2019年04月
2019年04月30日
京都鉄道博物館 オープンから3周年
京都鉄道博物館 オープンから3周年
京都市下京区の「京都鉄道博物館」がきょう、グランドオープンから3周年を迎えました。きょう、京都鉄道博物館では、3周年を記念した厚紙の切符「硬券」が配布されるとあって、朝から鉄道ファンや家族連れが長蛇の列をつくりました。午前中には記念のセレモニーが行われ、三浦英之館長が「新しい事に挑戦し、常に進化する博物館にしていく」と挨拶しました。京都鉄道博物館によりますと、2016年4月のグランドオープンから入館者数はすでに320万人を突破していて、ことしは3月に開業した梅小路京都西駅を契機に、去年の85万人以上を目指しているということです。館内は、ゴールデンウィーク期間中とあって多くの人で賑わい、現在特別展示されている実物大のプラレールの前で写真を撮ったり、電車の運転を体験したりするなど、訪れた人は思い思いに博物館を楽しんでいました。
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普段は非公開…皇室ゆかりの文化財 京都の20の寺と神社で特別公開
普段は非公開…皇室ゆかりの文化財 京都の20の寺と神社で特別公開
京都の20の寺や神社で、普段は非公開の皇室ゆかりの文化財などが特別に公開されています。
京都市左京区の聖護院では、江戸時代の光格天皇が自らつくったとされる仏像が公開されています。天皇陛下の生前退位は、この光格天皇以来202年ぶりとなります。また、聖護院では、江戸時代、天皇がお出かけする際に使われた「輿」なども見ることができます。この他、文徳天皇を弔うためつくられた山科区の安祥寺では、国の重要文化財の「十一面観音立像」が初めて公開されています。文化財の特別公開はゴールデンウィーク中、京都の20の寺と神社で行なわれます。
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京都 立命館大学 世間は10連休…なのに普段通り授業の大学も…
京都 立命館大学 世間は10連休…なのに普段通り授業の大学も…
京都の立命館大学では、29日も普段通り授業が行われるため、キャンパスには多くの学生の姿がありました。
国の法令で決められた単位認定に必要な授業時間を確保するため、立命館大学では4月29日・30日、そして5月2日の3日間を授業日にしています。
【学生】「なんで休みじゃないんだろうと思ってますけど…」
【学生】「まぁ仕方ないなと。僕たち勉強が本分なんでやるしかないなと」
Q授業中ぐっすり?
「そんなことないです!やっぱり立命館大学は勉強しないとだめなんで」
ほかにも龍谷大学では連休中に5日間の授業日を設定するなど、各大学が授業時間の確保に取り組んでいます。
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(個人的に影響を「平成30年間」に影響を受けた書籍(一部分))
平成30年の「120冊」 個人的セレクト 数学書(数理科学関係 編)
平成30年間の31冊 個人的セレクト 数学書(数理科学関係 編) 洋書(英語版)
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(個人的に影響を「平成30年間」に影響を受けた書籍(一部分))
平成30年の「120冊」 個人的セレクト 数学書(数理科学関係 編)
平成30年間の31冊 個人的セレクト 数学書(数理科学関係 編) 洋書(英語版)
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<珍風景古今>市電の鉄柱 (京都市下京区大宮通七条下ル)
<珍風景古今>市電の鉄柱 (京都市下京区大宮通七条下ル)
2000年2月19日掲載、撮影場所は京都市下京区大宮通七条下ル。当時の写真説明はこう記す。
〈「あれ、いったいなーに?」。東寺に近い大宮通に架かる立派な鉄柱の列。若い人たちにはなじみがないが、もう22年も前に廃止されたなつかしい市電の名残の跡だ。「なぜ、いまも残っているの?」。21世紀は地球にやさしい環境を、と「もしかして、また市電が走るの、かな…」〉
いまも、梅小路公園そばの七条通から鉄柱が見える。だがその数は減って2基となっている。
◇
京都新聞夕刊で1999~2002年まで随時掲載した写真企画「SHOTおもしろ探見」から10点を選び、約20年の歳月を経て京都のまちの風景がどう変わったのか、現地を歩きました。
