2019年11月

2019年11月29日

京都 二条城で京野菜と生湯葉ふんだん特別な昼食を 普段は非公開の「香雲亭」で

京都 二条城で京野菜と生湯葉ふんだん特別な昼食を 普段は非公開の「香雲亭」で


  世界遺産・二条城(京都市中京区)で特別昼食「早春の二の丸御膳」の提供が来年1月11日から始まる。普段は非公開の「香雲亭」で、清流園の庭を眺めながら京料理が楽しめる。2月20日まで。

 料理は「京料理いそべ」(東山区)が作る。堀川ごぼうや聖護院だいこんなど旬の京野菜と、自家製の生ゆばをふんだんに使ったメニューが並ぶ。器は京漆器や清水焼を使う。
 香雲亭は安土桃山、江戸初期の豪商角倉了以の邸宅を移築した。2017年度から夏は朝食、冬は昼食を提供する企画を市が続けている。京料理いそべの磯辺栄一常務は「器にもこだわっており、京都を満喫してもらいたい」と話す。
 1日計68人限定で3500円。午前11時半と午後1時の2部制(いずれも1時間)。入城料が別途必要。12月1日から予約を受け付ける。申し込みは京料理いそべ075(551)1203。


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京都 天皇皇后両陛下 明治天皇陵を参拝される 3日間の関西ご訪問を終え、東京へ

京都 天皇皇后両陛下 明治天皇陵を参拝される 3日間の関西ご訪問を終え、東京へ


26日から、関西を訪問されている天皇皇后両陛下は、最終日の28日、明治天皇陵を参拝された。これで、関西での「親謁の儀」は全て終えたことになる。

 京都大宮御所(おおみやごしょ)に宿泊された天皇皇后両陛下は、午前9時半頃、笑顔で手を振りながら、明治天皇陵に向かわれた。

 午前10時ごろ、明治天皇陵に到着された両陛下は、小雨の降る中、天皇陛下と皇后さまがお一人ずつ参拝され、玉串を捧げて「即位の礼」と「大嘗祭」(だいじょうさい)を終えたことを奉告する「親謁の儀」(しんえつのぎ)に臨まれた。

 これで、関西での「親謁の儀」は全て終えたことになる。

 午後には、京都御所で、即位を祝う茶会が開かれ、各府県の知事のほか、ミュージシャンの西川貴教(にしかわたかのり)さんやノーベル賞受賞者の山中伸弥(やまなかしんや)さんら約550人が招かれた。

 天皇陛下は「即位礼および大嘗祭のゆかりあるここ京都の地において、茶会を催し、皆さんとともにひと時過ごすこと、誠にうれしく思います。この機会に人々の幸せと地域の一層の発展を祈ります」と述べられた。

 両陛下は招待者の間を回ってお声をかけられた。山中さんは「大阪マラソンがんばります」と話すと、両陛下は「がんばってください」と話されたという。山中さんは「少し足が早くなった気がします」と喜んでいた。

 両陛下は3日間の関西ご訪問を終え、午後4時ごろ京都駅に到着され、東京に向かわれた。

 この3日間、両陛下が移動するたびに、沿道はたくさんの人で埋め尽くされ、両陛下は笑顔で応えられていた。両陛下と関西の人たちの距離が少し縮まったようにも感じさせる風景だった。

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天皇皇后両陛下、伏見桃山御陵ご参拝 「親謁の儀」で、笑顔に市民ら歓声

天皇皇后両陛下が11月28日、京都市伏見区の伏見桃山陵(明治天皇陵)を参拝され、即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨まれた。

伏見桃山陵参道を進む天皇皇后両陛下の御料車

 親謁の儀は、即位礼及び大嘗祭の後、神武天皇山陵及び前四代の天皇山陵に天皇陛下が拝礼される儀式。伏見桃山陵に天皇陛下が親謁の儀で参拝されるのは、上皇様が参拝された、1990(平成2)年12月3日以来。

 当日、御陵の参道沿いには両陛下を一目見ようと、早朝から大勢の市民が詰め掛けた。

 10時過ぎに両陛下を乗せた御料車が沿道を通過。優しく会釈をされながら手を振られ、沿道からは大きな歓声が上がった。大津市から来たという女子大学生は「両陛下をお祝いしようと大津からやってきた。このような場に立ち会えたのは光栄」と笑顔で振り返る。

 馬屋原宏伏見区長は「天皇皇后両陛下の末永いご健勝と皇室の弥栄を心からお祈り申し上げる。ここ伏見の地から新しい令和の時代の平安を願い、伏見の地域力、文化力を一層高め、魅力あふれる伏見のまちづくりの実現に向け、取り組んでまいりたい」と意気込みを語る。

