発生しやすい。

 ――医療体制も日々、状況が変化しています。地方によっては、医療崩壊が起こるリスクもあるのでしょうか。


 北海道などは、札幌市を中心に、すでに医療供給体制が逼迫してきています。また、流行が急激に拡大すると、スタッフや一般診療の患者が市中で感染し、院内に持ち込むケースが必然的に増えます。

 そうなると、院内クラスターが発生して、診療停止に追い込まれる医療機関が増えて、さらに医療崩壊のスピードが速まる可能性が高くなります。11月中旬以降の旭川市がその状態に陥っています。


◆マイクロ飛沫はすごく飛ぶ
コロナ禍 旅 対策

(図2)旅行関連の業界団体などで作った「新しい旅のエチケット」ポスター。この他、交通編、飲食編、宿泊編など、場面ごとの新エチケットを提案したバージョンがある(日本旅行業協会ホームぺージより)【時事通信社】

 ――これから乾燥がひどくなる季節です。でも、寒くて窓を開けるのが嫌で、換気も十分にできないことが増えそうです。この季節に気を付けたいポイントを教えてください。

 湿度が低い場合、飛沫が飛びやすく、漂う時間が長いということは、実験で分かっています。動物実験では、湿度が低い方が感染が拡大しやすいことが、確かめられています。ただ、それがそのまま、人間の感染拡大に当てはまるかどうかは、確認されていません。

 ウイルスは粒子ですから、意思を持っているわけではなく、冬になったことをウイルス自身が察知して、感染力を強くするわけではありません。ただ、ウイルスを運ぶ水滴の状態が変化して、感染力に変化を及ぼす可能性はあるかもしれません。

 新型コロナウイルスは、マイクロ飛沫という普通の飛沫より小さい粒子が、感染の拡大に関わっているとされています。(図1参照)

 飛沫は、感染者の口から飛び出した後、1~2メートルで自然落下して、これが人の目、鼻、口の粘膜に直接触れることで感染します。これに対し、マイクロ飛沫は、粒子が小さく、気流に乗って数十メートル先にも飛び、その先にいる人にエアロゾル感染を引き起こします。

 「3密」状態というのは、密閉、密集、密接な状態ですから、マイクロ飛沫が長時間漂う条件がそろっており、クラスターを引き起こしやすいと考えられています。

 ◆野外なら食事も安心?
クラスター 5つの場面-s

(図3)新型コロナウイルス感染症対策分科会が発信した「感染リスクの高まる5つの場面」(内閣官房ホームページより)【時事通信社】
クラスター 5つの場面0-s

 ――感染予防対策ですが、施設によって、かなり差があると思います。飲食店だと、しゃべりながら食べている客に注意しない、できない管理者などが気になります。ハンバーガー店の密な状態で、大声で話しながら食べている若者とか。対策の徹底が大事なのに、行政は施設側に任せている状態です。

 難しいですね。店としては、やっと来てくれたお客に対して、注意しにくいですよね。しかも、自分もあまり詳しくは知らないことですので、反論されたら、引き下がるしかありません。

 むしろ、この件は、日本人の「他人に迷惑を掛けないようにする感性」を利用して、マナーやエチケットとして、国民共通のおしゃれなキャンペーンのようなもので解決を目指したらいいのではないでしょうか。

 旅行関係団体が作った「新しい旅のエチケット」(図2)のポスターは、嫌みもなく、なかなかよくできていますよね。

 ――感染予防対策も、企業によって、かなり格差があるのが気になります。

 よく観察すると、ポイントを外した対策をしている企業も、かなり多いですね。例えば、会社の喫煙室で、話しながら喫煙している場面では、空気清浄機によってウイルスが除去されたとしても、至近距離で会話をすることで、依然として飛沫を浴びていることになります。

 バーベキューなど、野外なら安全と考えている人がいます。野外では、風でマイクロ飛沫が希釈されたり、飛んで行ったりしたとしても、人の口から出た飛沫は、目の前の食べ物の上に落ちたりして、感染のリスクがあるんです。

 ――なぜ、そういうふうになってしまうのでしょうか。

 それは、分科会(新型コロナウイルス感染症対策分科会)が発信した「感染リスクの高まる5つの場面」(図3)を見れば、よく分かります。

 この絵は、「注意しましょう!」だけで終わってしまっていて、「だから、こうしましょう!」という発信がない。ですから、市井の人たちには「どうしたらいいのか」が十分、伝わってきません。そんなことでは納得できないから、行動変容が起きるわけないんです。

 納得していない人が、これまでの自分の行動を変えたりできますか。感染制御を専門にしている人たちは、政府の発信に、ちょっと歯がゆい思いを抱いています。


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堀 賢(ほり・さとし)

 順天堂大学大学院医学研究科感染制御科学教授、英国感染制御専門資格、ICD制度協議会感染制御ドクター。1991年順天堂大学卒業、95年同大学大学院修了、99年から英国ノッティンガム大学微生物・感染症学リサーチフェロー、2001年ロンドン大学衛生熱帯医学大学院修了。順天堂大学大学院感染制御科学講師を経て13年より現職。


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コロナ重症者331人で医療崩壊するの?って、するだろうね
全国 重傷者数 コロナ00
全国重傷者数 コロナaa


・スタッフ不足問題
・他の疾患でも人工呼吸器やエクモ使うから機材が不足の問題
・扱える人材を急には増やせない
・クラスターなれは外来入院停止
・コロナ以外で高度医療必要でも受け入れ先なくなる
・すでに新規・発熱者断り始まってる

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コロナ 対策の基本
飲食での具体的な対策
静かな会食

五小 会食 対策
クラスター 5つの場面0-s

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家庭内感染 防止
家庭内での感染対策

クラスター 5つの場面-s
5小 会食 対策00

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新型コロナ対策00

富岳の分析0a0a

新型コロナ対策 クラスター ss

手洗い 換気 マスク00 コロナ滅 500ss jpg

感染が広がった場面など 



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秋冬のコロナ対策


新型コロナ対策 基本

新型コ 症状?流れ
感染リスク(高5つ)

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https://www.mext.go.jp/content/20200605-mxt_kouhou01-000004520_5.pdf

https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf

20200903-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf
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〈新型コロナ〉秋篠宮ご一家が手作りされた「医療用ガウン」 心温まるメッセージとともに岡山市の病院へ



秋篠宮家、医療現場に手作りガウンと手書きメッセージの思い


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参考
ごみ袋で防護服、「発明家」の看護師が考案 3分で簡単

ゴミ袋で作るガウン

ガウンの簡単な作り方を紹介します

農業用ビニールシートで「医療用ガウン」を作る メモ


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 家庭内感染

家族が自宅待機-s
人から人へ 感染
人から人へ 感染 aa

飛沫感染 リスクsss
飛沫を飛ばさない行動  ss
家族が感染 対策ss
医療機関の感染者のポイント
特別な「ない」3つ 

新No3密 注意
企業の感染防止

感染が広がった場面など 

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新型コ 症状?流れ
全国と東京(感染者数と重症化数)

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児玉 龍彦 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授 説

ミネソタ大 予想 ss

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1週間あたりの感染者数

1週間の10万人あたり感染者数(都道府県別)

対策病床使用率(参考) = 現在患者数 / 新型コロナ対策病床数


【都道府県別】人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移



都道府県別 実効再生産数 Rt
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京都大ウイルス 再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授

宮澤
新しい生活様式
手洗いのタイミング
領内クラスター 防止
ハンマー&ダンス 500
ソーシャル ディス ダンス

手洗い 換気 マスク00 コロナ滅 500ss jpg


感染が広がった場面など 


外国人向け コロナ対策
飲食店向け コロナ対策


マスク効果 東大研究室

外国人向け 英語
外国人向け飲食 英語

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世界感染数 1114 ciH
米国感染者数  1114H0
日本感染者数 1114Hu
 