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京都 まるで防空壕?京都で避難所指定の小学校跡にホテル建設、地下に避難所移設で住民反発
京都 まるで防空壕?京都で避難所指定の小学校跡にホテル建設、地下に避難所移設で住民反発
京都市下京区の元植柳小跡地で進むホテル建設計画で、市と事業者側が、災害時の避難所に指定されている同校体育館を近くの児童公園地下に移設し、避難所に再指定する案を提示していることが分かった。住民の一部が「まるで防空壕(ごう)だ。災害時に周りの状況が分からない」と反発する。
9年前に閉校した同校の跡地活用のため、地元代表として植柳自治連合会副会長や大学教授ら6人による選定委員会が、3事業者が提案した計画案を審議。昨年6月~今年2月の計5回の会合をへて、タイの高級ホテルの誘致を示した安田不動産(東京)を契約候補事業者に選んだ。
同社の提案によると、跡地を60年間借り、客室数約160のホテルを建設。校舎とともに併設の体育館を解体して公園の地下に再整備。10メートルほど掘り、エレベーターや階段を整備して住民の交流やスポーツの場にする。避難所に指定し、地震発生時などには住民の滞在場所として活用する。ただ、水害時には浸水の恐れがあるためホテルを避難所として住民に開放するという。
市が2月下旬にこの案を公表すると、一部の住民が猛反対。10人強でつくる「植柳校跡地問題を考える会」の大屋峻代表は「災害時に住民を地下に押し込めるなんて非常識だ」と憤る。水害時などで避難所となる予定のホテルについては「宿泊客が多ければ避難に支障が出る」と問題視。「高齢化する地元にとって、利便性の高い商業施設などの方が良かった」と話す。
市は安田不動産と近く基本協定を結んだ後、自治連を加えた3者の事前協議会を設け、避難マニュアル作りなどを進める方針。市資産活用推進室は「選定委員会には地元代表の委員も加わって議論した。もし3者の事前協議で合意できなければ、優先交渉権は別の提案事業者に移る」とする。
京都大防災研究所の牧紀男教授(防災学)によると、地下体育館とホテルを避難所に同時指定した場合、全国的に極めて珍しいケースになるという。「地下避難所は、エレベーターが止まった地震時でも高齢者が避難できるのか懸念される」と指摘。ホテルを水害時などの避難所に指定する案に関しては「住民の受け入れ方などホテル側と住民の念入りな協議が不可欠だ」と語る。
誘致手法、透明性欠く
元植柳小跡地(京都市下京区)を活用したホテル建設計画案を巡り一部の住民が不信感を募らせた背景には、事業者名やその提案内容、選定に関わる委員会の審議を一律非公開にした市の対応がある。有識者からは「透明性の確保」を求める声が上がる。学校跡地に次々とホテルを誘致する京都市の観光推進の施策が住民の総意を積み上げているのか、という問題を提起している。
財政難の市にとって、運動場などまとまった敷地のある学校跡は、安定的な貸付料収入を見込めるいわば「虎の子」だ。外国人観光客の急増に伴うホテル開発ラッシュで市内の用地取得が年々難しくなる中、開発業者にしても魅力的に映る。複数業者の提案を比べる「公募型プロポーザル」と呼ばれる今回の手法は、清水小(東山区)、白川小(同)、立誠小(中京区)跡地のホテル計画でも取り入れられた。
地元の代表者も加えた委員会が事業者からの提案を審査するが、市は「企業秘密を守る。もし落選しても他の学校跡地の活用でまた提案するかもしれない」との理由から選定過程の議論を非公開にし、委員には守秘義務を課す。
どこの事業者がどのような施設を建てるのか―。地元代表の委員以外の地域住民には、契約の候補事業者が決まって計画案が公表されるまで具体的に分からない仕組みだ。同志社大の新川達郎教授(公共政策論)は、市の非公開の対応について、「審議の節目ごとに、地域住民に一定の情報開示をするのが当然だ」と話す。
市内の多くの小学校は明治時代に町衆の寄付で設立された元番組小で、住民の愛着は強い。ましてや避難所の再指定は住民の安全に直結する。市のいう「地元の代表者」は、「地域の総意」を担っているわけではない。市には跡地活用策を公募する段階から、幅広い住民の多様な意見を、議論に反映させる姿勢が求められている。
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京都で改元時の新聞号外展始まる
京都で改元時の新聞号外展始まる
「昭和の日」にこんな写真はどう? ネットで話題に?
「昭和の日」にこんな写真はどう? ネットで話題に?