両陛下は同日午後、京都御所に関係者を招いて茶会を催し帰京される。
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両陛下、「親謁の儀」終えご帰京  京都御所の茶会に550人

京都府を訪問していた天皇、皇后両陛下は28日、京都市伏見区の明治天皇陵で皇位継承に伴う一連の国事行為「即位の礼」と、一世一度の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨んだ後、京都御所に関係者を招いて茶会を催し、帰京された。

 茶会には京都や大阪、兵庫など各府県の知事や歌舞伎俳優の坂田藤十郎さん、アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんら約550人が出席。天皇陛下は「ゆかりのあるここ、京都の地において茶会を催し、皆さんとともにひとときを過ごすことを誠にうれしく思います」と述べられた。

 これに先立ち、両陛下は明治天皇陵をご参拝。時折小雨の降る中、お一方ずつ陵墓の前の祭壇に玉串をささげて拝礼された。

 親謁の儀では、両陛下は伊勢神宮(三重県伊勢市)に加え、奈良・京都で神武天皇、孝明天皇、明治天皇の3つの陵への参拝を終えられた。来月3日には、昭和天皇と大正天皇の陵(ともに東京都八王子市)にも参拝される。
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天皇皇后両陛下 さきほどご出発

 
きのうから、「即位の礼」と「大嘗祭」が終了したことを報告する儀式に臨まれている天皇皇后両陛下は、きょう京都市伏見区の明治天皇陵を参拝されるなど一連の行事を終え東京にむかわれました。きょう午前10時半ごろ、モーニング姿に黒いシルクハットを手にした天皇陛下は宮内庁の幹部の先導でゆっくりと陵墓まで進まれました。天皇陛下は陵墓の前で玉串をささげて、深く拝礼し、「即位の礼」と「大嘗祭」を終えたことを報告されました。続いて、グレーのロングドレス姿の皇后さまも宮内庁の幹部の先導で陵墓に進まれ、同じように玉串をささげて、拝礼されました。また午後からは、京都御所で西日本各界代表者を招いた茶会を開かれました。茶会は京都御所内の新御車寄と呼ばれる建物で行うことが多いですが今回はより多くの出席者を招くため特設の会場が設けられました。午後2時過ぎ、モーニング姿の天皇陛下と水色のロングドレスを着た皇后さまが茶会会場にお出ましになり、天皇陛下がお言葉を述べられました。きょうの出席者には、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長をはじめ、京都府の西脇知事、京都市の門川市長、滋賀や大阪の知事などおよそ550人が出席しました。また茶会の後には野外で平安貴族の遊び「蹴鞠」が行われ出席者らは華やかで優美な遊びの見事の足さばきに見入っていました。午後4時前、一連の行事終え、京都駅の八条口に到着された両陛下は、笑顔で手を振られて出迎えた大勢の歓声に応えていました。新幹線のホームでは、お見送りの一人ひとりとにこやかに言葉を交わされ、東海道新幹線の臨時専用列車で東京にむかわれました。

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3年間ほぼ毎日描き続けたら… 色鉛筆画の高校生、ビフォアー・アフターが話題に 「まだスタートライン」

3年間ほぼ毎日描き続けたら… 色鉛筆画の高校生、ビフォアー・アフターが話題に 「まだスタートライン」


 中3から毎日描き続けた結果、3年後にはこんな作品が描けるようになりました――。高校生色鉛筆画家の「ビフォアー・アフター」のツイートが注目を集めています。「まだスタートラインに立ったにすぎないんです」と話す彼に話を聞きました。

ツイートが話題に
 今月26日、ツイッターアカウント「長靴をはいた猫(@erumo_0384)」が、こんなつぶやきを投稿しました。

 「3年間ほぼ毎日絵を描き続けた結果。中3(絵の具)→高3(色鉛筆)」

 ツイートには2枚の絵が添付されていて、1枚は中3の時に絵の具で描いた、水辺に座った猫。もう1枚は高3になって色鉛筆で描いた猫です。

 明らかに上達が感じられるこの比較に対して、「すごい成長」「中3の時点で既にうまい」といったコメントが寄せられ、リツイートは4万、いいねは22万を超えています。
作者は高校3年生
 「中3の作品は夏休みの宿題で、高3の作品はTwitter上でプレゼント企画として描いた作品です」

 そう話すのは「長靴をはいた猫」こと、京都在住の高校3年生・安部祐一朗さんです。

 母親が絵が好きで、中3の夏休みの宿題もアドバイスをもらって描いたという安部さん。

 色鉛筆画をはじめたきっかけは、中3の時に進路について考えたことでした。

 「メイクアップアーティストになりたいという夢があり、高校の入学祝いで買ってもらった色鉛筆で、色の濃淡などの勉強として描き始めたんです」
最後まで手を抜かない
 「3年間ほぼ毎日絵を描き続けた」とツイートしている通り、どうしても描けない日以外は、長い時で1日8時間、最低でも1時間は描いたといいます。