 
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冬は、感染拡大しやすい理由

重要 新型コロナ第1波対応を検証 「アベノマスクは失敗。一部の暴走」新型コロナ対応、民間臨調が検証 / コロナ第1波対応を検証 民間の調査会が報告書 水面下で何が 

第一波 の頃 検証00用


重要 新型コロナ「正しく恐れて」 わかってきた特徴と対策  チャートで見る感染再拡大 (第2波) 

第二波 の頃 検証



重要 新型コロナ感染者 増加傾向 専門家「第3波の可能性も」 

日本でも新型コロナ 最増加


国内感染者数0a0

新型コロナ 冬場の感染対策のポイントは / 【国内感染】1739人 3日連続で最多更新(14日23時)/ 西村経済再生相 「マスク外す場面は特に注意」「飲食店では、アクリル板の設置や十分な換気などの対策の強化が必要だ」 

日本感染者数 1114Hu


新型コロナ 日本の死者数と世界の死者数の比較
人口あたりの死亡率sas

新型コロナ 日本全体-11-22 8.21.48


グーグル 予想 コロナ01
グーグル 予想 コロナ02

全国 重傷者数 コロナ00
全国重傷者数 コロナaa
東京都 新型コロナ数 00
東京都 新型コロナ数

あなたは 「消毒液 派」VS「非接触グッズ 派」 それとも「両方」/数理モデル  PCR検査を倍にすれば、接触「5割減」でも収束可能??だったかも「話」 

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コロナ重症者 最多で医療崩壊するの?って、するだろうね


・スタッフ不足問題
・他の疾患でも人工呼吸器やエクモ使うから機材が不足の問題
・扱える人材を急には増やせない
・クラスターなれは外来入院停止
・コロナ以外で高度医療必要でも受け入れ先なくなる
・すでに新規・発熱者断り始まってる

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みんなで、医療崩壊なく、生き延びよう!

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数学的分析は「4要素」で感染防止! 【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは? (「人口密度」 「気温」 「移動」 「コンプライアンス(感染対策をしっかりと守る意識)」 )

macで分析【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?

スマホで分析(iPhone)【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?

リケジョの思考?  【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?


散歩道 【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?


【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?

女子会トーク【Q&A】新型コロナ感染の「第3波」とは?(感染拡大の4要素「人口密度」 「気温」 「移動」 「コンプライアンス(感染対策をしっかりと守る意識)」 )

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kyoto00glo at 07:00|PermalinkComments(0)

京都 新型コロナ新たに府内17人感染 ( 10歳未満から70代の男女17人が感染、経路不明は3人 )

京都 新型コロナ新たに府内17人感染 ( 10歳未満から70代の男女17人が感染、経路不明は3人 )
11月にこの言葉「いつでもマスク」政治家って何?L


 京都府と京都市は29日、新たに17人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

京都府内で新たに感染が確認されたのは、未就学児から70代までの男女17人です。
このうち家庭内で感染が確認された人が4人で、感染経路が分からない人は3人だということです。
また、京丹波町で感染が確認された4人は、いずれも大阪で感染が確認された同じ友人に会っていたということです。
京都府内で、感染が確認された人の累計は2663人で、重症者は6人となっています。
また、入院中の人や、自宅などで経過観察が必要な人は263人となっています。


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京都 10歳未満から70代の男女17人が感染、経路不明は3人 京都の新型コロナ、29日

 京都府と京都市は29日、10歳未満から70代までの男女17人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症か無症状で、3人の感染経路が不明。府内の感染者は計2661人になった。



 京都府の発表分は10人。居住地別では、京丹波町4人、京丹後市と宮津市が各2人、木津川市1人、福知山市1人。京都市は7人で、60代女性と女子高校生の感染経路が分かっていない。


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新型コロナ 何が正解なの? コロナ対策 ~感染制御の専門家に聞く~ ( 堀賢・順天堂大学大学院教授 )
新型コロナの感染 注意

(  バーベキューなど、野外なら安全ではない「三密」に注意!!  「マイクロ飛沫。飛距離は8メートルにも」)



堀賢・順天堂大学大学院教授
マイクロ飛沫 8m

飛沫が飛ぶ様子(堀賢教授提供)【時事通信社】

 新型コロナウイルスの猛威が続いています。1日の感染者数が全国で2000人を超える日もあり、第3波の襲来とも言われています。
 これからどうなるのか。不安の声がある中、どのように行動すればいいのか、戸惑う人も多いと思われます。そこで、感染制御の専門家で、明快な解説で知られる順天堂大学大学院教授の堀賢先生に、私たちができる対策について伺いました。(聞き手・本文 医師・海原純子)

新型コロナの感染 注意

新型コロナウイルスはどうやって感染するか(堀賢教授提供)【時事通信社】

 ――11月の第2週以降、感染者の急増に伴い、世の中の緊迫感が急に高まったように感じます。それまでは、春頃と比べて、かなり緩いなという雰囲気でした。

 春頃は、非常に強い緊張感が、社会全体を覆っていました。そこには、五つの要因があったと思います。

 一つは、新型コロナウイルスが全く未知のウイルスであったということ。二つ目は、PCRの検査体制も十分とはいえなかったこと。当時は1日300検体くらいしかできなかったですね。

 三つ目は、治療法が分からなかったこと。四つ目は、医療の受け入れ態勢が整備されていなかったこと。五つ目は、メディアで連日、あおるような報道がされたこと。それらが、社会的危機感を生んだのだと思います。

 これに対して、秋以降は「第2波の時は、ロックダウンもせずに、何とか乗り越えてきたじゃないか」という安堵感がある一方で、「コロナ疲れ」という感じも広がってきていました。緊張感が薄れていた感じですね。

 新型コロナウイルスは、潜伏期間が長く、きょうの行動の結果が2週間後に出るという状況ですから、感染の予測が立てにくく、「この様子なら、まあ大丈夫じゃないかな」という気持ちになっていたのでしょう。

 ◆コロナとの闘いは長丁場
マイクロ飛沫 8m

(図1)上=通常の飛沫。約1~2メートル飛んでいる。下=マイクロ飛沫。飛距離は8メートルにも(堀賢教授提供)【時事通信社】

 ――新型コロナは、経済にも大きな打撃を与えています。政府は、コロナ対策と経済の両立を目指していますが、そもそも、両立は可能なのでしょうか。

 コロナとの闘いは、長丁場と言われています。重症者や死亡者を増やさないように、行動変容を呼び掛け、医療のキャパシティーを増やしながら、経済を可能な限り回すという方針だと思います。

 今は状況を見ながら、ぎりぎりのところまで経済を動かすということでしょう。ただ、重症者の在院日数は長いですから、すぐにはベッドが空きません。

 重症者のベッドが逼迫(ひっぱく)した段階でブレーキを踏んでも、その後、2週間は重症患者が一定割合で増え続けますから、超過死亡※が出てくる恐れがあります。余裕を見ながら、早め早めの対応が必要です。

 ※超過死亡=統計などから予想される死者数を実際の死者数が上回る現象。パンデミックでは、急激な医療需要増で医療が受けられない人々が出たときに発生しやすい。

 ――医療体制も日々、状況が変化しています。地方によっては、医療崩壊が起こるリスクもあるのでしょうか。


 北海道などは、札幌市を中心に、すでに医療供給体制が逼迫してきています。また、流行が急激に拡大すると、スタッフや一般診療の患者が市中で感染し、院内に持ち込むケースが必然的に増えます。

