2017年03月
2017年03月30日
荒俣新館長を任命、漫画愛熱く 京都マンガミュージアム
荒俣新館長を任命、漫画愛熱く 京都マンガミュージアム
小説「帝都物語」などで知られ、4月1日付で京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)の新館長に就任する作家荒俣宏さん(69)の任命式が29日、市役所で行われた。「60年漫画を読み続けてきた。何か協力できることがあればと思っていた」と漫画への強い愛着を語り、「死ぬまでやりたいという気持ちもある。多少は期待してください」と意欲をみせた。
故水木しげるさんなどを愛読し、大学時代まで漫画家を目指していた荒俣さんは、門川大作市長から任命証を受け取ると、「暇があればもぐりこんで漫画を読み、恐竜の骨を探す考古学者のような気分で暮らしたい」と館長としての楽しみに思いを巡らせた。
「美術や歴史などと漫画の関係を掘り起こし、何か変わった展示をやりたい。京都はいい舞台です」と企画にも積極的にかかわる考えを示し、「日本の漫画が世界で受けた謎を探りたい」と、博物学などに精通する作家ならではの活動にも意気込みを語った。
2006年の開館時から館長を務め、今回、名誉館長となる養老孟司さん(79)も同席し、在任10年余りを振り返り、「漫画を読んでいる暇もなかった」と笑いつつ、「(ミュージアムは)10年ちゃんと生きてきた。好きで仕事をする人たちが大きな支えになった」と、運営するスタッフをねぎらった。
kyoto00glo at 06:12|Permalink│Comments(0)
まちづくりに大学の知恵を 京都経済同友会と4校が連携協定
まちづくりに大学の知恵を 京都経済同友会と4校が連携協定
京都経済同友会は、政策提言や人材育成などの活動で京都の4大学・法人と協力することを決め、29日に京都大、京都工芸繊維大との間でそれぞれ連携協定を締結した。複数の大学との協定締結は初めての試みで、持続可能で活力ある京都のまちづくりに大学の知を生かす。
来年の創立70周年を前に活動の質をより高めるのが狙い。グローバル都市や観光、交通、京都府北部の活性化など2017〜18年度の活動テーマに沿った研究を行っている両大学のほか、京都府立大、学校法人立命館を連携先に選んだ。
京大との連携では、京都がグローバル都市となるための条件や戦略を盛り込んだ創立70周年記念提言などを、京大経営管理大学院や工学研究科の研究者と協力して取りまとめる。締結式に出席した鈴木順也・同友会代表幹事は「京都が直面する課題について幅広い見識で調査研究に取り組みたい」と意欲を見せ、山極寿一京大総長は「京都の魅力を高めるため、大学の知を社会に還元したい」と語った。
工繊大とは同友会の新たなロゴの作成や、府北部の活性化策の立案などで協力する。古山正雄学長は「同友会のビジュアルデザインの刷新に協力したい。府北部の産業振興についても意見交換を進めたい」と期待を寄せた。府立大、立命館とは30日に協定を結ぶ。
kyoto00glo at 06:11|Permalink│Comments(0)
全国初、薬物使用の未成年に治療費 京都府警
全国初、薬物使用の未成年に治療費 京都府警
京都府警は4月から、薬物事件で摘発した未成年者について、治療のための専門医療機関を紹介し、初診料を一部負担する取り組みを始める。29日、薬物依存治療に実績のある府立洛南病院(同府宇治市)との間で協定を結んだ。早期の適切な治療で薬物依存や再犯を防ぐ狙いで、全国で初の取り組みという。
府警に薬物事件で摘発され、不処分や保護観察処分となった府在住の未成年者が対象。保護者の同意を得た上で同病院での治療を紹介し、その際、初診料の一部(約3500円)を公費で負担する。約30人を見込み、京都府の新年度当初予算に約18万円が盛り込まれた。
府警によると、平成28年に府内で薬物事件で摘発された未成年者は前年より14人増えて31人。中でも大麻に絡んで摘発されたのは中高生を含む25人(前年比14人増)で、全国ワースト3だった。
こうした深刻な状況に加え、薬物事件は再犯率も高いため、府警は病院と連携した治療・回復による根本的な対策が必要と判断し、制度の導入を決めた。府警は「病院と連携し、薬物依存からの早期脱却を目指したい」としている。
kyoto00glo at 06:10|Permalink│Comments(0)
投の立命大、打の同大などV争い軸か 関西学生野球
