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2016年10月19日

京都  世界遺産・上賀茂神社でパンフェス 京都 『京都パンフェスティバル』

京都  世界遺産・上賀茂神社でパンフェス  京都 『京都パンフェスティバル』

式年遷宮奉祝事業として昨年初開催され、2日間で5万人が来場した『京都パンフェスティバル』。今年も世界遺産「上賀茂神社」(京都市北区)で、10月29・30日に行われる。

京都と言えば、日本一のパン消費量を誇る土地でもあるため、上賀茂神社の中野詔夫権禰宜は「賀茂祭(葵祭)の神饌(しんせん=神に捧げるお食事)が、京料理の起源とされるなど、食と当神社の関わりは深いんです。こちらで、今や日本の食文化に欠かせなくなったパンを楽しんでもらえたら」とパンフェスを企画した経緯について説明。当日は、一の鳥居から二の鳥居の間に京都の名店をはじめとした16店が集結する。

宇治抹茶とチョコのおやつブレッド、すぐきパンなど京都らしい食材を使ったものなど幅広い種類が揃い、「イノダコーヒ」のホットコーヒー、水出し玉露(無料・数量限定)とともにいただくことができる。最近、百貨店でのパンフェスが増えてきたが、神事が行われ、緑あふれる世界遺産の境内で楽しむのは、また格別なひとときとなりそうだ。

出店/アンデ、伊藤園、イノダコーヒ、ウェスティン都ホテル京都、窯くら(30日のみ)、京都東急ホテル、京都ホテルオークラ、グランドプリンスホテル京都、ザ・リッツカールトン京都、志津屋、乃が美、ブーランジュリーオペラ、ブランジュリ ロワゾー・ブルー(29日のみ)、PAUL(レアールパスコベーカリーズ)、ポシェット、ホテルグランヴィア京都、山一パン総本店、ラミデュパン、リューココリーネ

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参考

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背油・醤油・魚介!京都の旨いラーメンの新店トップ3が決定

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2015年04月25日
あの「京都人」が、ここまでパンを愛する理由

消費量は日本1位!古都は和に飽きている?

ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」。そんな世界的に認められた和食をイメージする土地はどこか?と問われたら、真っ先に思い浮かべるのが「京都」ではないだろうか。

日本の伝統を今に伝える古式ゆかしき街である。

しかし、そんなイメージを根底から覆すデータが今年発表された。

■パンの消費量が多い都市

1位 京都市 6万2599グラム
2位 神戸市 6万1629グラム
3位 岡山市 5万8009グラム

(1世帯当たり、2012~2014年平均、総務省統計局家計調査)

 

なんと、パンの年間購入量で全国1位、つまり日本一パンを食べている町が京都なのだ。ハモや松茸のお吸い物とか湯葉的な味のうす~いものしか食べてないだろうなと勝手にイメージしていた京都がパンを日本一食べるのは「なんで?」。取材班は、さっそく京都に飛んだ。

「日本人なのだから、当然ご飯派!」とならないのが今の京都。市内で街頭調査を行ったところ、実に9割の人が「朝パン派」だった。京美人から頑固そうな年配の人達まで、口々に「パン!」と答えた。

あまりにもパンという答えしか出てこない現状に少し寂しさを覚えた取材班は、「そうだ!この人なら絶対に和食と答えてくれる!」と、舞妓さんに話を聞いた。すると、返ってきたのは流暢な京ことば。「パンをよばれてます」。

こうなったらあそこへ!



お寺の住職はスープにパンを浸して食べていた
 
こうなったら、ここしかない!とお寺の住職の元へ行ってみてびっくり。食事の様子を拝見すると、なんとスープにパンを浸して食べる、クックパッドやテレビCMで話題のつけパンを楽しんでおられた。

取材班は京都のパン好きを認めざるを得ない決定的な証拠を目の当たりにする。地元スーパーのパンコーナーをチェックすると、なんと食パンだけで60種類。もちろん惣菜パンや菓子パン・サンドイッチなど種類も豊富で、もはやパン屋と変わらない。そしてパンのお供バターやジャムも数えきれないほどの量。それもそのはず、バターの購入量は京都が日本一!

■バターの消費金額ランキング

1位 京都市
2位 東京都区部
3位 奈良市

(1世帯当たり、2012~2014年平均、総務省統計局家計調査)

 

“牛乳”の購入量も実は京都が日本一なのだ。

■牛乳の購入量ランキング

1位 京都市
2位 広島市
3位 大津市

(1世帯当たり、2012~2014年平均、総務省統計局家計調査)

京都には「パンストリート」なるものも存在。大学が並ぶアカデミックな今出川通は京都一のパン激戦ロード。数100mおきにパン屋さんが並んでいる。その通りは香ばしくも甘い、やさしい匂いのする場所だ。

「pin de bleu」(パンドブルー)というお店では、全商品(食パンなどは除く)100円均一で売っている。

ほかにも蛸薬師町には、行列ができるお店がある。時間によってパンのラインナップが変わり、50種類以上のパンが売られている。いちばん人気は、チョコレートベーグルだ。

京都人はパンにコーヒー?!


京都人は和に飽きてしまったのだろうか?
 
それにしても、なぜ「和」のイメージの強い京都が日本一パンを食べるのか?取材は2つの仮説を立てた。ひとつ目は『京都、和に飽きてしまった説』。街頭調査の中で京都人のおすすめする料理店を挙げれば、イタリアンやフレンチ、ステーキ屋など洋食系ばかり。湯葉や湯豆腐もまったく食べないという。

その説を裏付けるデータがこちら。

■お茶飲料の購入金額ランキング


41位 京都市
42位 広島市
43位 和歌山市

(1世帯当たり、2012~2014年平均、総務省統計局家計調査)

 

お茶のイメージが強い京都市だが、お茶飲料の購入額は低い!

変わってこちらのランキング

■コーヒーの購入金額ランキング


1位 京都市
2位 金沢市
3位 奈良市

(1世帯当たり、2012~2014年平均、総務省統計局家計調査)

 

コーヒーの購入量は、なんと全国でトップ!794年から都として『和の代表』を1200年背負ってきた京都は、おそらく和に飽きてきているといっていいだろう。

2つ目は『新しもの好き説』。現代の日本の中心、東京は流行の最先端。つまり新しいものを敏感に察知し時代をリードしているように、ずっと都だった京都も、新しいものに敏感なのでは?

ということで調べると、こっちの狙い通りのデータが。矢継ぎ早に羅列すると、Twitterのユーザー数ランキングは、東京に次ぐ2位。Facebookのユーザーも同じ。日本マクドナルドの関西進出第1号は、京都藤井大丸店。日本で初めてセーラー服を導入したのも平安高等女学校(現・平安女学院中学校・高等学校)。路面電車も京都が初だ。

まだまだある、京都の日本初


京都ではポピュラー?なパン朝食
 
ほかにも数々の京都の日本初。

日本初のスクリーン映画上映。日本初のコンピュータ専門学校。日本初のインターネット通信制高校。などなど、京都は初物づくしである。

京都に詳しい専門家に話を聞くと、明治時代、神戸に西洋人が移り住むようになった事でパン屋さんが急増。新しもの好きの京都人は神戸でパン作りを学び、京都に持ち帰って市内にたくさん店を開店したという。つまり昔から京都人は新しもの好きだった。

ダメ押しの理由が京都は商人・職人の街。手軽に食べられるパンが職人たちの間で大人気になったこともあるだろう。独自の進化を遂げた京都のパン文化は、もはや日本の食文化ともいえる領域まで達しているのかもしれない。


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kyoto00glo at 06:16│Comments(0)

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