 そうなると、院内クラスターが発生して、診療停止に追い込まれる医療機関が増えて、さらに医療崩壊のスピードが速まる可能性が高くなります。11月中旬以降の旭川市がその状態に陥っています。


◆マイクロ飛沫はすごく飛ぶ
コロナ禍 旅 対策

(図2)旅行関連の業界団体などで作った「新しい旅のエチケット」ポスター。この他、交通編、飲食編、宿泊編など、場面ごとの新エチケットを提案したバージョンがある(日本旅行業協会ホームぺージより)【時事通信社】

 ――これから乾燥がひどくなる季節です。でも、寒くて窓を開けるのが嫌で、換気も十分にできないことが増えそうです。この季節に気を付けたいポイントを教えてください。

 湿度が低い場合、飛沫が飛びやすく、漂う時間が長いということは、実験で分かっています。動物実験では、湿度が低い方が感染が拡大しやすいことが、確かめられています。ただ、それがそのまま、人間の感染拡大に当てはまるかどうかは、確認されていません。

 ウイルスは粒子ですから、意思を持っているわけではなく、冬になったことをウイルス自身が察知して、感染力を強くするわけではありません。ただ、ウイルスを運ぶ水滴の状態が変化して、感染力に変化を及ぼす可能性はあるかもしれません。

 新型コロナウイルスは、マイクロ飛沫という普通の飛沫より小さい粒子が、感染の拡大に関わっているとされています。(図1参照)

 飛沫は、感染者の口から飛び出した後、1~2メートルで自然落下して、これが人の目、鼻、口の粘膜に直接触れることで感染します。これに対し、マイクロ飛沫は、粒子が小さく、気流に乗って数十メートル先にも飛び、その先にいる人にエアロゾル感染を引き起こします。

 「3密」状態というのは、密閉、密集、密接な状態ですから、マイクロ飛沫が長時間漂う条件がそろっており、クラスターを引き起こしやすいと考えられています。

 ◆野外なら食事も安心?
クラスター 5つの場面-s

(図3)新型コロナウイルス感染症対策分科会が発信した「感染リスクの高まる5つの場面」(内閣官房ホームページより)【時事通信社】
クラスター 5つの場面0-s

 ――感染予防対策ですが、施設によって、かなり差があると思います。飲食店だと、しゃべりながら食べている客に注意しない、できない管理者などが気になります。ハンバーガー店の密な状態で、大声で話しながら食べている若者とか。対策の徹底が大事なのに、行政は施設側に任せている状態です。

 難しいですね。店としては、やっと来てくれたお客に対して、注意しにくいですよね。しかも、自分もあまり詳しくは知らないことですので、反論されたら、引き下がるしかありません。

 むしろ、この件は、日本人の「他人に迷惑を掛けないようにする感性」を利用して、マナーやエチケットとして、国民共通のおしゃれなキャンペーンのようなもので解決を目指したらいいのではないでしょうか。

 旅行関係団体が作った「新しい旅のエチケット」(図2)のポスターは、嫌みもなく、なかなかよくできていますよね。

 ――感染予防対策も、企業によって、かなり格差があるのが気になります。

 よく観察すると、ポイントを外した対策をしている企業も、かなり多いですね。例えば、会社の喫煙室で、話しながら喫煙している場面では、空気清浄機によってウイルスが除去されたとしても、至近距離で会話をすることで、依然として飛沫を浴びていることになります。

 バーベキューなど、野外なら安全と考えている人がいます。野外では、風でマイクロ飛沫が希釈されたり、飛んで行ったりしたとしても、人の口から出た飛沫は、目の前の食べ物の上に落ちたりして、感染のリスクがあるんです。

 ――なぜ、そういうふうになってしまうのでしょうか。

 それは、分科会(新型コロナウイルス感染症対策分科会)が発信した「感染リスクの高まる5つの場面」(図3)を見れば、よく分かります。

 この絵は、「注意しましょう!」だけで終わってしまっていて、「だから、こうしましょう!」という発信がない。ですから、市井の人たちには「どうしたらいいのか」が十分、伝わってきません。そんなことでは納得できないから、行動変容が起きるわけないんです。

 納得していない人が、これまでの自分の行動を変えたりできますか。感染制御を専門にしている人たちは、政府の発信に、ちょっと歯がゆい思いを抱いています。


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堀 賢(ほり・さとし)

 順天堂大学大学院医学研究科感染制御科学教授、英国感染制御専門資格、ICD制度協議会感染制御ドクター。1991年順天堂大学卒業、95年同大学大学院修了、99年から英国ノッティンガム大学微生物・感染症学リサーチフェロー、2001年ロンドン大学衛生熱帯医学大学院修了。順天堂大学大学院感染制御科学講師を経て13年より現職。


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京都 「二条城をきつい色で照らすのは…」 京都の文化財ライトアップ 欠かせない景観への配慮

京都 「二条城をきつい色で照らすのは…」 京都の文化財ライトアップ 欠かせない景観への配慮


乳がん検診普及を呼び掛けるピンク、新型コロナウイルスと向き合う医療従事者を応援する青-。メッセージを込めた色の光で、著名な建築物や文化財をライトアップする取り組みが、京都市内でも定着している。夜空に浮かぶまちのシンボルの発信力は抜群だが、景観と両立させる配慮も欠かせない。



 人影まばらな京都の夜に、青い塔が浮かんだ。緊急事態宣言下の4月27日から5月6日にかけて、京都タワー(下京区)が行ったブルーライトアップ。「われわれにとっても、タワーの価値を再認識する機会になった」と、タワーを運営する京阪ホテルズ&リゾーツ(同区)タワー事業部の加賀田洋副部長は振り返る。

 新型コロナ禍の張り詰めたムードの中、希望をともす話題として多くのメディアが取り上げ、SNS(会員制交流サイト)に多くの賛同の投稿があるなど、反響は大きかった。「京都のシンボルとして、認知していてもらえていることが分かり、大変ありがたかった」

 社会運動のシンボルカラーでのライトアップが脚光を浴びたのは「ピンクリボン」が高まりを見せた2000年前後からとみられる。京都タワーでは08年にピンクリボンへの協力を開始。以後、同様の利用が増え、16年には光色を自在に変えられるLED(発光ダイオード)投光器を導入。また二条城(中京区)や府庁旧本館(上京区)などの文化財、企業が自社ビルで行うケースもある。

 利用する団体にとっても、まちのシンボルを使ったPRへの期待は大きい。13年以降、9月の世界アルツハイマーデーに合わせて、京都タワーをオレンジ色に照らしている「認知症の人と家族の会」(上京区)は「一般の方の目に留まりやすく、活動を知ってもらうきっかけになる。当事者にとっても連帯感の象徴にもなる」と意義を強調する。

 一方、他都市では08年、彦根城天守閣(滋賀県彦根市)を赤く照らすライトアップが「炎上しているみたい」との批判で中止された事例もある。京都市は建物外壁の色に厳しい規制をかけているが、同種のライトアップに対する「規制やガイドラインは現状ではない」(市景観政策課)。ただ市民からの苦情などが寄せられれば、取り組みに影響を及ぼしかねない。

 京都タワーでは16年の改修以降、ライトアップを月に最大14日間までに限定し、文字の投影や企業広告としての利用を控えるなど、「全国のタワーで最も厳しい」(加賀田副部長)運用ルールを設けて対応している。

 二条城ではピンクリボンなどの周知で重要文化財の隅櫓(すみやぐら)をライトアップしているが、照明は比較的淡い色合いに見える。新型コロナ禍で感染拡大への警告を示すために、東京都庁や大阪城に施された派手な色調の照明とは対照的だ。