投の立命大、打の同大などV争い軸か 関西学生野球
関西学生野球春季リーグは4月1日、わかさスタジアム京都で開幕する。昨秋はプレーオフを制した関大が4季ぶりの頂点に立った。僅差で届かなかった立命大や同大が逆襲を狙い、激しく競り合う展開となりそうだ。
4連覇を逃した立命大は投手陣が充実。制球力抜群のエース左腕東(4年、愛工大名電)を筆頭に黒田(3年、神戸国際大付)、山上(3年、立命館宇治)の両右腕が安定する。打線は大学日本代表の辰己(3年、社)、パンチ力のある佐々木(4年、日大三)が軸。多くの選手が卒業した内野陣が力をつければ王座奪還が見える。
同大は昨年低迷から脱し、春秋とも優勝争いに絡んだ。強打をけん引した主軸2人が抜けたが、長打力のある平山(4年、鳥取城北)、勝負強い福原(3年、今治西)らが並び、切れ目のない打線が組めそう。福島(3年、大阪桐蔭)、溝田(2年、履正社)に続く投手の成長が鍵だろう。
京大は安定感のあるエース大山(4年、安積)とサイドスローの樋川(3年、水戸第一)が柱。過去最多の部員数で競い合い、最下位脱出を目指す。
関大は山本(3年、桜宮)、阪本大(4年、履正社)らの投手力で連覇を狙う。関学大は昨秋首位打者の中西雄(4年、今治西)、近大は左腕・岡田(4年、南陽工)の出来が左右する。
kyoto00glo at 06:08|Permalink│Comments(0)
【衝撃事件の核心】「盗撮する気や」狙われるチアリーダー 居眠り装う男…捜査員はカメラの「赤いランプ」を見逃さなかった
【衝撃事件の核心】「盗撮する気や」狙われるチアリーダー 居眠り装う男…捜査員はカメラの「赤いランプ」を見逃さなかった
学生の街であり、観光地でもある京都。
女性が大勢集まることから「盗撮スポット」と化している場所もあり、卑劣な盗撮犯があの手この手で女性のスカート内を狙っている。だが、まんまと逃げおおせるわけがない。大学野球の試合で盗撮したとして大阪府茨木市の会社員の男(50)が書類送検された事件では、京都府警は立件が難しい「チアリーダーの盗撮」にこぎつけた。屈指の観光地・嵐山周辺では約1カ月間の集中取り締まりを実施し、4人を摘発。担当者は「まだ氷山の一角。これからも摘発を進める」と手を緩めない。
スタジアムで不審な男をマーク
昨年10月21日、金曜日の昼下がり。京都市右京区の野球場「わかさスタジアム京都」では、大学野球の関西学生リーグの試合が開催されていた。スタジアム全体が観客の声援に包まれる中、京都府警の捜査員はスタンドで不審な男を発見した。
男は、荷物を持って何かを物色するようにスタンドをうろつき、前の方の席に腰を下ろした。男の後方には大学の応援団がいて、チアリーダーたちが華やかさを演出していた。
やがて男は、目の前の試合をよそに腕を組み、居眠りをし始めた-。周囲の観客には、そう見えたに違いない。だが、捜査員の目はごまかせなかった。
「おかしい、盗撮する気や!」
男が脇の下にしのばせた小型ビデオカメラの「録画中」を示す赤いランプを、捜査員は見逃さなかった。そのカメラのレンズは、後方で応援していた大学2年のチアリーダーの女子学生(19)の下半身を狙っていたのだ。
「ちょっと、話を聞かせてほしい」。捜査員らが男に職務質問すると、「すみません」と男は素直に罪を認めた。
営業の外回りにかこつけて
「2~3年前にチアリーダーの盗撮ビデオを買って見て以来、やみつきになった」。府警の調べに対し、男はこう供述した。
普段、仕事では営業担当をしているといい、主に外回りの最中に野球場などに足を運び、チアリーダーばかりを狙って盗撮していた。「近畿各地だけでなく、関東でも盗撮をした」とも話したという。
男のカメラからは、チアリーダーの尻や太ももばかりが写った動画ファイルが100個以上も発見された。理由は「妻子がいるので自宅のパソコンには保存せず、鑑賞用にカメラに保存していた」からだった。
そもそも捜査の発端は、昨年4月上旬にさかのぼる。大学の応援団長とチアリーダーが府警右京署を訪れ、「チアリーダーに対する盗撮を取り締まってほしい」と要請したのだ。
その前日、同じわかさスタジアム京都でチアリーダーが被害に遭っていたといい、同署を訪れた学生らは「(チアリーダーの)スカートは短いが、華やかに応援するためのもので盗撮されるために着用しているわけではない。取り締まってほしい」と切々と訴えたとされる。
この要請を受けて府警は、同スタジアムでの警戒を強化していた。
