2016年04月

2016年04月30日

京都鉄道博物館オープン 初日は1万4300人訪れる

京都鉄道博物館オープン 初日は1万4300人訪れる

大型連休初日の29日、京都市下京区に国内最大級の「京都鉄道博物館」がオープンした。開館前から鉄道ファンや家族連れ約2千人の行列ができ、この日は1万4300人が来館した。

 蒸気機関車から新幹線まで日本の鉄道史を彩る往年の53両を展示。入り口から本館へと続く通路では高度経済成長を支えた初代新幹線「0系」が迎える。「見て、触れて、体験」できるのも魅力。家族で訪れた京都府宇治市の丹田英雄さん(68)は0系の座席の感触を確かめ、「家族旅行でよく乗った。親しみがありますね」と笑顔で話した。

 開館時間は5月8日まで午前9時-午後6時半。9日以降は午前10時-午後5時半。水曜休館(祝日を除く)。
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本物同様の運転シミュレータ、京都鉄博

4月29日にオープンする「京都鉄道博物館」(京都市下京区)。53両もの貴重な車両が収蔵されているだけでなく、様々な体験展示があるのも魅力のひとつだ。

運転士が訓練で使用するのと同等の運転シミュレータは、在来線と新幹線の2種類を体験可能。出発時の加速、安定した速度での運行、駅到着前の減速タイミングなど、各行程ごとの速度調整の難しさに誰もが驚くはず。


6台ある223系在来線は約3分、N700系7000番台の新幹線は2台あり、こちらは約5分の運転体験。各シミュレータごとに制服も用意され、大人も子どもも運転士になりきって楽しめる。

このほか、自動列車停止装置(ATS)や自動列車制御装置(ATC)の役割を知ることができる施設では、模型についたカメラからの映像を頼りに運転。こちらも減速をうまくコントロールするのが難しく、実際に使われている技術がどれだけ安全に列車を運行しているか知ることが出来る。チケットは一般1,200円、ほか。詳細は公式サイトにて。
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京都 葵祭ヒロインは老舗のお嬢様! 母と親子二代〝斎王代一家〟 「体力には自信」「負けず嫌い」

京都 葵祭ヒロインは老舗のお嬢様! 母と親子二代〝斎王代一家〟 「体力には自信」「負けず嫌い」

 京都三大祭りのトップを切って5月15日、京都市内で行われる葵(あおい)祭。ヒロインを務める斎王代(さいおうだい)に、今年は350年以上続く京漆器老舗「象彦(ぞうひこ)」社長の長女、西村和香(わか)さん(26)=京都市山科区=が選ばれた。祭りの主役ともいえる斎王代はどんな人なのだろうか。

趣味は美術館めぐり

 「話を頂戴したときはただただ驚きましたが、今は感謝の気持ちとうれしい気持ちでいっぱいでございます」

 4月12日、京都市内で葵祭行列保存会が行った記者会見に登場した和香さん。母から譲り受けたというピンクの着物を身につけ、少し緊張した様子でそう答えた。

 京都市の名門私立、ノートルダム学院小学校、ノートルダム女学院中学・高校、ノートルダム女子大を卒業後、平成24年4月には父の毅さん(55)が経営する京漆器の老舗「象彦」に入社、今は広報を担当している。

 学芸員の資格を持ち、趣味は美術館めぐり。凛としたたたずまいに楚々とした笑顔が印象的な生粋の「お嬢様」だ。

母も斎王代

 実は和香さんの母、和美さん(53)も昭和55年に第25代の斎王代を務めた。それだけではない。3姉妹の長女である和美さんの妹2人もそれぞれ昭和59年(第29代)、平成2年(第35代)の斎王代を務めている。

 和香さんで61代目となる斎王代だが、3姉妹で務めたのは和美さんらだけだ。

 それだけに和香さんにとって、斎王代は身近な存在だった。「小さな頃から写真で見て、話もたくさん聞いていた」と振り返る。

 「自分のとき以上に緊張している」と話す母の和美さんは「親子2代でこのような大役を仰せつかることになって光栄だと感謝している」と笑顔をみせた。

 斎王代経験者が周囲にいることで、和香さんは「アドバイスが直にもらえることはありがたい環境だなと思っています」と話す。母からのアドバイスは「とにかく体調管理に気をつけて」だったという。和香さんは中学、高校とバドミントン部に在籍しており、「体力には自信があります」と笑う。

