2016年05月

2016年05月31日

京都 早起きして訪れたい、京都の“朝観光”におすすめのお寺5選

京都 早起きして訪れたい、京都の“朝観光”におすすめのお寺5選

多くの観光客が訪れる京都。ここ数年、注目されているのが“朝観光”です。朝が早いと混み合うこともなく観光ができるだけでなく、地元の人との出会いがある時も。
また、時には贅沢に一人の時間が楽しめることもあります。早朝から開門する京都のお寺5山を紹介します。
 東山三十六峰の一つ音羽山中腹にある世界遺産「清水寺」。京都の中でも開門が早い寺院として知られ、朝6時には入ることができます。太陽が昇る東に位置することから、まぶしい朝日に目を細めながらの“朝観光”は、これからの暑い季節なら、街なかと比べれば涼しく快適です。開門と同時に拝観受付から本堂へ向かい、清水の舞台が目の前に現れると、考えられないほど人がいない静寂な空間が広がります。音羽の滝も空いていますよ。

〇清水寺(きよみずでら)
[所] 京都市東山区清水1丁目294
[TEL] 075-551-1234
[開門時間] 6:00-18:00(季節により変更あり)
[料金] 400円
 渡月橋から歩いてすぐの「天龍寺」。寺院を開いたのは、高僧の夢窓疎石です。自ら作庭した曹源池庭園(そうげんちていえん)が、嵐山や小倉山を借景にしています。大堰川があることで朝もやがかかることもあり、その風景は幻想的なんですよ。ほかにも、東から昇る太陽が麓より先に西にある嵐山に射し込み、この庭を照らす時間があるのも朝ならではです。通常は、朝8時30分から。紅葉が美しい秋には、朝7時30分から開門します。

〇天龍寺(てんりゅうじ)
[所] 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
[TEL] 075-881-1235
[開門時間] 8:30-17:30(11月初旬-下旬は7:30-)
[料金] 庭園500円(諸堂参拝は追加100円、法堂参拝は別途500円)
 五重塔、立体曼荼羅などで知られる「東寺」。平安京を守るために創建された寺院は、823(弘仁14)年に弘法大師(空海)に託され今に至ります。
鳥がさえずり、朝の散歩にちょうど良い広大な境内の西側には、大師の住まいだった御影堂があります。毎朝6時すぎから、生身供(しょうじんく)があり、僧侶により、朝の膳と昼食にあたる二つの膳と煎茶が大師へ献上されます。実は、国宝の弘法大師像を安置する厨子を毎日御開帳するのがこの時。無病息災と仏の徳を授かることができる朝です。
 〇東寺(とうじ)
[所] 京都市南区九条町1
[TEL] 075-691-3325
[開門時間] 5:00-18:00(季節により変更あり)
[料金] 境内自由
※講堂・金堂8:30-17:30(季節により変更あり)、500円(特別拝観は別途)
 聖徳太子が創建し、生け花発祥の地といわれる頂法寺は、通称「六角堂」と呼ばれています。京の都の中心地点というへそ石や縁結びの柳、聖徳太子沐浴の池跡など、境内には見どころもいろいろ。
開門は、朝6時。車も人も慌ただしく通る烏丸御池周辺のオフィス街から一歩寺院内に入れば、静寂に包まれます。スターバックス烏丸六角店(朝7時?)が隣接しているのも魅力。全面ガラスで、朝のコーヒーを飲みながらホッとした時間を過ごせます。

〇六角堂(ろっかくどう)
[所] 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
[TEL] 075-221-2686
[開門時間] 6:00-17:00
[料金] 境内自由
 室町時代に創建された「南禅寺」。春の桜、秋の紅葉で知られ、好シーズンになると観光バスで訪れる大勢の人々で境内が賑わう名所です。
境内には、ひと際大きな三門があります。歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」に、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」というシーンは、この三門からの眺めです。まずは、森林浴を楽しみながら水路閣などを見てまわり、8時40分になれば三門へ。急な階段を上り高さ約20mほどから京都市内を一望。朝の涼風を受けながら、何も考えず京都という街について思いを馳せる時間があります。
 〇南禅寺(なんぜんじ)
[所] 京都市左京区南禅寺福地町
[TEL] 075-771-0365
[開門時間] 境内自由、方丈庭園・三門・南禅院8:40-17:00(季節により変更あり)
[料金] 方丈庭園500円、三門500円、南禅院300円
 京都の“朝観光”は、自分のペースでゆったりとした時間を過ごすことができますよ。これからの初夏から夏、秋にかけてはちょうど良い季節です。



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京都・知恩寺で撮影イベント ゲッティイメージズが主催

京都・知恩寺で撮影イベント ゲッティイメージズが主催
どの 写真がいいの?