 「テスト期間でも、少しの休憩のつもりで絵を描いていたら1時間経っていた、なんてことばかりです」

 手軽ながらも、塗り重ねれば新しい色が生まれる面白さ、完成した時の達成感に魅力を感じるそうです。

 描く上で心がけているのが「最後まで手を抜かないこと」。動物の表情や背景のボケなどをしっかり理解しようと意識しています。

 中学の時に塾講師に言われた「成功にはなんのトリックもない ただほんの少し人より努力すればよい」という言葉を大切にしているそうです。
「ここでゴールではありません」
 ツイートが話題になったことについては、こう話します。

 ◇ ◇ ◇

 話題になっていることで、「継続は力なり」といったコメントや、「写真でいいじゃん」というお声もいただきました。

 今までは、見本と比べて「ここが違う」とネット上で指摘を受け、うまくなろうと描き続けました。

 ですが、ここでゴールではありません。まだスタートラインに立ったにすぎないんです。

 この大切な基礎を生かして、今後の色鉛筆作品も、春から進学予定の美容学校の方も、結果を残して進み続けます。


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パナソニックが半導体撤退 台湾企業に270億円で子会社売却へ (京都の子会社も)

パナソニックが半導体撤退 台湾企業に270億円で子会社売却へ (京都の子会社も)



 パナソニックは28日、半導体事業から撤退すると発表した。パナソニックセミコンダクターソリューションズ(京都府長岡京市)など子会社3社や関連設備などを、台湾の新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)に約270億円で売却する。韓国・台湾勢との競争激化や米中貿易戦争に伴う販売減などで、自社による事業の継続は困難と判断した。従業員の雇用や開発・生産拠点は当面維持することで新唐側と合意した。

 売却は2020年6月1日付。中国の製造設備や在庫なども含み、従業員は国内約2300人、海外約100人が対象となる。イスラエルの半導体企業タワージャズとの合弁で画像センサーなどを生産していた富山、新潟両県内の3工場も、タワー社と新唐社の合弁に切り替わる。

 パナソニックの半導体事業の売上高は最盛期の03年度には映像音響機器向けを中心に約4800億円あったが、その後は競争激化に苦しみ、足元では約1000億円に縮小。事業の一部の他社への売却や合弁化、工場閉鎖などを進めながら、車載向けを強化することで収益改善を目指していた。だが、近年は赤字が続き、セミコンダクター社は19年3月期、235億円の営業赤字を計上した。パナソニックの半導体を含む電子部品部門を管轄する、北折良・パナソニックインダストリアルソリューションズ社常務は28日、大阪市内で記者会見し、「収益を改善するために、競争力が保てる領域にシフトする動きが遅れた」と述べた。

 パナソニックは「赤字事業の撲滅」を掲げており、21日には液晶パネルの生産を21年をメドに終了すると発表した。不採算部門を聖域なく見直すことで、構造改革を加速する。今後は赤字が続く海外のテレビ事業などの改革が焦点となる。

 日本の電機大手はかつて世界の半導体市場で高いシェアを占めたが、韓国や台湾のメーカーにシェアを奪われて競争力を失い、売却や分離・統合などのリストラを強いられてきた。パナソニックの撤退で、電機大手による半導体事業の構造改革は区切りを迎える。


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パナ、半導体事業から撤退を発表 国内工場の雇用は維持

パナソニックは28日、半導体事業から撤退すると発表した。台湾の半導体メーカー「新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)」に、2億5千万ドル(約270億円)で売る。半導体事業は60年を超す歴史をもつが、韓国や台湾勢との競争が激しく、赤字が続いていた。

 来年6月をめどに、製造子会社「パナソニックセミコンダクターソリューションズ(PSCS、京都府長岡京市)」の株式と、中国やシンガポールにある設備や在庫を譲渡する。

 PSCSは京都府に開発拠点があり、イスラエル企業との合弁会社が富山県と新潟県で3工場を運営している。新唐科技が事業を引き継いだ後も、工場や雇用(国内約2300人、海外約100人)は維持する。

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パナソニック、半導体事業を台湾企業に270億円で売却


パナソニックは28日、半導体事業から撤退し、同事業を手がける子会社を台湾の半導体メーカー、新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)に売却すると発表した。売却額は2億5千万ドル(約270億円)。来年6月1日を予定している。

 赤字事業見直しの一環。パナソニックは令和2年3月期での黒字化を目標に掲げていたが、米中貿易摩擦の影響などで販売が減速し、達成が困難として売却を決めた。

 半導体事業を手がける完全子会社、パナソニックセミコンダクターソリューションズ(PSCS、京都府長岡京市)を売却。富山県や新潟県の3工場を運営する合弁会社の持ち分も譲渡するが、一部の関連部品事業は残す。

