2024年04月14日

京都で26度超、今年の最高気温で夏日に あすも暑くなる予想

京都で26度超、今年の最高気温で夏日に あすも暑くなる予想




 高気圧に覆われて良く晴れた13日、京都市中京区の最高気温は26度を超え、この春の最高気温となった。「夏日」は7日に続いて今年2回目となった。

【写真】夏日に白いモンキチョウも登場

 13日午後3時までの最高気温は、京都市中京区26・1度、京田辺市26・2度、南丹市園部町25・7度など。

 京都地方気象台によると、きょうの京都市の予想最高気温は27度、あすは26度で、来週も平年より高い気温が続く見通し。


kyoto00glo at 06:25|PermalinkComments(0)

京都 稲盛財団が「稲盛研究助成金」を贈呈 50人の若手研究者に 京都市左京区

京都 稲盛財団が「稲盛研究助成金」を贈呈 50人の若手研究者に 京都市左京区




独創的で優れた研究に取り組む若手研究者らに贈られる「稲盛研究助成金」の贈呈式が、13日、京都市左京区のホテルで行われました。13日には、408人の応募の中から選ばれた50人の研究者たちが、引き締まった面持ちで式に臨みました。「稲盛研究助成」は、京セラの創業者、故・稲盛和夫さんが設立した財団が若手研究者を支援するために1985年から毎年行っているものです。式では今回助成を受ける50人の名前と研究テーマが読み上げられ、稲盛財団の金澤しのぶ理事長から、代表者に助成金100万円の贈呈書が手渡されました。また 助成対象者を代表して、河川の地形や活断層の研究に取り組む九州工業大学大学院工学研究院の厳島怜准教授があいさつに立ち「未発見の活断層の新たな探査方法を確立し、地震の被害を軽減できるよう貢献したい」と今後の決意を述べました。


kyoto00glo at 06:25|PermalinkComments(0)

京都 野生動物への理解を進めるイベント 京都市動物園など6施設・団体が開催

京都 野生動物への理解を進めるイベント 京都市動物園など6施設・団体が開催




 野生動物への理解をきっかけに、動植物や自然について考えてもらおうというイベントが、京都市左京区の京都市動物園で行われています。「野生動物学のすすめ」と題したこのイベントは、野生動物をきっかけに、動物はもちろんその食料や生息に必要な植物にも関心を持ってもらおうと2016年から開かれています。13日は自然環境を次世代につなぐことを目的に、連携を図る6つの施設や団体によるワークショップが開かれました。このうち京都水族館のブースでは、子どもたちが回転のぞき絵作りに挑戦し、アザラシの泳ぎ方を観察しました。また「動物園でフィールドビンゴ」の企画では、職員がガイドしながら家族連れなどが園内を散策し、「模様のある生きもの」や「長い生きもの」などキーワードに合うものを見つけて、ビンゴシートのマス目を埋めていました。ワークショップは13日のみですが、14日は様々な分野の講演会などがおこなわれます。


kyoto00glo at 06:24|PermalinkComments(0)

<好きな麺チェーン店ランキング>丸亀製麺?天下一品?ゆで太郎?一蘭? 日本人と外国人の「好きな日本の麺チェーン店」ベスト20発表 「一風堂」スープ作りにも密着

<好きな麺チェーン店ランキング>丸亀製麺?天下一品?ゆで太郎?一蘭? 日本人と外国人の「好きな日本の麺チェーン店」ベスト20発表 「一風堂」スープ作りにも密着


好きな麺チェーンベスト20a
京都 好きな麺チェーンベスト20a
京都 好きな麺チェーンベスト20 
好きな麺チェーンベスト20x
 





4月13日放送の「サンドウィッチマンの禁断ランキング 日本人と外国人で比べてみた! 好きな麺チェーン店ベスト20」出演者=テレビ朝日提供

 テレビ朝日の特番「サンドウィッチマンの禁断ランキング 日本人と外国人で比べてみた! 好きな麺チェーン店ベスト20」が、4月13日午後6時56分から放送される。

【写真特集】おいしそう!「ちいかわラーメン 豚」話題に

 番組は、日本人と外国人を対象に「好きな日本の麺チェーン店」についてアンケートを実施し、日本人と外国人それぞれのベスト20を比較しつつ発表。日本の麺チェーン店の海外での人気や、店独自のこだわりも紹介する。PR映像には「丸亀製麺」「ゆで太郎」「一蘭」「カプリチョーザ」などが登場している。