 市元離宮二条城事務所の鳥居将志総務課長は「二条城をきつい色で照らすのは難しいと思う」とした上で「社会的に意義ある行動への協力とともに、文化財としての価値を損なわないよう、常にバランスを意識している」と強調する。


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京都 甘酸っぱ~い冬の味「すぐき漬け」 京都・上賀茂で漬け込み進む「今年は豊作」

京都 甘酸っぱ~い冬の味「すぐき漬け」 京都・上賀茂で漬け込み進む「今年は豊作」


 本格的な冬の到来を前に、京都市北区の上賀茂地域で伝統の味覚「すぐき漬け」の漬け込みが進んでいる。一帯の農家は、寒さの厳しい早朝から、皮むきやたる詰めなど出荷に向けた作業に追われている。

 すぐき漬けは上賀茂神社の社家が発祥といわれ、乳酸発酵による甘酸っぱさが特徴。

 田鶴均さん(59)方では、夜明け前から作業が始まる。手伝いに駆けつけた地域住民や学生らが皮をむいた後、大だるに詰め込んで塩を振る「荒漬け」が行われていた。

 丸一日荒漬けされたすぐき菜は小だるに移され、てこの原理で圧力をかける「てんびん押し」でゆっくりと塩をなじませる。その後、炭火で加熱する「室」で発酵させて仕上げる。作業は12月中旬まで続くといい、田鶴さんは「今年は台風の影響を受けず豊作となった。伝統の製法ならではの味わいを楽しんでほしい」と話した。


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京都 昭和の文豪・松本清張が仰いだ京都の「怪物」 謎の古代史家との知られざる交友

京都 昭和の文豪・松本清張が仰いだ京都の「怪物」 謎の古代史家との知られざる交友


 松本清張には、京都の「先生」がいた。一部で「怪物」とまで恐れられた在野の古代史家を清張はなぜ信奉したのか。昭和を代表する作家との知られざる交友を追う。


■御苑近く、今も残る出版社
 京都市街の中心部に位置する京都御苑の近くに、小さな出版社が今もある。4階建てビルに入っている。

 「綜芸舎」という。ここが、松本清張(1909~92年)が頼った在野の古代史家、藪田嘉一郎(1905~76年)の拠点だった。

 「綜芸舎」は嘉一郎が会社員生活を経て1951年、46歳の時に設立した。嘉一郎は隣の家に住んだ。

 今は、嘉一郎の長男、夏雄さん(81)が受け継ぎ、表装や拓本を中心に手掛けている。

 「綜芸舎」は本来、「しゅげいしゃ」と読む。

 嘉一郎は、空海がつくった学校「綜藝種智院」にちなんで名付けた。

 「誰もが『そうげいしゃ』と読むので、父もついに屈服してしまいました」

 夏雄さんは笑う。

 嘉一郎はこの出版社を夫婦で営み、学術図書出版を手掛けた。

 自身の著書のほか、編集者として古代史や奈良の社寺に関する著作を世に出した。

 還暦を迎えた65年に社業から身を退き、夏雄さんに任せて、自身は研究と著述に専念した。

 清張は73年から朝日新聞に連載した古代史が題材の長編推理小説『火の路』(原題『火の回路』)の執筆に際し、4歳年上の嘉一郎を頼った。

 もちろん、清張のブレーンは嘉一郎だけではなかった。

 『火の路』では、古代仏教寺院や神社建築史の権威として知られた京都大学名誉教授の福山敏男氏(1905~95年)も相談相手だった。

 ただ、研究機関に所属しない民間の研究者は、嘉一郎以外にはいないとされる。

■芥川賞から20年、不動の地位
 清張は当時63歳。『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞して20年がたっていた。『砂の器』や『けものみち』などの社会推理小説や、『日本の黒い霧』『昭和史発掘』などのノンフィクション作品を手掛け、作家として不動の地位を確立していた。

 昭和を代表する国民的作家が、京都とはいえ東京から遠く離れた地の一研究者にわざわざ「生徒」として教えを請うたのはなぜなのか。

 「あれは、今から50年ほど前になりますかね」

 夏雄さんは、「綜芸舎」に一本の電話が掛かってきた日のことを語った。

 それは、清張の小説『火の路』の連載を新聞紙上で始める前年の72年という。

 この年、高松塚古墳で壁画が発見され、古代史に多くの人々が熱いまなざしを注いでいた。

 「父の本を何冊か送ってくれということでした」

■京都のホテルで面会
 自ら経営する出版社から出していた著書を何点か早速郵送すると後日、清張が京都市内に来る際にホテルでの面会を申し込まれた。

 「その時は忙しかったのか、ちょっと話をするという感じでした」。夏雄さんはそう振り返る。

 清張は後年、自著『古代史私注』(講談社文庫)で、その頃をこう振り返る。

 〈わたしが藪田さんの名を知ったのは末永雅雄氏(橿原考古学研究所長)の著書からで〉

 藪田が幅広い学識から新説を次々と出している所に着目した旨がつづられている。

 小説『火の路』は、清張にとって力のこもった作品だった。

■大胆仮説の支えに
 あらすじはこうだ。

 気鋭の大学史学科助手、高須通子が奈良の飛鳥地方に残る酒船石や猿石、益田岩船などの古代石造遺物の謎を解き明かす論文を発表する。その中で、酒船石ではゾロアスター教のハオマ酒を製造し、益田岩船は拝火壇として斉明天皇が築いたとする説が展開される。

 古代史に通じた清張が、自身の大胆な仮説を主人公の論文を通して唱える趣向になっていた。

 閉鎖的な学界に作家の立場から切り込む上で、大きな支えになったのが嘉一郎だった。

 嘉一郎の名は、在野がゆえに一般的な知名度こそ低かったが、学者の間ではよく知られた存在だった。

 『火の路』の執筆で清張を嘉一郎とともに支えた京都大学名誉教授の福山氏は、嘉一郎の没後に寄せた追悼文で「その着想の卓抜さと、流れるような行文の面白さでは、比類を見ない人」と嘉一郎を評した。「着想の卓抜さ」。清張が引かれたとは、その点のようだ。

 「天皇陵古墳」研究の第一人者、同志社大学名誉教授の森浩一氏(1928~2013年)も嘉一郎を仰いだ一人。

 嘉一郎を追悼する文で森氏は、若い頃に「綜芸舎」で古い書物の主要箇所を転写させてもらった思い出を振り返り、「字のかきかたひとつまで前で凝視されたあの一時間」を「知的におそろしかった体験」と回顧した。

■毒舌の老作家もたじろぐ
 こんな逸話も残る。

 作家であり僧侶でもあった今東光(1898~1977年)は自身が研究誌に掲載した史的随筆に嘉一郎が意見を寄せると「あんな怪物と関わり合うわけにはいかない」と苦笑したという。

 毒舌で知られた老作家をたじろがせるほどの嘉一郎とはどんな人物だったのか。そして、清張はなぜ嘉一郎に白羽の矢を立てたのか。

 小説『火の路』の執筆にあわせて清張と嘉一郎の間で交わされた膨大な書簡や、残された嘉一郎の日記から、これまでほとんど語られてこなかった「怪物」の素顔と、清張との知られざる友情が見えてくる。


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京都 東国原英夫さんや梨田昌孝さんら4人、京都・京丹後市のアドバイザーに まちづくりやコロナ対策