 パナソニックは過去に半導体の売上高で世界の上位に入ることもあったが、近年は韓国や台湾のメーカーとの競争激化で業績が悪化していた。PSCSの平成31年3月期の営業損益は235億円の赤字。令和2年3月期は工場との契約の見直しで収益の改善が見込まれたが、黒字化までは難しいという。

 全社的に業績が伸び悩むパナソニックは、今月21日に液晶パネル事業からの撤退を発表するなど事業構造改革を進めている。

 津賀一宏社長は中期経営計画の最終年度となる令和4年3月期までに赤字事業をなくし、車載電池事業など成長が見込める領域に経営資源を集中させる考えだ。
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京都 9か月の三女揺さぶり脳損傷疑い 母親「全て間違い」初公判で無罪主張

京都 9か月の三女揺さぶり脳損傷疑い 母親「全て間違い」初公判で無罪主張


 京都府福知山市で生後約9カ月の三女に対して頭部を激しく揺さぶる暴行を加え、脳を損傷させたとして傷害罪に問われた母親(31)の初公判が28日、京都地裁(柴山智裁判長)で開かれた。母親は「全て間違っています」と無罪を主張した。

 起訴状によると、2012年7月13日、福知山市の自宅で三女の頭部を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、左手足のまひを伴う急性硬膜下血腫のけがを負わせた、としている。

 検察側は冒頭陳述で、長谷川被告が搬送先の病院で「バウンサー(乳幼児用いす)から転落した」と説明した点に触れ、「高さの低いバウンサーからの転落では急性硬膜下血腫などが生じることは考えられない」と主張し、損傷部位の所見などから暴行が推認できるとした。

 一方、弁護側は検察側が暴行態様を特定していない点などから事件性がないとして無罪を主張した。

 母親は、13年に当時1歳7カ月となっていた三女に暴行を加え、窒息死させたとされる傷害致死事件で、今年1月、懲役4年6月の有罪判決が言い渡され、現在上告してる。


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“京都の別の暴力団員も”供述 (暴力団抗争 自動小銃などを所持)

“京都の別の暴力団員も”供述  (暴力団抗争  自動小銃などを所持)


 27日、兵庫県尼崎市で、指定暴力団・神戸山口組系の暴力団幹部が銃で撃たれて死亡した事件で、自動小銃などを所持していて京都市内で逮捕された男が、「京都の暴力団員も殺すつもりだった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。

27日午後5時すぎ、尼崎市神田南通の路上で、神戸山口組系暴力団の古川恵一幹部(59)が顔などを銃で撃たれて死亡しました。
事件後、現場から逃走したとみられるレンタカーの軽乗用車が京都市内で警察に見つかり、運転していた山口組の関係者とみられる、愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)が拳銃や自動小銃を持っていたため銃刀法違反などの疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対して「自分1人でやった」と発砲を認めているということです。
さらにその後の調べに対して、「京都の神戸山口組系の暴力団員も殺害するつもりで、ここまでやってきた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
また、乗っていたレンタカーは兵庫県内で借りたものだったということです。
警察は、兵庫県内に入るまでの経路や拳銃や自動小銃をどこで入手したのかなど、組織の関与がなかったかも含めて捜査しています。

【アメリカの軍用自動小銃を使用か】
27日、兵庫県尼崎市で、指定暴力団・神戸山口組系の暴力団幹部が銃で撃たれて死亡した事件では、逮捕された容疑者の男が自動小銃を持っていて、この銃が使われたとみられています。
男が取り押さえられた現場で撮影された自動小銃の写真を複数の専門家に分析してもらったところ、銃はアメリカ軍が使用していたM16の改良型のタイプの可能性が高いということです。
軍事装備品に詳しい浅利眞さんは「1960年代にアメリカ軍向けに開発され実際にベトナム戦争で使用されていた銃で有効射程距離は200から300メートルほどある。日本の一般的な家屋であれば外壁は貫通するくらいの威力を持っている」と話しています。
そのうえで、「一般の人が行き交う場所でかなりの数の弾を撃ったことには驚いている。狙われた暴力団幹部の身体を貫通して、周辺の一般人が被害に遭っていてもおかしくない状況だった」としています。
また、入手ルートについては「ベトナム戦争のあとにこうしたアメリカ軍の銃が東南アジアで多く流出した。日本に持ち込まれたのはかなり前の1980年代から1990年代ごろではないか」と話しています。
そして「これまでの暴力団の抗争では拳銃が使用されるケースが大半だったが、自動小銃だと建物の中にいても安全とは言えず危険性がかなり高まる。今後、警察は警戒体制や暴力団対策を見直していく必要がある」と指摘しています。