百万遍の知恩寺(京都市左京区)で5月28日、「istockalypse kyotoフォトサミット」のワークショップが行われた。主催は写真を中心としたコンテンツプロバイダーのゲッティイメージズ。


  同社が運営するオンラインマーケットサイト「istockalypse」が、世界の都市でフォトグラファー向けに行っている同イベント。同ページで活躍するアーティストが来日したほか、初心者に向けのプログラムも用意した。

  昨年東京で開催され、2年連続で日本の都市での開催となった。東京オリンピックを控え、需要が高まることを見越して日本人が撮影する日本の写真を増やしたいという背景もある。

  京都大学で同日、同サービスに写真を提供したい初心者フォトグラファー向けにレクチャーが行われた。講師を担当したレベッカスウィフトさんは、自然光で撮られたナチュラルなものが世界的に好まれることや、日本では自然だけでなく、医療や教育の現場にまつわる写真のリクエストが多い傾向を紹介。実際に同サイトで提供されている「桜」「鳥」「女性」といった同じテーマの4枚を例にして「写真の上に文字を入れ背景として使える写真や、テーマがはっきりとわかるものが好まれる」と解説した。

  レベッカさんに京都の撮影のポイントを聞くと「旅行者が撮影する鳥居や寺より、生活スタイルといった日常に密着したもの。京都には大小のビジネスを切り取るといいのでは」とアドバイスする。

  同社の島本久美子社長は「ただ美しい写真よりも今のトレンドに合った日本の写真が求められている。当社が提供している中で日本の写真が占める割合は1%。これからオリンピックや観光の分野で需要は確実に増える。イベントを契機に90万点の新たな写真を加えて充実させ、日本での裾野を広げていきたい」と話す。



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師走恒例の「顔見世」、今年は先斗町で 京都・南座改修に伴い

師走恒例の「顔見世」、今年は先斗町で 京都・南座改修に伴い

 松竹は30日、京都の師走の風物詩「吉例顔見世興行」について、今年は耐震改修に向けて休館中の南座(京都市東山区・1078席)に代えて、先斗町歌舞練場(中京区・540席)で行うと発表した。

 先斗町歌舞練場は、花街・先斗町の芸舞妓が毎年5月に開く舞踊公演「鴨川をどり」の会場として知られる。松竹は複数の劇場を候補に検討した結果、花道など歌舞伎芝居に適した舞台機構を備えていることや、1カ月にわたる長期の興行に対応できることなどから、同歌舞練場を選んだ。

 南座以外での顔見世は、劇場の大改修を行った1990年に祇園甲部歌舞練場(東山区)で開いて以来。南座の藤田孝支配人は「会場は小さくなるが、京都の人から歴史的に愛されてきた顔見世の伝統や意義を守りつつ、にぎわいを紡いでいきたい」としている。今年は五代目中村雀右衛門襲名披露興行で、公演期間や演目は後日発表する。

 南座は改正耐震改修促進法に基づく診断で、耐震基準を満たしていないことがわかり、1月中旬以降、休館している。現在、改修方法について具体的な検討を進めているが、工事期間や再開時期は決まっていない。

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師走の風物詩、京都・南座の顔見世今年は先斗町歌舞練場


耐震工事計画のため休館中の京都市東山区の南座は30日、師走の風物詩「吉例顔見世興行」を、今年は同市中京区の先斗町歌舞練場に移して開催すると発表した。南座以外で行われるのは、同劇場の改修工事が行われた平成2年以来。

 昭和4年に建てられた南座は国の登録有形文化財。改正耐震改修促進法(平成25年施行)による耐震診断の結果、改修工事を検討することになり休館しており、再開時期などは未定。今年の顔見世は、五代目中村雀右衛門さんの襲名披露を兼ねる

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声明厳か、心清らかに 京都・三千院で法要

声明厳か、心清らかに 京都・三千院で法要

過去の悪い行いを反省し、心を清らかにする「御懺法講(おせんぼうこう)」が30日、京都市左京区大原の三千院で営まれた。経文に旋律をつけて唱える声明(しょうみょう)が雨上がりの境内に厳かに響き渡った。

 御懺法講は1157年に後白河天皇が宮中の仁寿殿で営んだのが始まりとされ、門跡寺院などに伝わってきた。明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)や昭和の太平洋戦争などの影響で何度か途絶えたが、天台宗の最も重要な儀式として三千院が1979年に復興した。