だが、チアリーダーにカメラを向けているからといって盗撮しているとは即断できない。応援風景を撮影していただけだと強弁されかねない。
これに対し、府警は今回、男の撮影方法などの状況に加え、男の撮影した映像を丁寧に分析。明らかにわいせつ目的で撮影していたと断定し、立件に踏み切った。
男は京都府迷惑行為防止条例違反容疑で書類送検され、今年2月、罰金30万円の略式命令を受けた。
「土産物に集中していて無防備」狙われる観光地
こうした盗撮は、京都で大きな問題になっている。
府警は以前、「盗撮スポット」としてインターネット上で紹介されていた世界遺産・清水寺(京都市東山区)で取り締まりを強化し、男7人を摘発した。以降、清水寺は「盗撮スポット」から一転、警察の監視の目が行き届いた場所となった。だが、盗撮犯は場所を移しただけとみられ、同じく観光名所の嵐山など別の観光地での犯行が横行し始めた。
そこで府警は昨年秋、嵐山周辺で集中取り締まりを実施。4人を摘発したが、紅葉シーズンの修学旅行生らをねらい、スカート内にカメラを差し入れるなどの犯行だった。
摘発された男らはこう供述したという。
「(観光地には)修学旅行中のミニスカートの学生が多い」
「土産物に集中していて無防備」
機器が進歩していることもあるのか、手口も巧妙化している。
集中取り締まりで書類送検された徳島県鳴門市の会社員の男(58)の場合、桂川の河川敷に陣取ると、約140メートル先の対岸に座っていた女性のスカート内を、望遠カメラで盗撮していた。カメラを構えていても、観光地では風景を撮影しているだけにも見え、盗撮だとは気づきにくいだろう。
もちろん被害は観光地にとどまらない。京都では最近も、商業施設で、離れた場所から乗用車のロックを解除できるキーレスエントリーに似た小型カメラを足首にくくりつけ、スカート内に差し入れたとされる男(30)や、駅のエスカレーターで膝の上にスマホを載せて一歩前に踏み出し、前に立っていた女子高生のスカートの中を盗撮したという男(33)が、逮捕されている。
気づきにくい背後の不審者
「被害にあっても気づいていない女性がほとんどだ。特に話しながらやスマホを操作しながらだとなおさらだ」。ある府警幹部の分析だが、実際に、後方から近づく人物には気付きにくいのだろうか。
府警東山署は1月、女子大学生らを対象に、夜道で後を付ける不審者の気配に気づくかどうかを体験する防犯教室を開催した。
「一人ずつ歩いてみて」。すっかり日が落ちた午後7時、署員の指示で参加者はスマホを操作しながら鴨川河川敷を歩き始めた。
途中、黒いコートとサングラスをした不審者役の警察官が座って待ち伏せていた。参加者が通過すると、背後から、無言のまま約20メートルほど後ろを付きまとった。警察官は体が密着しそうな距離で接近していたのだが、まったくといっていいほど気づかれなかった。
8人のうち不審者の存在に気がついたのは3人という結果だった。気づかないと答えた参加者は「通行人が多くて人の気配が分散している」「スマホに集中していると周囲に気づきにくい」などと話していた。やはり歩きスマホを止めたり、周囲を警戒したりすることは重要なようだ。
ある捜査関係者は盗撮犯について「盗撮する瞬間の、気づくか気づかれないかのスリルを楽しんでいる面もある。本人らにとって盗撮は趣味みたいになっているようで、たちが悪い」と指摘する。
これから春の観光シーズンを迎える京都。女性の服装も次第に肌の露出が多くなる。府警は「まだまだ氷山の一角だ」としており、観光地やスポーツ施設での盗撮について警戒を強める方針だ。
kyoto00glo at 06:07|Permalink│Comments(0)
京都・嵐山に美術館構想 アイフル創業者が私財
京都・嵐山に美術館構想 アイフル創業者が私財
京都・嵐山の渡月橋近くで、近現代日本画を中心とする民営美術館を2019年夏以降にオープンさせる計画があることが28日、分かった。周辺施設とも連携し、嵐山一帯の地域活性化に結びつける。
計画地は多くの観光客が行き交う渡月橋北詰西側の料亭跡地(京都市右京区)。消費者金融大手アイフル(下京区)創業者の福田吉孝氏が、個人による地域貢献の一環として、嵐山のにぎわいづくりや文化振興を目的に私財を投じて建設する。
すでに地元にも計画を説明し、着工に向けた手続きを進めている。美術館の運営は、近くの文化観光施設「小倉百人一首殿堂 時雨殿」の改修にも関わる右京区の不動産管理会社が担う見通し。「嵯峨嵐山日本美術研究所」も立ち上げ、専門の学芸員も確保した。日本画の企画展示などで時雨殿との連携も図る考えだ。