「大正」から「令和」まで4度の改元にあわせて発行された新聞の号外などの展示会が京都で開かれています。
「新聞号外展」では、改元の際に発行された新聞の号外の他に、大正の次の元号を「光文」と報じ「世紀の大誤報」言われた紙面や、平成の出来事が書かれた約100点の紙面が展示されています。これらの新聞は、すべて趣味で集めていた京都府立亀岡高校の職員・本田雅裕さん(50)が提供しました。本田さんは「自分が生きた平成という30年を振り返ってもらえることが、私にとっては願いたいところ」と話しています。「新聞号外展」は6月9日まで開かれています。
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電動アシスト自転車 シェア4割超、“免許返納”シニア需要も
電動アシスト自転車 シェア4割超、“免許返納”シニア需要も
子育て世代やシニアに人気で、ついにシェアが4割を超えた電動自転車。10連休の観光地でも地元の期待を集めています。
週末にショッピングモールで行われていた自転車のイベント。主婦の皆さんが注目するのは電動アシスト自転車です。
「2人子どもがいるので、電動じゃないときついかなと思って」(主婦)
「普通の自転車 乗れないぐらい。こぐの大変なんで」(主婦)
今、大人気の電動自転車。出荷されるすべての自転車のうち、すでに4割以上を電動自転車が占めています。
「(免許)返納された後に乗る交通機関が、バス、電車ではなく、電動自転車で移動されるニーズは増えると思うので、弊社としてもシニアが乗れる自転車を製作販売しています」(ブリヂストンサイクル 星野享弘課長)
さらに、こちらの自転車販売店では、新たなジャンルの電動自転車の取り扱いを始めました。
「こちらがeスポーツバイクのコーナーとなっています」(サイクルベースあさひ千駄ヶ谷デプト 加藤祥夫店長)
e-バイクとは、長距離走行に対応したスポーツタイプの電動自転車。価格は30万円前後が中心と高めですが、女性やシニアでも手軽にツーリングを楽しめると人気を集めています。
体力のある男性記者が普通の自転車に、女性記者がe-バイクに乗り、比べてみると・・・。e-バイクでは座ったまま坂を登り切れましたが、普通の自転車では登り切ることができませんでした。
この新しい分野にメーカーも熱視線を注いでいます。電動自転車最大手のパナソニックは、売り上げが6年ぶりに過去最高を更新しました。
「スポーツ車にも力を入れることで、業績は急回復している」(パナソニック サイクルテック 吉田哲也課長)
電機メーカーの強みを生かし、電気自動車で培ったバッテリー技術などを投入しています。さらにe-バイクには観光地も期待を寄せています。雄大な景色を自転車で楽しめる伊豆半島。
「自転車乗りにとっては、いい場所だと思う」(自転車愛好家)
「聖地というか、そういうイメージ」(自転車愛好家)
ただ、伊豆半島は険しい山道が多く、初心者には厳しい部分も・・・。そこで地元が目をつけたのがe-バイクでした。
「平らな道を走ってるみたいな感じで、坂道を感じなかったです」(e-バイク利用者)
「普通のロード(自転車)だったんだけど、年取るとこれじゃなきゃだめ」(e-バイク利用者)
課題となる充電も地元企業が協力。半島内24か所の観光施設などで無料で充電サービスを受けられます。
「町おこしのためにロードバイク、e-バイクを周知活性化させていく」(スポークカフェ 中村直樹店長)
人気が続く電動自転車。市場はさらに広がりそうです。
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世界卓球でわかった日本の弱点!ダブルス強いけどシングルス勝てない・・・東京五輪は大丈夫か (「中国勢に危機感」でなく、「日本に危機感を」)
世界卓球でわかった日本の弱点!ダブルス強いけどシングルス勝てない・・・東京五輪は大丈夫か (「中国勢に危機感」でなく、「日本に危機感を」)
世界卓球でわかった日本の弱点!ダブルス強いけどシングルス勝てない・・・東京五輪は大丈夫か
ハンガリー・ブダペストで行われている卓球世界選手権女子ダブルスで、日本の伊藤美誠・早田ひなペアは2大会連続でメダルを獲得した。昨夜25日(2019年4月)に行われた準々決勝で、北朝鮮ペアを4-1で破って準決勝に進み、3位決定戦は行われないため、銅メダル以上が確定した。
同じ女子ダブルスでは、佐藤瞳・橋本帆乃香ペアも4-0で台湾の鄭・劉ペアに勝利し、「みまひな」ペアと準決勝で対戦するので、日本ペアの決勝進出が決定した。これは48年ぶりの快挙だという。
混合ダブルスでは吉村真晴・石川佳純ペアが準決勝でドイツのフランツィスカ・ソルヤペアを破り、決勝進出を決めた。
ダブルスの活躍はめざましいが、シングルスがパッとしない。男子の張本智和選手は4回戦で世界ランク157位と格下の韓国のアン・ジェヒョン選手に完敗し、伊藤美誠も女子シングルスでは3回戦で中国の「最強の10代」と言われる孫穎莎選手に敗れた。