 一方で、自分の性格を「負けず嫌い」と分析。「分からない仕事に対しても、分からないなりにやっていこうというところが自分にはあるかなと思っています」と話す。

 そんなまな娘を父、毅さんは「ご覧の通り活発な娘。このような大役を務めるに当たっては、ぜひ落ち着いて、迷惑がかからないようにやってくれることをただただ願っている」と思いやった。

斎王代の条件とは

 葵祭は約1400年前に五穀豊穣(ほうじょう)を祈って始まったとされる下鴨、上賀茂両神社の例祭だ。

 斎王代とはかつて神社に仕えた未婚の内親王「斎王」の代理。斎王が奉仕するのは当初、伊勢神宮だけだったが、弘仁元(810)年、嵯峨天皇によって賀茂大神にも奉られるようになった。この賀茂大神の斎王の制度が、建暦2(1212)年に途絶え、昭和31年に斎王代として復活することになる。

 その斎王代は「京都ゆかりの未婚女性から毎年推薦で選ばれること」となっている。これまでに、華道や茶道の家元、老舗料亭の経営者などを父に持つ斎王代がいた。今回選ばれた和香さんの父、毅さんも寛文元(1661)年創業の京漆器老舗の社長だ。

 斎王代を発表する葵祭行列保存会の猪熊兼勝会長は「雰囲気を持っている人を選んでいる」と話す。

 必須とされるのは礼儀作法と着物。2つを兼ね備えるのは茶道をたしなむ人が多いということで、茶道裏千家の推薦が必要とされる。和香さんも茶道をたしなみ、和服を着慣れている。条件的にはぴったり当てはまる。

 猪熊会長は「最近は身長も気になるところ」と話す。あまり背が高いと、十二単(ひとえ)姿で輿(こし)に乗る際に違和感が出るのだ。

お世話係からのアドバイス

 20年近く斎王代のお世話係をしているという大島由紀子さん(72)は「とにかくつつがなく終わってもらうためには、何よりも体調管理が重要」と助言する。とはいえ、「この20年間、毎年いい人を選んでもらって、本当に安心している」とも話す。

 実は大島さんの娘2人も斎王代を務めた。お世話係としてみる斎王代と、母としてみる斎王代はどう違うのか。

 大島さんは「お世話係としては、去年、今年、来年と同じように文化を伝承していけるかどうかが気になります。母としてみると、『何とか今年1年無事に終わってほしい』と見てしまいますね」と笑う。

 葵祭の印象を「豪華絢爛(けんらん)。十二単を着ることをすごく楽しみにしている」と話す和香さん。5月15日には、その十二単を身につけた艶やかな姿が見られるはずだ。



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京都 角膜機能維持、新タンパク質発見 京大など、iPSから作製に道

京都 角膜機能維持、新タンパク質発見 京大など、iPSから作製に道


黒目の表面を覆う角膜上皮の機能性の維持に重要な働きをしている新たなタンパク質を、京都大iPS細胞研究所の升井伸治講師や京都府立医科大の北澤耕司助教らのグループが発見した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)からの角膜上皮細胞の作製や、病気やけがの治療に役立つ成果で、米科学誌セル・リポーツで29日発表する。

 角膜上皮は、角膜を守るバリアーとして機能しており、病気やけがで傷つくと角膜が濁り、視力の低下を招く。角膜上皮を人工的に作製する研究も行われているが、角膜上皮が作られるメカニズムの詳細はよく分かっていない。

 升井講師はこれまでに、iPS細胞になるのを阻害するようなタンパク質は、成熟した細胞への分化や機能性の維持に関与することを見つけており、この仕組みを利用して細胞の分化にかかわるタンパク質を効率的に探し出す手法を開発している。今回、同手法を利用して、角膜上皮に多く存在するタンパク質の中から、角膜上皮への分化や機能の維持に関わる「OVOL2」を見つけた。角膜上皮細胞にあるOVOL2の働きを阻害するとバリアー機能が大きく低下した。

 北澤助教は「OVOL2は、角膜上皮の機能性の維持に関与する複数のタンパク質の中でも特に重要な働きをしているとみられる。品質の高い角膜上皮を見分ける目印としても期待できる」と話している。



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京都 三船祭 清少納言役の重み実感、津田さんが衣装合わせ 来月15日、嵐山