 法要は午前11時から宸殿(しんでん)で始まった。導師を務める三千院の堀澤祖門門主をはじめ、9人の僧侶が堂内に入り、雅楽の調べの中で高らかに声明を唱えた。儀式は2時間にわたって営まれ、終盤には花びらをかたどった紙を僧侶がまく「散華(さんげ)」があり、約290人の参列者が古儀にのっとり再現した宮中法会を静かに見守った。



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京都丹後を疾走するレストラン列車が一新

京都丹後を疾走するレストラン列車が一新

京都丹後鉄道は、2016年2月に食を通じて丹鉄沿線地域の魅力を発見する「FOOD EXPERIENCE」をコンセプトに生まれ変わった、丹後くろまつ号の運行ルートと提供メニューを7月より一新する。

7月から運行コースが天橋立から西舞鶴までとなる丹後くろまつ号。今回は「スイーツコース」、「ランチコース」、「地酒コース」の3コースの運行となる。

丹鉄沿線地域の特産品を使った料理や地酒、伝統の和菓子店の特製スイーツが味わえるのに加え、丹後屈指の絶景の一つでもある由良川橋梁や、奈具海岸の絶景が天橋立―西舞鶴間の沿線に位置しているため、丹鉄沿線地域ならではの食を、移り変わる絶景と共に楽しめる、まさに旅の醍醐味が体験可能なメニューとなっている。

さらに今回は、創業から180年を超えるハクレイ酒蔵での酒蔵見学と試飲体験や、北前船資料館の見学、地元の物産展などがコースに含まれており、食だけではなく歴史や文化、風土を含めた丹鉄沿線地域の魅力を体感できるイベントも企画されている。

また、日本三景であり多くの観光客が訪れる「天橋立」と、ユネスコ記憶遺産に登録された舞鶴引揚記念館や舞鶴赤レンガパークなど、歴史施設が点在する舞鶴市に位置する「西舞鶴」を結ぶことで、より多く丹後地方の魅力ある土地柄を知る事ができる。

ただ食を楽しむだけではなく、丹鉄沿線地域のすべてが体感できる、大人のための旅プランはいかが。



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島津家家紋?キリシタン?謎の「十」刻印石、京都の石切場で発見

島津家家紋?キリシタン?謎の「十」刻印石、京都の石切場で発見

伏見城や大坂城の石垣の石切場だったとされる京都市山科区の山中で、「十」の印が入った大名刻印石が29日までに見つかった。漢数字か島津家か、はたまたキリシタン大名を示すのか…。山科の地に新たに現れた刻印石はどんな意味を持つのか、採石場跡の謎はさらに深まっている。

 新たな刻印石は、市遺跡地図台帳に記載されている「大塚・小山石切丁場」がある同区小山の麓付近で地元住民らの研究グループが見つけた。こけむした大きな石の表面に縦棒約14センチ、横棒約10センチの「十」の印が刻まれ、石を割るための矢穴も入っていた。

 採石場は豊臣時代から徳川時代にわたって使われたとみられている。これまでに毛利家の「一に○」と、「平四つ目結」など15個の刻印石が見つかっている。

 「十」の意味は、研究グループの中でも議論が分かれており、漢数字で採石場の範囲を表した▽島津家の家紋で採石範囲を示した▽キリシタン大名の暗喩?などの意見が出ている。ただ、近くに毛利家の石切場があるため、同じ西国大名の島津十文字を示す可能性は高い。

 研究グループの武内良一さん(75)は「採石場から切り出して麓へ運ぶ途中で置いていかれた石ではないか。淀城などでも似た刻印石があり、伏見城から転用された流れがある程度分かってきた。まだまだ多くの石があると思うのでほかの人も見つけて報告してほしい」と言う。

 採石場に詳しい芦屋市教育委員会の森岡秀人さんは「初めて『十』の刻印が出てきたのは重要だ。漢数字の可能性は低く、家紋のほかにはキリシタンの印や『×』なども考えられる。今後の調査に期待したい」と話している。



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2016年05月30日

京都迎賓館を通年一般公開へ!2016年7月末より

京都迎賓館を通年一般公開へ!2016年7月末より


赤坂迎賓館(迎賓館 赤坂離宮)の通年一般公開が2016年4月19日からスタートとなりましたが、これに続いて京都迎賓館も2016年7月下旬頃より一般公開を通年で実施する見込となりました。