【拳銃と自動小銃を警察官に】
京都府警では、尼崎市で銃を発砲した男が、車に乗って逃走したことから、緊急配備を敷いて、高速道路のインターチェンジ付近などで警戒を続けていました。
そして、27日午後6時ごろ、発砲現場から北東に40キロほど離れた名神高速道路の京都南インターチェンジ付近の国道1号線で、現場から逃走した軽乗用車と同じナンバーの車を発見し、交差点の赤信号で停車したところを、2台のパトカーが前と後ろで挟み込んだということです。
そして、職務質問をしようとしたところ、朝比奈容疑者が運転席から降りてきて、後ろのパトカーまで近づき、パトカーの窓に向かって拳銃を向けてきたということです。
警察官は、とっさに身をかがめましたが、朝比奈容疑者は車に戻って自動小銃も取り出してもう片方の手に持ち、再びパトカーに向かってきたということですが、ほかにも多くのパトカーが駆けつける中、まもなく銃を2丁とも路上に放り投げて投降し、その場で逮捕されたということです。

【確保現場で撮影された映像には】
27日午後6時すぎに、容疑者が確保された京都市内の現場付近で撮影された映像です。
赤色灯を付けた警察車両に囲まれた場所で、警察官が地面に落ちている銃のようなものを調べている様子が写っています。
その周りでは大勢の警察官が慌ただしく動き回っています。
撮影した男性は「パトカーのサイレンを聞いて現場に向かうと、地面に銃のようなものがあったので急いで撮影しました。とても驚いています」と話していました。

【作家の溝口氏“今後も抗争続く”】
暴力団の実態に詳しい作家の溝口敦さんは、相次ぐ抗争事件の背景について「先月、刑務所を出所した山口組ナンバー2の高山清司若頭が、分裂した組織の一本化を目指して号令をかけている可能性がある」と指摘しました。
そのうえで、「神戸山口組も素直に従うとは思えない。こういう抗争は今後も全国で続くだろう」と話しました。
一方、今回の事件で自動小銃が使われたことについては、「自動小銃でも手りゅう弾でもロケット砲でも、海外で仕入れることができ、暴力団はそういう武器を蓄えている。今後の抗争で使われることはあると思う」と述べました。
暴力団の活動をより厳しく規制できる「特定抗争指定暴力団」の指定については、「山口組、神戸山口組ともに全国的な組織であり、実態の調査に数か月かかるだろう。私たち市民も抗争が続くと思って、警戒することが必要だ」と話しました。

【警察庁次長“全容解明に向け捜査”】
27日、尼崎市で、指定暴力団・神戸山口組系の幹部が銃で撃たれて死亡した事件について、警察庁の松本光弘次長は28日の会見で、「銃器を使用した大変凶悪な事件で、地域社会にも大きな不安を与えた。すでに容疑者を検挙しているが、引き続き全容解明に向けた捜査を進めていく。さらに、必要な警戒を行い、今後の事態の推移に応じて、暴力団対策法の効果的な活用を視野に入れて対応していきたい」と述べました。

【地元の人からは不安の声】
人通りの多い商店街からすぐ近くの路上で起きた発砲事件に、地元の人からは不安の声が聞かれました。
2人の子どもがいる20代の女性は、「商店街のスーパーにいつも来るので、犯人に出くわしていたらと思うと怖いです。銃の取締りなどを厳しくしてほしい」と話していました。
70代の男性は「商店街を毎日通りますが、事件のあった午後5時すぎは人通りがとても多く、流れ弾などでもっと大変な事態になるおそれもあったと思います」と話していました。
商店街で店を営む60代の女性は、「きのうは、いままで聞いたことがないほど大きな音がして、びっくりしました。こういう事件が起き、『このあたりは怖い』と思われて客が減ったら困ります」と話していました。

【防犯カメラには】
発砲事件が起きた現場から西におよそ150メートル離れたマンションの防犯カメラには、現場から逃走したとみられる不審な車両が写っていました。
映像では事件直後の午後5時すぎ、画面の右から白い軽乗用車が現れ、左側の西の方に向けて猛スピードで走り抜けています。


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運転免許の旧姓併記 12月から可能に

運転免許の旧姓併記 12月から可能に
免許証 例 700

 警察庁は28日、12月1日から運転免許証に旧姓を併記できるようにすると発表した。旧姓を証明する住民票やマイナンバーカードが必要で、各都道府県警の運転免許センターや一部の警察署で手続きする。警察庁は免許証の運用の見直しについて、27日付で全国の警察に通達した。


現行の免許を使い続ける場合は、裏面に旧姓のフルネームを記載。更新時や有料の再交付を受ける場合に希望すれば、氏名の横に旧姓の氏名がカッコ書きで記載される。

政府は2016年に決定した「女性活躍加速のための重点方針」で、働く女性が不便さを感じないように旧姓の使用を拡大すると明記。住民票とマイナンバーカードでは今月5日から旧姓を併記できるようになった。