京都  三船祭  清少納言役の重み実感、津田さんが衣装合わせ 来月15日、嵐山

 平安時代の船遊びを再現する車折(くるまざき)神社(京都市右京区)の「三船祭」(5月15日)で、清少納言役を務めるフルート奏者の津田佐代子さん(38)が28日、神社で十二ひとえの衣装合わせに臨んだ。

 898年に宇多上皇が船遊びをした故事にちなみ、嵐山の大堰川で戦前から続いてきた祭り。2013年に台風18号の被害で神社側の出費がかさんだだめ14年は中止されたが、15年に地元有志が復活させ、清少納言役を設けた。

 2代目の津田さんは右京区在住で、保存会の会長でもある津田純一・井筒八ッ橋本舗会長の長女。子どもの頃は境内で遊んだこともあると言う。

 この日、十二ひとえの着物9枚に袖を通した津田さんは重量が計10キロ前後にもなるとあって「とても重い」と苦笑い。それでも「できるだけ多くの皆さんに平安の王朝絵巻の世界を堪能してもらい、生まれ育った地元のお祭りに貢献したい。清少納言は一つのことに秀でて活躍した人。女性として尊敬できます」と話していた。



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京都市×スタバのエコアクション始動

京都市×スタバのエコアクション始動

京都市とスターバックスがタッグを組んだ、エコアクションプロジェクト「YES,WE DO KYOTO!」。そのワークショップで、京都市民が考えた「京都らしいエコなライフスタイル」を楽しく実践するエコアクションの2つが、4月29日からスタート。京都市内のスターバックス16店舗で開始される。

ひとつは、「ない」ことを楽しむ、社会実験イベント。日本文化でもある「引き算の美学」をスターバックス店内で実践。4月29日の夕方から夜にかけて店内の「明かり」をなくし、そのときの気持ちや気づきを、居合わせた人同士で共有することを試みる。京都市内の13店舗で実施、各店の時間帯は公式サイトのイベント情報にて。

もうひとつは、布で「マイ スリーブ」を作るワークショップ。全国のスターバックスで1日約20万個利用されている再生紙製スリーブ(熱いドリンクを注文した際に付けてくれるカバー)の代わりに、折り紙のように布を折って、何度も使えるスリーブを作ろうというもの。この趣旨に賛同した京都の老舗風呂敷メーカー・宮井の協力により、風呂敷を使ったスリーブづくりを開催(こちらはすでに満席)。

京都市内のスターバックスでは、今後もユニークなエコアクションを次々に展開、いけばなのワークショップや、ランニングのツアーなどを予定している。



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京都 大念仏狂言、戦後初の新作 京都・千本ゑんま堂

京都 大念仏狂言、戦後初の新作 京都・千本ゑんま堂

毎年5月1-4日に、京都市上京区千本通鞍馬口下ルの千本ゑんま堂で上演される「千本ゑんま堂大念仏狂言」で、保存会が戦後初めて新作を上演する。かつて使用していたキツネの面を使い、人間の娘に恋する雄キツネの物語に仕立てた。保存会は「付けて演じると面が生きる。楽しんで見てもらえると思う」と話す。

 千本ゑんま堂大念仏狂言は壬生(中京区)、嵯峨(右京区)と並ぶ三大念仏狂言の一つで、せりふがあるのが特徴。平安期に始まったとされ、西陣地域の特定の家系に受け継がれていたが、1964年に後継者不足で中断。75年に保存会が発足し継承している。

 往時は50番演じられたとされるが、口伝で継承されてきたため、現在は半分程度しか上演できない。新作を公の場で上演するのは戦後初めてとみられる。

 半世紀ほど前までは「釣狐(つりぎつね)」という演目が演じられており、保存会にはキツネの面が3枚残る。綱渡りなどがあり、アクロバティックな演目だったと伝わるものの、映像はなく、せりふや詳しい内容は分からない。

 数年前から面を活用しようと、保存会の戸田義雄会長が中心となり、キツネをテーマにした新たな台本の創作を模索。試演や議論を重ね昨年「与平狐」という約30分の新作を完成させた。

 与平という雄キツネが人間の娘に恋し、師匠のキツネに娘と結ばれる方法を尋ねるが?という内容で、民話や童話を参考にしながら、大念仏狂言ならではのハッピーエンドとした。

 戸田会長は「観衆の反応を見て内容を磨き、定期上演できる演目にしたい」と意気込みを見せる。5月1日午後7時からと3日午後6時から上演する。先着300人分のみいすの用意がある。入場無料。