美術館では福田氏が個人で収集した日本画数百点を展示する。円山応挙や竹久夢二など江戸中期から明治時代に活躍した高名な画家の作品もあり、実現すれば嵐山に新たな文化拠点が誕生することになる。
kyoto00glo at 06:06|Permalink│Comments(0)
稀勢、加療1カ月の診断で春巡業休場…白鵬&照も不在のスタートに
稀勢、加療1カ月の診断で春巡業休場…白鵬&照も不在のスタートに
大相撲春場所で劇的な2場所連続2度目の優勝を果たした横綱稀勢の里(30)が、左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断されたことが29日、分かった。4月2日から始まる春巡業を休場し、当面は治療に専念する。途中出場の可能性もあるという。
左肩周辺の負傷を押して強行出場。千秋楽に本割、優勝決定戦と照ノ富士を連破して優勝し、列島を感動の渦に巻き込んだ稀勢の里の症状が分かった。左上腕部の筋損傷で加療1カ月。27日の一夜明け会見でも詳細を明かさなかったが、判明した。
「もう一度ちゃんと調べる。本人は(巡業に)出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」
師匠の田子ノ浦親方(40)=元幕内隆の鶴=によると、すでに診断書を協会に提出。4月2日の伊勢神宮奉納相撲から始まる春巡業を休場し、治療に専念する。途中出場の可能性もあるという。
稀勢の里は春場所13日目の24日、日馬富士戦で敗れた際に負傷した。14日目からは左肩周辺にテーピングを施して出場。26日の朝稽古では左上腕部に赤黒いあざが浮かび上がり、内出血したことをうかがわせた。
筋損傷は強い力がかかるなどして筋肉の一部が断裂することで、「肉離れ」とも呼ばれる。完全に断裂すれば手術が必要となるが、そうでなければ休養、安静などで完治を待つことになる。
再検査の結果や、状況次第では夏場所(5月14日初日、両国国技館)に影響が出る可能性もある。さらに、稀勢の里は強烈な左おっつけで相手の体勢を崩すのが得意。これまでのようなパワーで攻めることができるかどうか。夏場所以降の成績にも不安を残しそうだ。
日本相撲協会の玉ノ井巡業部副部長(40)=元大関栃東=によると、春場所で負傷した大関照ノ富士(25)や横綱白鵬(32)も春巡業を当初は休み、途中出場する見込み。新横綱のお披露目として盛り上がるはずだった春巡業は思わぬ事態に見舞われてのスタートになる。
上肢(肩周辺)の外科治療を専門とする近大の柿木良介教授「上腕二頭筋の部分断裂の可能性が高い。まわしをつかみながら激しく動き、筋肉が収縮しているなかで外的な衝撃を受けたことが原因ではないか。(対処法は)しばらく安静にしてから、腕を伸ばす練習や曲げるときの負荷を徐々に増やすのが一般的だ」
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会の前委員長で整形外科医の守屋秀繁氏(千葉大名誉教授)「(一般的な見解としては)治るけがだ。とにかく安静にすること。1カ月もすれば筋肉はつながる。(ただ)筋損傷ならば、あれほど痛がることも少ない」
アスリートのけがの治療に精通する松本クリニック(兵庫・芦屋市)の松本浩彦院長「『左上腕部の筋損傷』という診断結果に安心してはいけない。左肩関節の前方脱臼がともなわなければ、筋損傷は起こりにくく、実は(診断より)もっと傷んでいるのではないか。脱臼していれば、肩の腱板が切れていたり、靱帯(じんたい)が損傷していたりする場合もある。最悪の場合は手術も視野に入れないといけない。手術を受ければ復帰は早くても7月。(5月の)夏場所は厳しいだろう」
★貴親方は“稀勢万歳”
貴乃花親方(元横綱)はこの日、京都・宇治市で稀勢の里の優勝についてコメント。「誰もがもう駄目かと思っていた中で、素晴らしい結果を招いた。稀勢の里自身が築いてきた相撲道に、相撲の神様が舞い降りて見守ってくださった」。同親方は現役時代、平成13年夏場所で右膝に大けがを負いながら千秋楽へ強行出場。決定戦の末、優勝した。当時の映像を見たかと問われ、「今は“稀勢の里万歳”ということで」と返した。
kyoto00glo at 06:05|Permalink│Comments(0)
北陸新幹線「京都―新大阪」南回りルート決定に竹の子パワー?
