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2016年09月30日

京都 “ナンバ歩き” 省エネ実証 京都・桃山高生が研究

京都 “ナンバ歩き” 省エネ実証 京都・桃山高生が研究


 同じ側の手足を同時に動かす歩き方で、江戸時代まで日本人がしていたとされる「ナンバ歩き」の効果について、桃山高(京都市伏見区)の生徒が研究し、普通の歩き方と比べ、約1割疲労が少ないという結果を導き出した。「格好悪い」という独特のフォームに気恥ずかしさも感じながらも何度も実験を重ねた。生徒は「データを増やして、効率の良さを確実に証明したい」と張り切っている。

■「格好悪い」けど歩幅広がる

グローバルサイエンス部の2年の女子4人。同高では登校時に約400メートルの坂道を上る必要があり、楽な方法はないか考えた。浮世絵の庶民の姿に描かれ、今も歌舞伎などの伝統芸能や相撲の技で使われる「ナンバ歩き」が、現代の歩き方より効率的との説があり着目。今春研究を始めた。

 専門家主催のナンバ歩き講習会に参加し、歩き方の体得から始めた。普通の歩き方と比較するため、真上や真横から歩く姿を動画に取り、歩幅や重心のぶれを調べ、歩行時の脈拍から運動負荷を測定した。4人が約2カ月間で、約2時間の歩行や検証を週1-2回繰り返し、データを取った。

 結果、ナンバは普通の歩き方と比べ、歩幅が坂道で8・6センチ、平地で7・3センチと1割程度広かった。二つの歩き方を簡易モデルで計算した理論値もほぼ同じ結果だった。歩行時の脈拍もナンバが1分間に94・1回で、通常より7%ほど低かったという。

 被験者が少ないという課題があり、今後は後輩とともに裏付けを進める。男性や多くの世代のデータも取りたいといい、山道での実験も検討している。

 ナンバは上半身の体幹の筋肉を使い体のねじれが少ないのが特徴という。リーダーの2年高山紗世梨さん(16)=八幡市=は「感覚的に歩きやすいと捉えていたことが、理論的にも考察できたのが面白い。通学時に堂々と使えるよう、美しいフォームも追求したい」と意欲を示した。



kyoto00glo at 06:08│Comments(0)

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