迎賓館の一般公開は、観光庁が「世界が訪れたくなる日本」を目指す観光ビジョンの実現に向けて打ち出しているプランの1つ。



日本の美術や芸術・文化を結集して造られた赤坂・京都迎賓館を、日本人はもちろん、外国からの観光客にも公開することで日本のすばらしさをアピールする狙い。



京都迎賓館の通年一般公開については、4月28日?5月9日まで試験公開を実施した結果を踏まえて「接遇に支障のない範囲で可能な限り」という条件で、通年一般公開へと踏み切ることになりました(参考)。



入館料や入館方法・公開スケジュールなどはいまのところ詳細は明らかとはなっていないものの、赤坂離宮のようにインターネットでの事前予約なども採用されるのではないか?と予想されます。



また京都迎賓館とおなじように、京都御苑の中にある「京都御所」「仙洞御所」もまた、従来の春・秋の参観日以外にも一般公開を増やしていく方向で、平成28年度中に整備されるようです。



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京都市に路面電車復活を 専門家が町の活性化へ意義語る

京都市に路面電車復活を 専門家が町の活性化へ意義語る

 路面電車と歩行者限定地域による町の活性化を考える講演会が28日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。国内外の公共交通に詳しい専門家が欧米の事例を基に語り、参加者らが京都市で路面電車を復活させる意義を考えた。

 NPO法人環境カウンセラーズ京都の主催。500系新幹線の開発などに携わった元JR西日本職員でNPOエコネット近畿理事の仲津英治さん(71)=大津市=が講師を務めた。

 仲津さんは、これまで訪問した欧州の各都市で、路面電車の路線拡充や、複数の公共交通が協力して同じエリア内の運賃を統一するなどの事例を紹介。ハンガリーのブダペストなど中世の雰囲気をとどめる都市中心部で、歩行者限定の地域が増えているといい、「活気のある町は公共交通と歩行者を大切にしている」と強調した。

 京都の路面電車について「増加する高齢者や観光客の移動手段に路面電車は最適。架線が不要な新技術も開発されており、歴史的都市で路面電車復活を検討する価値は大きい」と訴えた。



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「『個』育ての勧め」 京都で教育創造フォーラム

「『個』育ての勧め」 京都で教育創造フォーラム

「第9回京都21世紀教育創造フォーラム」が29日、京都市中京区の京都堀川音楽高で開かれた。「大人は今何が出来るか-雑草教育&『個』育ての勧め」をテーマに、市民約350人が教育における大人社会の役割について考えた。

 京都の産学公でつくる京都教育懇話会の主催。基調講演で、鷲田清一京都市立芸術大学長が、現在の教育現場の問題点の本質は「教員や生徒の忙しさ」にあると指摘、その原因は「教育と経済は自動車の両輪のような存在で、教育はひたすら与える活動であるはずなのに、経済の市場原理が教育に持ち込まれていることだ」とした。

 その上で、教育とは「子どもをつくる、育てるという考えに基づくものではなく、子どもが勝手に育っていく環境をつくることだ」と述べ、子どもが自らの力で成長するのを支援するような大人の役割に期待した。

 パネル討論では、懇話会長の堀場厚・堀場製作所会長兼社長や平林幸子・京都中央信用金庫副理事長、門川大作京都市長、無限塾代表のジャック・パイエさんが、今後の教育の在り方について意見を交わした。



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伝統技法のつえ世界に 京都の「つえ屋」、欧州など進出計画

伝統技法のつえ世界に 京都の「つえ屋」、欧州など進出計画



ステッキ・つえ専門店を展開するつえ屋(京都市上京区)が海外進出を計画している。来春のシンガポールを皮切りに、欧州でも出店を予定する。京蒔絵(まきえ)や西陣織など京都の伝統技法を生かした高付加価値商品を海外の富裕層らに売り込み、グローバルな成長を目指す。

 シンガポールの新店は現地企業と組み、商業施設内に開設する。これまで海外では、催事での販売実績はあるが、常設店を構えるのは初めて。数年以内をめどにステッキの文化が根付くフランスやドイツ、イタリアなどにも店舗を設け、欧州市場で需要を開拓する。

 海外では、装飾性の高いつえやステッキを中心に取りそろえる。著名な京蒔絵師、下出祐太郎氏が装飾を施した商品のほか、西陣織の生地や北山杉を材料に使用した商品なども投入する。

 同社は2006年に1号店を京都で開設。

 現在は京都や大阪、東京の10カ所に直営店を持ち、業績を伸ばしている。今後は高齢化が進む海外の先進国で需要が伸びると見込み、数年前から進出を準備してきた。

 坂野寛社長は「つえを通じて京都の文化を世界に発信し、伝統工芸の再評価や、継承にもつなげていきたい」としている。



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