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京都 旅行に帰省、京都駅にドッと GWスタート

京都 旅行に帰省、京都駅にドッと GWスタート

ゴールデンウイークが始まった29日、JR京都駅(京都市下京区)の新幹線ホームは、旅行や帰省に向かう人らで混雑し、乗客はスーツケースやお土産を持って次々と列車に乗り込んだ。

 下りホームでは、午前8時台には東京方面からの列車を待つ人の列ができた。京都観光に訪れたカップルや外国人らがドッと降り立ち、また、単身赴任中の父をホームで待ち受け、再会を喜ぶ子どもの姿も見られた。

 中国、四国方面などに向かう多くの市民らが乗り込むと、列車の通路や出入り口付近は乗客でいっぱいになった。

 京都市右京区のグラフィックデザイナー、津司秀夫さん(59)、知子さん(59)夫妻は「香川県の直島に旅行に行き、美術館巡りなどを楽しみます」と笑顔で話した。



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京都鉄道博物館が好発進!初日入場者数は約1万4300人

京都鉄道博物館が好発進!初日入場者数は約1万4300人




 29日にオープンした「京都鉄道博物館」(京都市下京区)の初日の入場者数は約1万4300人だった。運営するJR西日本によると「好調な出足」だという。

 この日は開門前に約2000人の行列ができ、開業時間を午前8時50分と予定より10分早めた。当日券を買い求める行列の先頭客は前日の28日朝から並んでいたという。

 同館は昨年8月に閉館した旧梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)や平成26年4月閉館の旧交通科学博物館(大阪市港区)の資料を引継ぎ、展示内容を充実させた。

 入館料は一般1200円。休館日は毎週水曜(祝日除く)と年末年始。京都駅から徒歩約20分。



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2016年04月29日

京都迎賓館を試験公開 豪華しつらえ、通年実施へ

京都迎賓館を試験公開 豪華しつらえ、通年実施へ


京都迎賓館(京都市上京区)で28日、通年公開の実施に向けた試験公開が始まった。朝から大勢の観光客や市民らが詰め掛け、京都の伝統技術の粋を結集した内部の豪華なしつらえに見入った。

 京都迎賓館はこれまで年1回、10日間ほど一般公開している。試験公開は、無料の定員制で5月9日まで実施し、当日午前9時から先着順に入館時間帯を指定した整理券を配布している。

 この日は、京都迎賓館の西門前に早朝から整理券を求める行列ができた。午前10時前に開門されると、参観者らは和式の晩さん室「桐(きり)の間」や、ブータン国王を船遊びでもてなしたという庭園などを見学。壁面を飾るつづれ織りや金細工を施した建具など、日本の伝統美と匠(たくみ)の技が詰まった調度品に見とれた。

 熊本県玉名市の前浜健一さん(68)は「庭から建物の柱一つ一つに至るまで贅(ぜい)を尽くされ、言葉にできないほど素晴らしい」と話していた。



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京都 法界寺薬師如来50年ぶり披露 京都、春の文化財特別公開

京都 法界寺薬師如来50年ぶり披露 京都、春の文化財特別公開

普段は見られない寺社を公開する春の非公開文化財特別公開が29日から、京都市と京都府八幡市で行われる。伏見区の法界寺では、截金(きりかね)が特徴的な薬師如来立像(重要文化財)が50年ぶりに公開される。

 京都古文化保存協会(左京区)が加盟寺社と協力して実施する。

 法界寺薬師堂に収まる薬師如来立像は像高約88センチ、平安時代の寄せ木造り。サクラを染めて着衣部分に截金で文様が施されている。岩城秀親(いわしろしゅうしん)住職(65)は「普段は公開していませんが、安産や授乳の御利益があると信仰を集めています」と話す。

 このほか、伏見区の瑞光寺は、奈良国立博物館に寄託する奈良時代前期の重文「長屋王願経」を寺院で披露。八幡市の石清水八幡宮では、寛永11(1634)年に徳川家光の造営で完成し、今年2月に国宝に指定された本殿が見られる。東寺の五重塔初層内陣、21年に1度の正遷宮を昨年終えた下鴨、上賀茂の両神社の本殿、浄土宗総本山・知恩院の大方丈なども公開される。

 非公開文化財特別公開は29日-5月8日の午前9時-午後4時(受け付け)。有料。問い合わせは京都古文化保存協会TEL075(754)0120。



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