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2017年01月31日

京都 草刈り、害虫駆除に一役 京大教授ら化学物質の効用発見

京都 草刈り、害虫駆除に一役 京大教授ら化学物質の効用発見


雑草を刈った時に出る化学物質が、近くにある別種の植物の害虫を撃退する能力を向上させる可能性が高いことを、京都大生態学研究センターの高林純示教授や龍谷大農学部の塩尻かおり講師らが突き止めた。農薬を減らした害虫駆除につながると期待できる。英科学誌サイエンティフィック・リポーツで31日、発表する。

 グループは、亀岡市や兵庫県加西市の黒大豆畑で、2012-13年と15年に実験。15-20センチの長さに切ったセイタカアワダチソウ18袋を800平方メートルの畑の中に等間隔に置いた後、秋から冬にかけて葉やマメの様子を調べた。結果、セイタカアワダチソウのある区域で育てた黒大豆は、付近の通常の畑と比べて葉は1-4割、マメでは1-5割の被害が減った。

 また、黒大豆の害虫であるガの幼虫への影響も比較した。切ったセイタカアワダチソウとともに育てた黒大豆を幼虫に与えると成長しづらくなった。一方、人工飼料では通常のように大きくなった。セイタカアワダチソウから出た化学物質に反応した黒大豆が、別の物質を出して幼虫に影響を与えたとみられる。

 高林教授は「傷つけられた雑草に対する黒大豆の反応が、種子という次世代まで影響を及ぼすことを確認できた」としている。



kyoto00glo at 06:05│Comments(0)

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