京都 東国原英夫さんや梨田昌孝さんら4人、京都・京丹後市のアドバイザーに まちづくりやコロナ対策


 京都府京丹後市は12月1日付で、「民民れんけい推進本部」のまちづくり総合戦略アドバイザーに元宮崎県知事の東国原英夫さん、コロナ対策・スポーツ交流戦略アドバイザーに元プロ野球監督の梨田昌孝さん、文化芸術戦略アドバイザーに俳優の榎木孝明さん、いのち・生活支援戦略アドバイザーに公益財団法人日本駆け込み寺理事の玄秀盛さんをそれぞれ委嘱する。

 梨田さんは「同じ捕手・監督出身の野村克也さんが名誉市民の京丹後市にはご縁を感じている。野球に限らずスポーツ全般について応援したい」とコメントした。


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新型コロナ 「今の国の危機管理ってこれでいいのか?」「8割おじさん 西浦博(京都大)」さんが書籍に込めたプライドと怒り

新型コロナ 「今の国の危機管理ってこれでいいのか?」「8割おじさん 西浦博(京都大)」さんが書籍に込めたプライドと怒り


 新型コロナのデータ分析でなくてはならない存在だった「8割おじさん」こと西浦博さんは、数多くの批判も受けてきました。第1波の経験を聞き書きの形で記録した著書に込めた思いを伺いました。

日本の新型コロナウイルス対策の基礎となるデータ解析をしてきた京都大学大学院医学研究科教授で理論疫学者の西浦博さん。

「8割おじさん」として一般の人にも広く親しまれる一方、国民に直接説明する役割を引き受け、批判も数多く受けてきた。

 

「感染者が増えるのに比例して大きくなるんです」と体型の変化について語る西浦博さん
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この第1波の経験を聞き書きの形で記録した著書『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』(聞き手・川端裕人、中央公論新社)を12月9日に出版するが、どんなことが書かれ、どんな思いを込めたのか。

出版社が主催したグループ取材の最終回は、この本について聞いてみよう。

※取材前半は参加媒体の事前質問のうち共通する質問に答え、後半は各社1問ずつの個別質問に回答する形で行われた。追加取材し、読みやすいように構成を変えている。

ずっと悩んできたリスクコミュニケーション 

――本の中でリスクコミュニケーションに悩まれていたことを改めて知りましたが、政府、または誰がどのようなコミュニケーションを取るべきだったと考えますか?

リスクコミュニケーションには専門の先生がいます。

科学コミュニケーションだったら、流行中は東京理科大学の堀口逸子先生にお世話になりました。本にも登場しますが、この方が厚生労働省のクラスター対策班の中に入って、「あんたこうしなさいよ」といつも背中を押してアドバイスをしてくれていました。

第1波で流行の制御が難しくなりつつあり、国や専門家へ様々な批判が集まりはじめる中、それでも勇気を持って科学的情報を届けることになりました。批判を受けるきっかけにはなったかも知れませんが、会見して説明を続けたことには絶対に意味があったと思っています。

より、リスクコミュニケーションや危機管理に近い話は、東大の武藤香織先生という専門家会議や分科会に入られている方が担当してくださいました。いつも現状分析とか見解の文章化にも関わってくれました。

政府と専門家との距離感をどう取るかについても、武藤先生が専門家のプライドを持って主張すべき範囲や境界線を教えてくれました。唯一無二のブレインです。

そういうプロがいる中でも、私自身の専門がとても難しく、政策判断にも重要な役割を果たしていましたから、直接的に話す機会がたくさんありました。

専門家があまり表に出るべきではない時期にも、やっぱり表に出なくてはいけない。あえて科学コミニュケーションに挑戦してきたんですよね。だから本もこういうタイトルにしてもらっています。

僕たちの立場から本音を言うと、本当は政権に専門家の役割を支持する言葉の一つも言ってほしいわけです。専門家の科学的アドバイスをもとに、政府が責任をもって要請しているんだ、と。だから一つひとつの対策をみなで我慢してやっていくんだ、と。建前だけでもいいから「俺たち政治家の責任だ」と言う人はいないのかなと思いきや、担当大臣は自分に問われて「安倍総理が」と言う始末ですし、それどころか、政府は責任転嫁のために僕たちを引き合いに出し始めます。

『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』第3章緊急事態と科学コミュニケーションより
その中でやっぱり制度としては、日本政府に「科学顧問」がいればなというのは強く感じてきましたし、これが現時点まで変わっていないのは大丈夫なのかなと、本当に不安に思います。

分科会会長の尾身茂先生がとりあえず臨時科学顧問みたいになっているのはまあいいと思うのですけれども、制度も作られていない。

科学顧問を支えるリスクコミュニケーターは国にとっては「情報の出し方」のプロくらいにしか捉えられていない。科学コミュニケーションの専門性を軽視しすぎている。

おそらくそういうものを作るのは、科学が若干軽視されがちな今の政府では厳しいんだなという感覚を持ちました。作り変えないといけない制度だとは思っています。

メディアに感じたフラストレーション 政権批判のための政治問題に

――新聞社などのメディアにどのような課題やフラストレーションを感じていましたか?

取材いただいている新聞記者の多くは、科学部や医療の担当の方々が多かったのですが、僕も今回メディアにたくさん出る機会ができて、政治、経済部と科学部の違いがやっとわかりました(苦笑)。

本音なんですけれども、流行中に取材を受けていても、一つの問題を政権批判のための政治問題として捉えている方と、科学でわかったことをどう社会での実装に落とし込んでいくか悩むフラストレーションもある程度見透かされながら聞いてくる方とありました。同じ社で似た名刺を持っている方たちなのに。

相当、記者も見方やバックグラウンドが違うんだなというのを学ばされてきました。その伝え方と、伝える問題意識自体も見直したほうがいいんじゃないかなというのは正直思いました。

専門家会議が出してきた「現状分析」というのは、流行初期の尾身茂先生の良心の表れのように思っています。

その後、組織が改変されて、分科会ができてすぐの時はちょっと心配しました。

内閣官房で記者会見に出ている記者のほとんどが政治部の方で、コロナウイルスの基礎知識もあまり伝わっていない。

どちらかというと、政権が何をしくじったのかを知りたいというような人も少なくなかったのではないかと思います。

両方の部にお話しできるといいと思いましたが、最も重要で伝えないといけないことが伝わらないようでは困る。それぞれのデスクの意見が異なる場合も少なくないでしょう。

メディアを通じたコミュニケーションでは、そういった問題も真剣に考えないといけないんだなということは学ばされました。

こういう科学コミュニケーションを本当に見直すのであれば、そういう受け手側の問題もある程度ケアしないといけない。それは科学顧問というのが制度上立ち上がると、少しは解決されるのではないかと思ってはいます。

ただ、ひとつ言っておかなければならないのは、実は42万人という数は、僕の口からは言っていないんです。前日に医務技監から電話がかかってきて、「専門家個人として会見するんだよね」と聞かれ「そうなります」と答えました。すると「どっちにしても死亡者数は直接言わないでください」と言われました。「じゃあ、85万人重症でその約半分が死亡」ならいいんですかと聞きますと、「それならよい」ということでした。そんな経緯もあって、本当に回りくどい表現しかしていないのです。

『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』第3章緊急事態と科学コミュニケーションより
感染対策と経済との調査の難しさ

――経済学との調和の難しさを述べておられますが、現時点においてもその状況に変化はないと思います。具体的にどうしたらいいと思いますか?