 海外でも人気の「一風堂」のスープ製造工場にも潜入。2日掛かるというスープ作りに、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さんが密着する。

 番組MCはサンドウィッチマンが務め、スペシャル見届け人として内藤剛志さんと、「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さんが登場。ゲストで鈴木砂羽さん、ケンドーコバヤシさん、「HiHi Jets」の高橋優斗さん、松村沙友理さん、磯山さやかさんらも登場する。


kyoto00glo at 06:17|PermalinkComments(0)

女子会トーク 重要 メモ ライドシェアの認知は54.9%、日本での解禁に賛成57.8%--MMD研究所が調査

女子会トーク 重要 メモ ライドシェアの認知は54.9%、日本での解禁に賛成57.8%--MMD研究所が調査



 MMDLaboが運営するMMD研究所は、「タクシーの利用とライドシェアに関する調査」を実施。その結果を4月11日付けで公表した。調査は、3月29日~4月1日でのインターネット調査で、予備調査では18歳~69歳の男女7000人、本調査ではライドシェア利用経験者202人を対象として行ったもの。

【画像】ライドシェアの推奨度

 予備調査の7000人を対象として、ライドシェアの認知や利用経験について聞いたところ、「利用したことがある」が4.7%、「利用したことはないが、サービスの内容は知っている」が20.3%、「聞いたことはあるが、サービスの内容は知らない」が29.9%となり、これらを合わせたライドシェアの認知は54.9%となった(※利用経験については、国内外問わず乗車する側としての経験を聞いている)。

 日本でのライドシェア解禁に対する賛否を聞いたところ(「わからない」を除く)、「賛成」と「やや賛成」を合わせた賛成が57.8%、「反対」と「やや反対」を合わせた反対が42.2%となった。

 予備調査から抽出したライドシェア利用経験者202人を対象に、ライドシェア利用時の満足度を聞いたところ、「満足」と「やや満足」を合わせた満足度は85.6%に。続いて、ライドシェアを周囲の人へおすすめしたいと思うかを聞いたところ、「すすめたい」と「ややすすめたい」を合わせた推奨度は84.7%となった。

 なお本調査ではタクシー利用経験にまつわるものも行われており、タクシーの利用経験がある人は58.6%、タクシーの利用経験または利用意向がある人のオンライン配車利用経験は33.2%などといった結果も公表されている。

「タクシーの利用とライドシェアに関する調査」


kyoto00glo at 06:16|PermalinkComments(0)

女子会トーク 水原一平容疑者が出廷…黒いスーツに白のシャツ、足かせされ「イエス」16度


女子会トーク 水原一平容疑者が出廷…黒いスーツに白のシャツ、足かせされ「イエス」16度

FullSizeRender
ギャンブル依存症??
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
 不正送金で銀行詐欺容疑で米連邦当局に訴追された大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者(39)が13日(現時時間12日午前)、米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。

 大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正に送金したとして訴追された水原容疑者は法廷に黒いスーツに白シャツ、足かせをされて姿を現し、「イエス」と16度述べた。保釈についての手続きが行われ、保釈金は2万5000ドル(約382万円)。いかなるギャンブルも今後しないこと、パスポートを返納することという条件もつけられた。

 同容疑者のフリードマン弁護士は、予定されていたメディア対応をせずに地裁を後にした。

 次回は5月9日、現地時間午前11時30分から行われる。

///

水原一平容疑者、380万円&条件付きで保釈 米報道「許可なく大谷に接触できない」 騒動後初めて公の場に


大谷から24億円超を搾取した容疑で訴追

水原一平容疑者【写真:ロイター】

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者が12日(日本時間13日)、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。違法賭博への関与が報じられてから、初めて公の場に姿を現したと、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者が報じた。この日、司法当局に出頭し、拘束されたと「ESPN」など複数の米メディアが報道していた。複数の条件付きで保釈されたという。