中国には「世界最強の10代」登場
この結果、東京五輪代表争いが熾烈になってきた。男女各2人の代表選考基準は、シングルスが来年1月発表の世界ランキング上位2人、男女各1人の団体戦はシングルの代表候補とペアが組めて活躍が期待できる選手。この4月の女子世界ランキングは、6位が石川佳純、7位が伊藤美誠、9位が平野美宇、34位が早田ひなとなっているので、このままいけば女子シングルス代表は石川と伊藤、団体では伊藤とペアを組む早田が選ばれる公算が高い。
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「日本の卓球は中国を追い越したという感じもあったけど、まだまだだね。孫穎莎選手は怪物だね。あのリターンはものすごい。今後は世界中の選手が孫を追いかけることになりそう」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「誰が真の王者かと言われたら、シングルスの王者なわけです。ダブルスではない」
長嶋「ダブルスで勝ったのはチームワークで、それが日本の真骨頂。でも、日本もシングルを強化していかないといけない」
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張本は攻撃パターン増を/宮崎強化本部長が男子総括
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<卓球:世界選手権>◇個人戦第7日◇27日◇男子シングルス準決勝ほか
張本は攻撃パターン増を/宮崎強化本部長が男子総括
【ブダペスト】日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長が27日、世界選手権で全日程を終えた日本男子を総括した。
シングルスは丹羽孝希(24=スヴェンソン)の8強が最高で、世界ランク4位の張本智和(15=木下グループ)は4回戦で同157位の格下選手に敗退した。その要因や、来年の東京オリンピック(五輪)を見据えたダブルス編成など見解を示した。
◇ ◇ ◇
準決勝まで強豪中国と当たらない組み合わせで男子シングルス40年ぶりのメダルが期待された張本だが、格下に敗退。宮崎氏は「張本は飛び級で大きな大会に出ている半面、同年代や格下に向かっていくメンタルが弱いことが分かった」と語った。今後、張本のような飛び級選手が出てきた場合、格下にも向かっていける精神をつくるため、同年代の大会にも出すことを協会として検討するという。
男子の倉嶋監督は「チキータだけでなく中国の馬竜のように多くの攻撃パターンを身に付ける必要がある」と今後の強化方針を示した。張本は帰国翌日の5月1日~7日まで、右手薬指のケガを治すために休養を取る。
宮崎氏は8強の丹羽について「低身長、パワーもない日本選手は独創的なプレーが必要。丹羽はそのお手本」と高く評価した。「日常の練習から、そのプレーを増やした方が良い」と付け加えた。
東京五輪へ向けたダブルスのペアリングも本格化する。5月末の中国オープンでは丹羽、水谷が男子ダブルスにエントリー。左利き同士は難しいとされるが「五輪へ向けて世界ランクが日本人で2番目、3番目の2人なので、試す必要性がある」と話した。
混合ダブルスでは、吉村・石川組が銀メダルを獲得したが、吉村は同ランク33位で日本人6番目。来年1月のランク上位2人が五輪シングルス代表に、団体戦代表の3人目を強化本部推薦で決める。五輪新種目の混合についても3人に入らなければ出場できない。吉村については「当然3番目が優先される。3番目の選手がダブルス不向きなら4番目。6番目では難しい」と一定の目安を示した。
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卓球女子監督が中国勢に危機感「本気モードになっている」
卓球女子日本代表の馬場美香監督(53)は28日、中国勢を破ることができなかった世界選手権を総括し、「中国が本気モードになっているとすごく実感した。日本はもっと努力しないといけない」と危機感を口にした。
特にシングルスは、打倒中国の急先鋒だった伊藤美誠(スターツ)が同じ18歳の孫穎莎に1-4で敗れたのをはじめ、平野美宇(日本生命)は丁寧、加藤美優(日本ペイントホールディングス)は劉詩ブン、佐藤瞳(ミキハウス)は王曼ユと中国の壁に阻まれメダルを逃した。
馬場監督は「中国は練習場から(前回大会までと)雰囲気が違う」と本気度の高さに驚いた様子で、東京五輪に向けて「相手に恐怖感を与える戦い方だったり、技術を準備する必要がある」と語った。
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五輪の渋滞対策 検証重ね来年に備えよ