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ユダヤ人入植 米の容認は和平妨げる

ユダヤ人入植 米の容認は和平妨げる


 またも露骨なイスラエル寄り政策への転換である。

 トランプ米政権がイスラエルの占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動を事実上容認した。

 ジュネーブ条約は占領地に自国民を移住させることを禁じる。米国もカーター政権下の国務省が「国際法に違反する」との見解を示し、国際社会とともにイスラエルに自制を求めてきた。

 だが、ポンペオ国務長官は「これまでの政策は機能せず、中東和平に貢献しなかった」と方針転換の理由を述べた。

 中東和平は、イスラエルと平和的に共存するパレスチナ国家を樹立する「2国家解決」しかないというのが国際的な合意だ。

 入植容認はその放棄に等しく、暴挙と言わざるを得ない。ただちに撤回するべきだ。

 イスラエルは1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸などにユダヤ人居住地域を建設し、入植活動を進めている。

 現在、西岸地区にはユダヤ人約40万人が入植し、パレスチナ人約280万人と暮らす。入植問題にどう対処するかは、和平交渉の大きな争点の一つだ。

 トランプ大統領の盟友であるイスラエルのネタニヤフ首相は、占領する西岸地区の全ての入植地を併合し、主権を拡大する考えを示している。

 米国の方針転換は、こうした強硬姿勢をあおりかねず、入植が拡大すればさらなる暴力的行為を誘発し、2014年以来途絶えている和平交渉の土台そのものを崩す恐れがある。

 国連安全保障理事会で米国を除く14カ国が入植容認に異を唱えたのは当然である。日本政府も再考を強く促すべきだ。

 トランプ政権は、これまでにもエルサレムをイスラエルの首都と認定したほか、イスラエルがシリアから奪って占領するゴラン高原の主権を認めるなど、極端なイスラエル寄り政策を続けてきた。

 一方、パレスチナに対しては、難民を救済する国連機関への資金拠出を中止するなど強硬な姿勢を取り続けている。

 来年の大統領選を見据え、自らの支持基盤である親イスラエルのキリスト教福音派にアピールする狙いがあるとみられるが、あまりにも身勝手が過ぎよう。

 トランプ政権はイスラエルの新政権発足後に新たな中東和平案を公表するというが、中立性を失った政権に和平をまとめる資格があるとは到底思えない。


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極東アジア 北朝鮮国営メディア「超大型ロケット砲の発射実験行った」/ 日韓局長級の政策対話 (「協議」 でなく「対話」)

極東アジア 北朝鮮国営メディア「超大型ロケット砲の発射実験行った」/ 日韓局長級の政策対話 (「協議」 でなく「対話」)


 北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、「超大型ロケット砲」の発射実験を行ったと伝えました。北朝鮮は、非核化をめぐる米朝協議について、年末までに打開策を示すようアメリカに求めており、圧力をかける狙いもありそうです。


北朝鮮は28日、北朝鮮東部のハムギョン(咸鏡)南道リョンポ付近から日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射し、それぞれ高度およそ100キロ、距離にしておよそ380キロ、飛しょうしました。

29日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長の立ち会いのもと、「超大型ロケット砲」の発射実験を行ったと伝えました。

公開された写真には、移動式の発射台から弾道ミサイルが打ち上げられる様子が写っています。

「労働新聞」は、キム委員長は発射実験に満足したと伝えたうえで、「今回の実験は、超大型ロケット砲を戦闘に適用するための最終的な検討を行うのが目的で、軍事的な技術の優越性と信頼性が確認された」としています。

北朝鮮は、非核化をめぐる米朝協議について、北朝鮮に対する制裁の解除や米韓合同軍事演習の完全な中止などを主張し、年末までに打開策を示すようアメリカに求めており、アメリカに圧力をかける狙いもありそうです。

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日韓局長級の政策対話 12月第3週に東京開催 日韓両政府が合意

 経済産業省は貿易管理に関する局長級の政策対話を12月の第3週に東京で開催することで韓国側と合意したと発表しました。

来月16日から20日までの間で開催するとしていて、日韓の貿易管理当局による政策対話が開かれるのは2016年以来およそ3年半ぶりとなります。

韓国向けの貿易管理に関する日韓の局長級の政策対話について韓国政府も、12月の第3週に東京で開催することで日本と合意したと発表しました。

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【社説検証】GSOMIA失効回避 産経「安保関係傷つけた」


■「日本も理性的に」と朝日

 23日午前0時に迫っていた日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の期限切れを直前に控え、韓国の文在寅政権が一転して「終了通告の効力停止」を決定した。日韓両国の外交関係が冷え込む中で、中国や北朝鮮を利するような信頼関係の崩壊だけは何とか食い止めた格好だ。