現時点においても「変化はない」というのは少し誤解があると思います。

今の流行対策は、新型コロナに特化した予防法や治療法がないので、人の接触を削減する手段、あるいは接触の時の経路を遮断する手段をとって、感染を予防しないと感染者数は減らないわけです。

だから、(感染対策をすれば)経済的な影響があるというのは原理原則で、それもちろんは正しいのですけれども、対策はだんだん改良されてきてはいます。

第1波流行の時、本当に緊急の状況で、きめの細かい対策をすぐに実行するのは非現実的だったので、速やかに対策が切り替えられましたね。緊急事態宣言が出された時、社会全体で接触を8割削減というお話をしました。

その後、今は社会全体の接触削減が非効率的ならできるだけそれを避けよう、というようにだんだん対策も改良しようと知見を積み重ねています。

具体的にいうと、飲食店の夜間の営業自粛要請とか、時短要請とか、5人以上の会食を止めてもらうというのは典型例です。もちろん、書籍でも議論している通り、被害を受ける業種への補償は政府と自治体がそれぞれの事情に合わせて十分に対応しなければなりません。

これまでに述べてきた通り、伝播が起きているハイリスクの場が主戦場となってメラメラと火が上がっている間であればそういう対策が特に有効です。一部の場所で伝播を止めるために行うとか、あるいは流行が拡大してしまうきっかけを止める、ということですね。

リモートワークもそうです。

外に行くのが危ないのではなく、外に行って感染する機会が生まれることが危ないのです。仕事に行くこと自体よりも、仕事後に飲み会に行って感染する機会が増えることが危惧されます。仕事に行った帰りに飲む機会が、リモートワークをすれば消えることになりますね。

そういう改良はどんどん進んでいますし、より効率的に接触削減ができないのかということは研究ベースでも検討が進んでいます。接触ネットワークの研究では、ハイリスクの接触をしている人を組織的に分割することによって感染者を減らしていく仕組みが作れないか、という研究も発表されています。

ただ、それでも感染はゼロにはなりませんから、ある程度粘る方法を作る。

「いったいいつまで対策が続くのか」という問いに一定の回答を与える挑戦もそろそろ考えていかないといけません。

時間をかけて流行の波を超える方法を作って、「絶対あと2回の流行くらいで済みますよ」などと言えるのがおそらく理想なんだろうと思いますね。その先は、予防接種によって少なくとも医療崩壊だけは避けられる程度にできるかもしれない。

「あと2回の波だったら、みんなで2回だけは辛抱しようか」ということで時間を稼ぐことができる。

緩和のスピードだって圧力に屈しつつ広げるのではなくて、そういう時間稼ぎの観点からデザインすれば頭痛の種は減らしていけるのです。科学的にできる政策実装範囲のギリギリのラインだとは思いますが、そういうことも含めて対策を設計できれば理想的だと思っています。

国の危機管理ってこれでいいのか 考えてもらうきっかけに

ーー先生のご経験を本にまとめた意義をどう考えていますか?

自分自身が初めて政府の中に詰めて入って、「感染症の数理モデル」という今まで日本の政策決定のプロセスにはなかったものを使いました。

日本の政策に影響を与えないといけない状況に陥りながらも、コミュニケーションはやってもやっても足りないことがいっぱいありました。



厚労省に詰めていた時に通った「餃子の王将」でスタンプ50個を集めて受け取った折りたたみ傘を嬉しそうに見せる西浦さん
もうちょっとうまくできたかもしれないという話よりも、どちらかというと、こんなに大変だったというのをしっかり残す意義があると思っています。

それにプラスして、自分が関わったこういう専門の話というのは、周りにいろんな専門家の先生たちがいてアドバイスをいただきながらやってきているんですね。

僕があくまで「8割の接触削減」を主張している時に、最終的に「最低7割、極力8割」になったのは、「7割」になりかけていたのを尾身先生が押し返してくれた成果です。この件で、僕に電話をかけてくださった時、「あくまで8割でお願いします」と僕が言ったら、「おう、わかった」と、その後の会議で総理に説明してれました。

これは同席した人から聞いたんですけど、「ここは、7割か8割という話ですけど、医学者として見るなら、僕は8割を取るなあ」とかゆっくり言いながら、中身の文章を変えていくんです。

「最低7割ということでしょうね」って言ったかと思えば、すぐに「極力8割でしょうね」と言い、それから「そういうことだったら最低7割のほうはもう要らないかもしれないぐらいですね」とか言いながら、日本語が変わっていく。その後また押し返されて「最低7割、極力8割」となるわけですけど、一時は「極力8割」だけのスローガンになりかけるところまで(笑)。ものすごく困った流れになっていた時にも、尾身先生が大臣に会って政策が変わって、気付いたら解決していたというようなことが何度もあって、僕にしてみると理想のボスですね。とにかく突破力がすごいのです。

(『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』第3章緊急事態と科学コミュニケーションより)
いつも分科会で話してくれる「寝技師」の尾身茂先生であったり、座長の脇田隆字先生であったり、一緒にクラスター対策班をやってきた押谷仁先生であったり。

そういう先生方と、感染症の専門家が何を考えて流行対策をアドバイスしてきたのかというのを第1波の部分だけでもまとめると、聞き書きだけで300ページになったのです。

皆さんの生活にも影響を及ぼすようなアドバイスをやっている責任上、どうしてそういうような思考に至ったのかということも含めてきっちりまとめました。

そのうえで、今の国の危機管理ってこれでいいのだろうか、改善してもっとポジティブに考えるとするとどうすればいいのだろうかということをみんなで考えてもらうきっかけになればと思っています。

「8割おじさん」西浦さんのメッセージ

本の刊行について西浦さんが寄せたメッセージを最後に紹介する。

西浦の失敗を共有したい。そう考えて企画した書籍です。数理モデルという日本にとって新しいサイエンスを登場させるには、第1波はあまりにも短時間でした。頑張って前に出てみましたが、大事なコミュニケーションは全て誤解なく伝わってはいませんでした。

尾身先生、脇田先生、押谷先生、岡部先生、あげだすとキリがないですが、感染症専門家が命がけでやっていることを熱く記録に残して次に繋げたいと思います。先輩に学んだこと、個別に弟子や学生へ伝達するだけではなくて、広く次に伝達しておかないといけないことをここにまとめました。この流行を通じて、科学者の責任の範囲とプライドに悩み続けましたが、ゆずって良いものとゆずってはいけないものがハッキリしたと思っています。

社会科学の批判にさらされた中で西浦という研究者が真正面から切り抜けていったことを記録に残しました。いまはストレスコーピングもできて意見も明確に述べられますが、あの波の後はこんなに鈍感な西浦にとってもダメージでした。

日本の政策がどのように専門家意見を取り入れて判断しているのか、について考えてもらいたいと思います。私の学生にも感染症の危機管理学を志望する者がいましたが、海外に行ってしまいました。どうしてなのか、この国の薄くて脆弱な体制は絶対に変えないといけないと思います。

流行が長く続いていますが、おそらく、もう中間地点は超えていると思います。その中で多様な意見が出ています。インフォデミックは全く制御されていない状態です。また、政策として真逆のことを強く主張し合うようなことも起こり得る状態です。ここで飽きてしまわずに、あともう一踏ん張りすればゴールが見えてくると思うのです。どういうコンセンサスで流行対策が行われてきたのかを本書を通じて本音ベースで共有したいと思います。



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政府推奨のマスク会食 「かえって感染を広げる」との指摘も

政府推奨のマスク会食 「かえって感染を広げる」との指摘も

西村大臣「いつでもマスク」会見!!