五輪の渋滞対策 検証重ね来年に備えよ
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は大会1年前の今夏、道路交通量の抑制テストを都心部で実施する。
組織委などは、大会期間中に何らかの交通対策を実施しなかった場合、首都高速道路などは渋滞が現状の2倍近くまで悪化すると試算している。それだけに、結果を十分に検証し、大会本番での渋滞対策に生かしてほしい。
影響を受けるのは大会関係者や観客だけにとどまらない。都民をはじめ、京都、滋賀を含む各地から商用や行楽で上京する多くの人にも支障を来す可能性がある。円滑な輸送を実現するには、実効的な対策が不可欠だ。
組織委と都は7月下旬から8月にかけ、競技会場が集中する都内の臨海部や普段から交通量が多い新宿、池袋など16の重点地区で20~30%の抑制を目指し、道路交通量を全体平均で10%程度抑えるとしている。
具体的には企業に対し、職場に出勤せずインターネットやテレビ電話を活用して自宅などで仕事をする「テレワーク」の促進を求め、時差出勤や車の利用抑制などで協力を要請する計画だ。
政府もテストに参加し、最も混雑する日に想定した「コア日」の7月24日には、本府省常勤職員の約5割がテレワークなどを行うという。
ただ、これらの取り組みは、JRや私鉄など鉄道の混雑緩和には一定の効果があるとみられるが、ラッシュ時だけでなく日中も混雑が続く首都圏の道路の交通量をどれだけ減らすことができるのかは未知数といえよう。
ほかにも夏に先立ち5月上旬にかけ、東京港のコンテナターミナルの利用時間を1日4時間拡大し、輸送車両の出入りの分散を試みる。
さまざまな対策の効果を発揮させるためには、官民が十分に連携し、社会全体で交通量の削減に努める機運を高めることが欠かせない。テストでの経験を通じ、より多くの企業がテレワークや時差出勤などに取り組みやすくすることも大切だろう。
交通量を減らすため、首都高速道路の通常料金に上乗せして課金する「ロードプライシング」の導入が検討されているが、調整が進んでいないため今夏のテストには間に合わない見通しだ。
利用者に広く新たな負担を求めることになるだけに、効果を見極めて実施するかどうかを判断する必要がある。
kyoto00glo at 06:04|Permalink│Comments(0)
日米首脳会談 貿易の原則を貫けるか
日米首脳会談 貿易の原則を貫けるか
日米首脳会談 貿易の原則を貫けるか
米国のペースに翻弄されないか、心配だ。
安倍晋三首相がトランプ米大統領とワシントンで会談した。
焦点の日米貿易交渉について、トランプ氏は冒頭から「農産物の関税をなくしたい」と述べ、貿易収支の不均衡の改善を要求した。
農産物関税については、首脳会談前に2回開かれた通商担当の閣僚級協議で、引き下げ幅を環太平洋連携協定(TPP)水準を限度にすることで一致していた。
それにも関わらず、トランプ氏は関税ゼロに言及した上、交渉が5月にも合意に達する可能性も示唆した。
安倍首相にとって今回の首脳会談は、6月の20カ国・地域(G20)首脳会合や夏の参院選に向け日米の緊密な関係を確認する狙いがあった。それだけに大統領の発言は、寝耳に水だったに違いない。
とはいえ、トランプ氏の発言は米政権の本音の発露ともいえる。
日本が米国抜きのTPPや欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)を発効させたため、牛肉や乳製品などの米国産農産物は対日競争力を落としている。
2020年の大統領選で再選を狙うトランプ氏にとっては、共和党の伝統的な支持基盤とされる農業州の有権者にアピールする材料がほしいという思惑がある。
首脳会談では「日本は米国産の農産物を買っていない」と不満をぶちまけた。
米政権内には農産物の関税引き下げ幅を「TPP以上」とする声が強く、事前の閣僚級協議では米側から日本に対し「ボスが『とにかく早くまとめろ』と言っている」という要請が繰り返されたという。
日本側には「単なる脅し」という受けとめもあるようだが、楽観的すぎないか。
米国にとって対外貿易赤字の削減の「本丸」である対中国協議は妥結の道筋が見えていない。成果獲得を急ぐトランプ氏が今後、対日圧力を強める可能性は高い。
気になるのは、安倍首相が自由貿易の原則を踏まえた主張をしたかどうかだ。
首相は会談後、「ともにウィンウィン(相互利益)となる交渉を進める」と述べたが、実際には防戦一方でなかったか。
米国は首脳会談の前日の日米財務相会談で、輸出に有利にするための為替介入を禁じる条項の議論を迫った。金融政策が米国に縛られかねない問題だ。安易な妥協は許されない。
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