 だが、今回の動きは韓国が一方的に日本に対して協定破棄を通告しながら、米国の圧力に押され、破棄を期限切れ寸前で取りやめたという「独り相撲」の印象が強い。いわゆる徴用工問題で韓国の強硬姿勢に変化が表れているわけではない。

 また、日本が安全保障上の懸念から実施した対韓輸出管理の厳格化についても、韓国は世界貿易機関(WTO)への提訴手続きを停止し、両国政府で政策対話を行うことになったが、その行方は不透明だ。

 それだけに各紙とも協定の失効回避を歓迎しながらも、冷静に今後の日韓関係を論考する社説が目立った。

 産経は「文在寅政権が、GSOMIA破棄という愚かな選択を寸前で取りやめたことは妥当である」としつつ、「文政権による破棄の動きが、日米韓3カ国の安全保障協力関係や米韓同盟を大きく傷つけたのは確かだ」と改めて批判した。そのうえで「日米韓による実効的な安保協力と米韓同盟の立て直しが急務である」と強調した。

 読売は「米国の韓国に対する強い圧力が功を奏したのは間違いない。エスパー国防長官ら要人が相次いで訪韓し、協定延長の必要性を説いた」などと指摘し、「日米両国は引き続き、韓国が東アジアの厳しい安全保障環境を踏まえて適切な対応をとるよう、促していかねばならない」と求めた。

日本政府に対して「関係改善への重い責任がある」としたのが朝日である。

 「7月に唐突に打ち出した韓国向け輸出の規制強化は、昨年来の徴用工問題をめぐる事実上の報復にほかならない」としたうえで、「文政権が誤った対抗措置のエスカレートを踏みとどまった以上、日本政府も理性的な思考に立ち返るべきである」として強化措置の撤回を訴えた。

 毎日は「米朝協議の行方は不透明感を増している。一方的に期限を年内と区切った北朝鮮は、米韓合同軍事演習の延期を決めた米国に中止を求めるなど要求水準を上げている」と東アジア情勢を分析したうえで、「日米韓が連携を強めて対応すべき局面である。感情的な対立により、地域の緊張を高めてはならない」として日韓双方に冷静な対応を求めた。

 一方、産経は、韓国向け輸出管理の厳格化について「輸出品の兵器転用を防ぐ措置で、その是非を韓国と協議する類(たぐ)いの話ではない」と強調した。そのうえで「韓国が不満であれば、自国の体制の不備をどう改めるか政策対話で具体的に示せばよい」と断じた。

 さらに日経は「最大の懸案である元徴用工問題で韓国が打開案を示すのが望ましい。輸出体制の問題では韓国が改善に向けた意欲を示しているという。不備を是正し、日本側の疑念を払拭してほしい」と韓国側に踏み込んだ対応を求めた。


 しかし、日韓間では今回のGSOMIAの失効回避に関し、早くも主張がすれ違いをみせている。韓国側は日本側が貿易管理をめぐる合意内容を歪曲(わいきょく)して発表したとして抗議した。菅義偉官房長官は日本が発表した合意骨子について「韓国政府と事前にすり合わせた」と反論し、梶山弘志経済産業相は「生産的ではないのでコメントは差し控える」とした。両国の協議の先行きは、これからも楽観できない。


■GSOMIA失効回避をめぐる主な社説

【産経】

 ・日米韓の協力を立て直せ

【朝日】

 ・関係改善の契機とせよ

【毎日】

 ・最悪の事態は回避された

【読売】

 ・韓国の破棄見直しは当然だ

【日経】

 ・協定維持を機に日米韓体制を立て直せ

【東京】

 ・失効凍結を次に生かせ
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京都 天皇、皇后両陛下が約600人招き茶会 京都御所

京都 天皇、皇后両陛下が約600人招き茶会 京都御所

 京都市に滞在中の天皇、皇后両陛下は28日午後、上京区の京都御所で、西日本の各界代表者を招いた茶会を催し、歓談された。両陛下は京都、奈良での天皇陵参拝など即位に伴う一連の儀式を終え、新幹線で帰京した。




 茶会には西脇隆俊京都府知事、三日月大造滋賀県知事ら行政関係者や教育、宗教、経済、福祉団体など各界から547人が招かれた。
 春興殿南側の特設会場で午後2時すぎから約30分間行われ、天皇陛下は「京都の地において皆さまと共にひとときを過ごすこと、誠にうれしく思います。人々の幸せと地域の一層の発展を祈ります」とあいさつ。水色のロングドレス姿の皇后さまと寄り添い、穏やかな表情で山中伸弥京都大iPS細胞研究所長らと交流を深めた。
 この日午前には伏見区の明治天皇陵を参拝し、即位の礼や皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の終了を報告した。
 両陛下はJR京都駅から帰途に就く際、構内や八条口のロータリーを埋めた市民らの歓声に応じて何度も立ち止まり、笑顔で手を振った。岡山市から旅行で訪れた会社員の女性(54)は「皇后さまがお元気そうで安心した。体調に気をつけてお務めしていただきたい」と話していた。