  マスク姿の男女のグループが、飲食店でテーブルを囲んでいる。ドリンクが運ばれてくると、マスクをしたまま乾杯。グラスを持った反対の手で、片方の耳からマスクのひもを注意深く外す。片耳にマスクをぶら下げてドリンクを口にすると、すぐにマスクをもとに戻す。

 テーブルに料理が運ばれてくると、会話の中心にいた1人の女性が急に話すことをやめて口を閉ざす。ピアスの光る右耳から左手でさっとマスクのひもを外し、右手に持った箸で料理を口元に運ぶ。左耳ではピアスとマスクが同時に揺れている。しなやかな手つきでマスクをつけ直すと、再び会話の輪に戻る──こんな煩わしい、いや清潔な食事風景を政府は推奨している。

 11月19日、菅首相は会食中に感染の可能性があるとして、食事中であっても会話時はマスクをつける「静かなマスク会食」を国民に求め、「私も今日から徹底したい」と意向を示した。

 新しい生活様式の提案だが、国民の反応はいまひとつ。《マスクしてまで食事するくらいなら食べに行かない》《現実的には無理でしょ》などとインターネット上には批判的な声が相次ぎ、石田ゆり子(51才)も《マスクしながらの会食って…そんなことするくらいなら黙って食べます!》とインスタグラムに綴っている。日本感染症学会指導医の水野泰孝さん(グローバルヘルスケアクリニック院長)が指摘する。

「マスク着用と会食の両立は、非常に難しいことです。さらに、政府は汚れが付着している可能性のあるマスクの外側に手が触れないように、ひもを持っての着脱を推奨しています。医療従事者にとってこの手順はある程度慣れていますが、一般のかたが、ランチのときだけでなくお酒も入る会食の場でこれを実践し続けるのは、大変なことではないでしょうか」

 仮にマスクの外側にウイルスが付着していた場合、マスク会食は感染拡大のリスクを増やすことになりかねない。水野さんがこう続ける。

「食べ物や飲み物を口に運ぶたびにマスクに手をかけるとなると、当然、マスクを触る回数が増えます。マスクを触る回数だけ、感染リスクが高まります。食べているときは会話を控え、食べ終わったらマスクをするのが基本ではありますが、話をしながら食事をしたいのであれば、むしろマスクを外し、話をするときにはハンカチやタオルで口を覆うことでもリスクは軽減すると考えます」

 口元に手を運ぶ機会が多くなるということは、そのついでで、口や鼻を触ってしまう“リスク”も増えるということ。

「感染予防で大事なのは、手で目や鼻や口に触れないこと。マスク会食は、その部分への接触を増やすことになり、結果的に感染を広げることになりかねません。感染リスクを減らすためには、会食そのものを避けるしかない」(医療ジャーナリスト)

 11月20日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、3人の大学生がマスク会食を実践した様子を放送した。25分間で3人合わせて97回のマスクのつけ直しがあったと伝えている。

「会食を控えてほしい」その一言が言えない背景も、見え隠れする。

「マスク会食は、Go Toイートなどの政策を強行する中で提案されました。会食を控える呼びかけは、政策と矛盾する。苦肉の策であるのは明らかです。なかには“世紀の愚策”との声もある」(政治部記者)

 菅政権の限界が、早くも見えてきた。


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「はやぶさ2」小惑星「リュウグウ」探査 カプセル回収準備進む

「はやぶさ2」小惑星「リュウグウ」探査 カプセル回収準備進む



 日本の探査機「はやぶさ2」が、小惑星の砂が入ったとみられるカプセルを日本時間の来月6日の未明にオーストラリアの砂漠地帯に帰還させる計画です。初号機に続いて小惑星の砂を持ち帰ることができるか世界から注目されていて、現地に入ったチームが回収の準備を進めています。

「はやぶさ2」は6年前に打ち上げられて、小惑星「リュウグウ」の探査を行って2回のタッチダウンを成功させていて、「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを来月6日に地球に帰還させる計画です。

「はやぶさ2」は、今月26日にカプセルを地球の大気圏に落下させるルートに軌道を変更していて、30日午前5時の時点で地球からおよそ230万キロ離れた場所にあって、スピードは秒速4キロ余りで地球に近づいています。

カプセルの回収チームは、今月24日に着地点近くのオーストラリア南部に入り、着地が予定されている砂漠地帯を確認したり、カプセルを追跡するための機器を用意したりして準備を進めているということです。

「はやぶさ2」は1日、最後の軌道の微修正を行ったうえで12月5日にカプセルを分離することにしていて、6日に地球に帰還するカプセルは現地に入っているチームがレーダーなどで追跡して回収する計画です。

回収されたカプセルは飛行機で日本に運んだ後に専用の施設の中で開封されることになっていて、「はやぶさ2」の、6年間にわたっておよそ50億キロを飛行した小惑星「リュウグウ」の探査は一区切りつくことになります。

そして、小惑星のサンプルは初期的な分析などをしたうえで研究者に分配され、太陽系の成り立ちを調べる試料となるほか、水の成分や有機物の分析も行われて、地球の水や生命の起源に関係する新たな発見がもたらされるのではないかと期待されています。

カプセルは「リュウグウ」からの玉手箱
「はやぶさ2」のカプセルは「リュウグウ」からの「玉手箱」という言われ方をするほど、さまざまな発見につながる宝物になるのではないかとみられています。その背景には、実際に「リュウグウ」という小惑星に行ってみたら、その姿は事前の予想と大きく違っていたことがあります。

当初は、小惑星のかけらである隕石(いんせき)を調べることで、ある程度、小惑星のことはわかっていると考えられてきました。ごくごく簡単に言えば、隕石を大きく拡大したものが小惑星だと思われていたのです。

しかし、それは大きく違っていました。「リュウグウ」の表面には細かい砂が覆い、その上に岩がごろごろと転がっていました。そして、その密度は1立方センチ当たり1.19グラムと、想定以上に軽かったのです。

隙間の量を示す空隙率は50%以上。軽くて「すかすか」で、インスタントコーヒーの粒に例えられるほど、穴がたくさん空いた多孔質であることがわかりました。

こうした物質であれば、地球の大気圏で燃え尽きてしまい、隕石として地表には到達しません。隕石を見ていても、小惑星の本当の姿はわからなかったのです。

ではなぜ「すかすか」なのか、その理由は謎です。

星が固まっていく途中のふわふわとした状態を示している可能性があります。太陽系ができたばかりの頃の手がかりが得られるかもしれません。また、別の仮説では、含まれていた水が抜けたためだという可能性もあります。持ち帰ったサンプルを調べることでわかるとみられています。

さらに、その小惑星の水については、特に注目が集まっています。当たり前のようにある地球の水ですが、実はどこからきたのか、よくわかっていないのです。

当初は、氷の塊でもある「すい星」が地球にもたらしたのだろうと思われていましたが、「すい星」の氷を調べたところ、地球の水とは性質が違うことがわかりました。

そこで浮上しているのが小惑星に含まれている水の成分です。鉱物の中に取り込まれるように存在していて、私たちの体の中の水など地球の水が小惑星によってもたらされたのではないかという説が強まっているのです。

さらに調べられるのが有機物です。小惑星「リュウグウ」には有機物が比較的、多いと考えられて探査に行きましたが、画像を分析した結果としておよそ60%が有機物だとする論文も出るなど当初の予想を大幅に超える量が存在しているかもしれないのです。水や有機物は生命にも関係する重要な物質です。

事前の想定と違うということは、それだけ大きな発見が待っている可能性があり、カプセルという「玉手箱」をきちんと受け取ることができるか注目されています。
カプセルの回収は「6段構え」
カプセルは12月6日の未明に、オーストラリア南部の砂漠に着地させる予定です。

カプセルは秒速12キロで大気圏に突入し、大気との摩擦で「火球」と呼ばれる火の玉のようになって落下します。明るさは「ー7等級」ほどで、一般の星をはるかに上回る輝きとなって90秒ほど見えると予想されています。