北陸新幹線「京都―新大阪」南回りルート決定に竹の子パワー?
京都府南部、大阪や奈良と接する山城地域は古くから「山城たけのこ」の産地。毎年この時期に地元農家が直売所を開設し、5月はじめまで朝掘りの春の味が楽しめる。
突然、この竹林から新幹線駅の計画が芽を出した。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームは北陸新幹線計画で最後まで残っていた京都―大阪間について南回りルートを採用。中間地点となるJR片町線松井山手駅(京都府京田辺市)付近に新駅設置を決めた。
この駅名から場所が思い浮かぶ人は、関西でも少数派ではないか。京阪電気鉄道が大規模住宅地開発を計画し、資金を拠出してJRに設置してもらった請願駅。1989年に開業した。
それまでの片町線は気動車主体のローカル線だった。88年に「学研都市線」の愛称が決まり、翌年、大阪市内から松井山手駅まで複線化完了。97年のJR東西線開業で神戸方面とつながり、正式名称の由来である始発の片町駅もなくなった。
かつての陸の孤島は今や鉄道だけでなく第2京阪、新名神など高速道路の整備が進み、交通の要衝に様変わり。“雨後のたけのこ”のように住宅、量販店、工場の集積が進む。利便性向上は結構だが、本物を味わえる豊かな自然は大切にしてほしい。
kyoto00glo at 06:03|Permalink│Comments(0)
栖鳳や大観、高島屋コレクションの美 京都
栖鳳や大観、高島屋コレクションの美 京都
「高島屋史料館所蔵 日本美術と高島屋」展(京都新聞など主催)が29日、京都市下京区の京都高島屋グランドホールで始まった。京都画壇などとの多彩な交流の中で育まれた貴重なコレクションに、大勢の美術ファンが訪れた。
同展は、染織品の下絵を手掛ける画工室や美術品を販売する美術部など、高島屋と作家の縁を通じて集まった所蔵品のうち計60点を公開する。特別企画で、創業家飯田家と姻戚関係のあったトヨタ自動車創業家にちなんだ「豊田家・飯田家寄贈品展」も合わせて開催されている。
画工室に勤めていた竹内栖鳳の「アレ夕立に」は、舞妓の着物や帯の意匠にこだわった表現が目を引く。ほかに横山大観や富岡鉄斎、神坂雪佳らの屏風(びょうぶ)や絵画が並んだ。この日は、企画協力の鬼頭美奈子・名都美術館主任学芸員のギャラリートークもあり、百貨店ならではの作家とのつながり、作品のエピソードを紹介。作家が身近に感じられる話題に、来場者は聞き入っていた。4月10日まで。入場無料。
kyoto00glo at 06:02|Permalink│Comments(0)
京都 虚偽診断報告書 過去の病状データもとに作成か
京都 虚偽診断報告書 過去の病状データもとに作成か
暴力団組長の虚偽診断報告書作成容疑事件で、逮捕された医師らが、組長の容体が悪かった当時の記録をもとに、診断報告書を作った疑いがあることがわかりました。
康生会・武田病院の医師・全栄和容疑者(61)と暴力団組員の山田英志容疑者(48)ら3人は、暴力団組長の高山義友希受刑者(60)について「重篤な不整脈が頻発する」などとする虚偽の診断報告書を作成した疑いが持たれています。診断報告書の原案は、武田病院の元医事部長・大西義彦容疑者(45)が作ったとされますが、その後の取材で、報告書は、高山受刑者の容体が悪かった4年ほど前の診療記録をもとに作られた疑いが浮上しました。警察によりますと、報告書が作られた去年2月の時点では、高山受刑者は重篤な症状ではなかったということです。
kyoto00glo at 06:01|Permalink│Comments(0)