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天皇皇后両陛下 さきほどご出発


きのうから、「即位の礼」と「大嘗祭」が終了したことを報告する儀式に臨まれている天皇皇后両陛下は、きょう京都市伏見区の明治天皇陵を参拝されるなど一連の行事を終え東京にむかわれました。きょう午前10時半ごろ、モーニング姿に黒いシルクハットを手にした天皇陛下は宮内庁の幹部の先導でゆっくりと陵墓まで進まれました。天皇陛下は陵墓の前で玉串をささげて、深く拝礼し、「即位の礼」と「大嘗祭」を終えたことを報告されました。続いて、グレーのロングドレス姿の皇后さまも宮内庁の幹部の先導で陵墓に進まれ、同じように玉串をささげて、拝礼されました。また午後からは、京都御所で西日本各界代表者を招いた茶会を開かれました。茶会は京都御所内の新御車寄と呼ばれる建物で行うことが多いですが今回はより多くの出席者を招くため特設の会場が設けられました。午後2時過ぎ、モーニング姿の天皇陛下と水色のロングドレスを着た皇后さまが茶会会場にお出ましになり、天皇陛下がお言葉を述べられました。きょうの出席者には、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長をはじめ、京都府の西脇知事、京都市の門川市長、滋賀や大阪の知事などおよそ550人が出席しました。また茶会の後には野外で平安貴族の遊び「蹴鞠」が行われ出席者らは華やかで優美な遊びの見事の足さばきに見入っていました。午後4時前、一連の行事終え、京都駅の八条口に到着された両陛下は、笑顔で手を振られて出迎えた大勢の歓声に応えていました。新幹線のホームでは、お見送りの一人ひとりとにこやかに言葉を交わされ、東海道新幹線の臨時専用列車で東京にむかわれました。

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両陛下 明治天皇陵参拝と茶会


天皇皇后両陛下は、28日、天皇陛下の即位に関連する儀式として、京都市の明治天皇陵に参拝されました。

27日から京都市を訪れている両陛下は、28日午前、伏見区にある明治天皇陵に到着し、「即位の礼」や「大嘗祭」の中心的な儀式が終わったことを伝えるため、参拝されました。
儀式は、小雨の中で行われ、はじめに、傘を手にしたモーニング姿の天皇陛下が、宮内庁の幹部の先導で、鳥居をくぐり、玉砂利が敷かれた参道をゆっくりと歩いて木立に囲まれた天皇陵の前に進まれました。
そして、玉ぐしを供えて深く拝礼されました。
続いて、グレーのロングドレス姿の皇后さまも、天皇陛下と同じように深く拝礼されました。
両陛下は、このあと午後2時すぎから、京都御所で関西などの各界の代表を招いて茶会を催され、地方自治体の代表やノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんら、学術や文化などの分野で活躍するおよそ550人が出席しました。
はじめに天皇陛下が「ゆかりのあるここ京都の地において、茶会を催し、皆様とともにひとときを過ごすことを誠にうれしく思います。この機会に人々の幸せと地域の一層の発展を祈ります」とおことばを述べられました。
これに対し、京都府の西脇知事が「即位礼および大嘗祭を厳粛に終えられ、誠におめでとうございます。一同、お招きを賜り、感激にたえません」などとお祝いのことばを述べました。
このあと、乾杯が行われ、両陛下は、20分余りにわたって、招待者と和やかにことばを交わされていました。
両陛下は28日夜、東京に戻られました。

【茶会の出席者は】
茶会に出席した滋賀県出身のミュージシャン、西川貴教さんは、「天皇皇后両陛下を近くで拝見させていただくことができました。皆様が和やかに今回のご即位を心からお喜び申し上げていて、本当にすばらしい会でした」と話していました。
茶の湯の流派の1つ、武者小路千家の千宗守家元は「大変な盛況で、たくさんの人が参加されていました。新しい陛下が即位後初めて京都にお見えになったので、京都市民としてようこそいらっしゃいましたという歓迎の気持ちで参りました」と話していました。
また、3回のオリンピックに出場し、当時のシンクロナイズド・スイミングでメダルを獲得した武田美保さんは「多くの方が招かれ、和やかな雰囲気でした。私がスポーツ選手だったということを天皇皇后両陛下が知っていてくださって、陛下から声をかけていただきました。間近で接することができて、心に残りました」と話していました。

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