そして、高度1万メートルでパラシュートを開きます。パラシュートを開いたカプセルは、位置を知らせる「ビーコン」と呼ばれる電波を出しながらゆっくりと落下します。

パラシュートでの落下は風の影響を受けやすいため、カプセルが落下する範囲は、100キロ程度の誤差は出るとされています。

このカプセル内の貴重なサンプルを確実に回収するため、「6段構え」の態勢で待ち受けることにしています。

【第1段】
第1段は、大気圏を落下してくるカプセルが高温になって光る様子を地上に設置した観測機器で測定して落下地点を割り出します。

【第2段】
第2段として、雲によって光るカプセルを地上から観測できない場合に備えて、NASAの航空機を飛ばすよう依頼して、雲の上からも観測します。

【第3段】
第3段は、「ビーコン」の受信です。カプセルはパラシュートを開くタイミングで、位置を知らせる「ビーコン」と呼ばれる電波を発信します。この「ビーコン」を受信するアンテナを地上の5か所に設置してカプセルの位置を割り出します。

【第4段】
また、第4段として、地上に4つのレーダーを設置します。パラシュートを開いたカプセルをレーダーで検知して落下位置を探ります。

【第5段】
第5段はヘリコプターによる捜索です。カプセルが地上まで到達すると、地上に設置した「ビーコン」の受信機や「レーダー」では探知できなくなります。そこで、ヘリコプターに「ビーコン」の受信機を搭載して、上空から信号を捉えます。

【第6段】
第6段はヘリコプターを補完するために飛ばす「ドローン」です。ヘリコプターよりも小回りのきくドローンを飛ばし、上空からの映像でカプセルを見つけ出します。回収チームは、この「6段構え」の万全の態勢でカプセルの帰還を待ち受けています。
「はやぶさ2」これまでの軌跡
「はやぶさ2」は、2014年12月3日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられました。地球の引力を使って加速しながらコースを変える「スイングバイ」と呼ばれる航法で、「はやぶさ2」は「リュウグウ」に向かいました。

その後はイオンエンジンを断続的に噴射して速度を上げ、太陽を2周しながら目標の小惑星「リュウグウ」に徐々に近づきました。

そして、2018年2月。
小惑星「リュウグウ」まで130万キロに迫り、初めて搭載したカメラで「リュウグウ」の撮影に成功します。

6月27日に、「リュウグウ」の上空2万メートルに到着。「リュウグウ」に近づいて地形や重力などの観測を続けてきました。

その後、はやぶさ2はリハーサルを繰り返したうえで、2019年2月、「リュウグウ」への着陸に無事、成功しました。このときに、表面の砂の採取にも成功したとみられています。

2019年4月5日には高度500メートルで「インパクタ」と呼ばれる金属の塊を発射する装置を切り離して、高速で発射された金属の塊を「リュウグウ」に衝突させ、世界で初めて小惑星に人工のクレーターを作ることにも成功しました。

2019年7月11日には人工クレーターの周辺に2回目の着陸にも成功。クレーターから飛び散った小惑星内部の岩石の採取にも成功したとみられています。

予定していた当初のミッションをすべて終えた「はやぶさ2」は2019年11月13日に「リュウグウ」を離れ地球に向けて出発しました。

2020年9月17日には地球からおよそ3600万キロの位置に到達し、イオンエンジンによる最後の軌道修正を行いました。

そして11月26日に行われた化学エンジンによる噴射で「はやぶさ2」は地球の大気圏に突入する軌道に入ることに無事成功しました。

このあと12月1日に軌道の微修正が行われ、12月5日にカプセルは「はやぶさ2」の本体から分離されて翌日の6日に地球の大気圏に突入することになっています。

そして、「はやぶさ2」の本体はカプセル分離後に地球から離れるルートに軌道を変更し、別の小惑星に向かう新たなミッションを行います。
続く「はやぶさ2」の旅
探査機「はやぶさ2」の挑戦はカプセルを帰還させたあとも続くことになりました。

燃料がおよそ半分程度残っていることから、カプセルを分離したあと、「はやぶさ2」は新たに別の小惑星を目指します。

目的地は「1998KY26」と呼ばれる直径30メートルほどの小惑星です。

JAXAはもう1つの別の小惑星も候補にしていましたが、太陽に最も近づくときの距離が近すぎることなどから「1998KY26」に向かうことを決定しました。

「1998KY26」はおよそ10分で1回という高速で自転していることがわかっています。また、「リュウグウ」と同じように比較的炭素や水が多く含まれいてるタイプの小惑星だとみられています。

直径が100メートル未満の小さな天体に近づいて観測を行うのは世界でも初めてのことです。

「はやぶさ2」が「1998KY26」に到着するのは11年後の2031年の予定で、飛行距離は、新たにおよそ100億キロ加わることになります。
欧米も小惑星探査計画を立案
日本は1970年に初めて人工衛星を打ち上げましたが、アメリカはこの前の年に宇宙飛行士を月面に送り込んでいました。

日本の宇宙開発が存在感を発揮するため、オリジナリティーのある計画として1985年ごろから小惑星から試料を持ち帰るサンプルリターンの検討が始まりました。

2010年6月に「はやぶさ」初号機が小惑星「イトカワ」の探査から帰還し、微粒子を地球に持ち帰りました。

このときにはごくわずかな量しか取れていませんでしたが、小惑星の物質を持ち帰ったのは世界で初めてのことでした。

「はやぶさ2」では、持ち帰っている砂の量は最大で1グラム程度で、本格的に分析が可能で、科学的な成果も十分に挙げることができるとみられています。

一方、アメリカとヨーロッパも日本に追いつこうと次々と小惑星探査の計画を立案しました。

NASAは小惑星探査機「オシリス・レックス」を打ち上げ、小惑星「ベンヌ」からサンプルリターンをする計画です。去年、NASAがJAXAを訪れ、助言を受けています。

「オシリス・レックス」の主任研究員を務めるアリゾナ大学のダンテ・ローレッタ教授は、「『はやぶさ2』から得た教訓は大変有意義だった。これらの知識はオシリス・レックスの計画には不可欠だった」と話しています。

日本は「はやぶさ」の初号機と2号機を通じて、小惑星探査の分野で世界の中で存在感を発揮するようになっています。


kyoto00glo at 06:07|PermalinkComments(0)

今度は消えた? 米砂漠で発見の謎のモノリス、持ち去りか

今度は消えた? 米砂漠で発見の謎のモノリス、持ち去りか
砂漠のモノリス??


 【AFP】米西部ユタ州南部の砂漠地帯で発見された謎の金属製柱が、今度は消えてしまったようだ。地面から突き出していたこの「モノリス」をめぐっては、どのように建てられたか臆測が飛び交っていた。



 地元当局は27日夜、「正体不明の一味」によって柱が持ち去られたとする「信頼できる報告」を受けたと発表。当局自体は「個人の所有物とみられる構造物を撤去していない」としている。

 柱は三角柱の形状で、赤い岩の地面から高さ約3.6メートルにわたり突き出しており、地元当局が18日、上空からオオツノヒツジの頭数を数えていた際に発見。

 調査のために着陸した当局の職員らは、「地面に建てられた金属製のモノリス」を発見したものの、誰が建てたかを示すものは見つけられなかったという。

 柱発見のニュースはすぐにインターネット上で拡散。スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督の名作SF映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』に登場する奇妙な物体「モノリス」に似ているとの投稿が相次いだ。

 興味を持った観光客らが多数押し寄せることを懸念し、当局は柱のある場所の公表を控えていたが、一部の探検家などが位置の特定に成功していた。


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