【実際の画像】LA地裁の様子 大勢のメディア陣に囲まれるも…取材拒否して立ち去る水原容疑者の弁護士

  ブラム記者のXによると、水原容疑者は足首が拘束された状態で出廷したが「後に外された」という。複数の条件付きで、2万5000ドル(約380万円)を支払い保釈されたと伝えており、「許可なくカリフォルニア州中央地区を離れることはできない。オオタニに接触することもできない。ギャンブル依存症のプログラムに参加しなければならない」としている。

 米司法省は水原容疑者が大谷から1600万ドル(約24億5000万円)超を搾取したとし、11日(同12日)には銀行詐欺容疑で訴追したと発表。水原容疑者は韓国でパドレスとの開幕戦が行われた3月20日付でドジャースを解雇されて以来、行方が分かっていなかったが、米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・タイムズ」は韓国から米カリフォルニア州に戻った飛行機を降りたところで警察に止められたという複数の人物の証言を掲載していた。


///

kyoto00glo at 06:15|PermalinkComments(0)

純金製茶わん窃盗事件 逮捕の容疑者 事件当日に売却か

純金製茶わん窃盗事件 逮捕の容疑者 事件当日に売却か



東京・日本橋のデパートで開かれている金製品の展示・即売会でおよそ1000万円の金の茶わんが盗まれた事件で、逮捕された容疑者が事件当日に江東区内の買取店に茶わんを持ち込み、およそ180万円で売却していたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。一方、茶わんはこれまでのところ見つかっておらず、さらに売却された可能性があるということで、警視庁が詳しく調べています。

今月11日、東京・中央区の日本橋高島屋で開かれている金製品の展示・即売会「大黄金展」で、販売価格1040万円の純金製の茶わんを盗んだとして、警視庁は13日、東京・江東区に住む職業不詳、堀江大容疑者(32)を窃盗の疑いで逮捕しました。

容疑を認めているということです。

これまでの捜査で容疑者は、デパートを出たあと地下鉄で逃走し、江東区の木場駅で降りたことが確認されていますが、その後、その日のうちに区内の買取店に茶わんを持ち込み売却していたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。

売却額はおよそ180万円で、現金で受け取ったとみられるということです。

一方、茶わんはこれまでのところ見つかっておらず、さらに売却された可能性があるということで、警視庁が詳しく調べています。


kyoto00glo at 06:14|PermalinkComments(0)

“なりすまし偽広告” 詐欺被害など未然防止へ省庁連携を ( 10日、実業家の前澤友作さんと堀江貴文さんが自民党の勉強会に出席 )


“なりすまし偽広告” 詐欺被害など未然防止へ省庁連携を ( 10日、実業家の前澤友作さんと堀江貴文さんが自民党の勉強会に出席 )
 
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender



有名人などになりすまし、投資を呼びかける偽の広告がSNS上に広がっている問題について、消費者庁は、12日の参議院の特別委員会で、なりすましの広告が、現在の景品表示法の規制対象にはならないという見解を示したうえで、詐欺被害などの未然防止に関係省庁と連携して取り組んでいく考えを示しました。


有名人などの名前や画像を無断で使用して本人になりすまし、投資などを呼びかける偽の広告がSNS上に広がっていて、金銭などをだまし取られる被害が相次いでいます。

12日の参議院の消費者問題に関する特別委員会で、法令上の問題点などを議員から問われた消費者庁の担当者は、有名人らをかたったなりすましの広告が、事業者による自分たちの商品やサービスについての表示について定めた現在の景品表示法の規制の対象になっていないという見解を述べたうえで、「被害が発生すると回復することが難しい」として、関係省庁と連携して、詐欺被害などの未然防止に向けた注意喚起を行っていく方針を示しました。

一方、詐欺罪などで検挙することが可能かどうかを問われた警察庁の担当者は「個別の事実関係に即して判断されるので、一概に答えるのは困難だ」としたうえで、犯罪の事実が確認されれば、必要に応じて海外の捜査機関とも連携するなどして積極的に摘発する考えを示しました。


///

こちらは、ホリエモンこと堀江貴文さんを名乗る人物のラインアカウントです。「投資はギャンブルではなく、理性的な選択」と書かれています。有名人になりすまし投資を呼びかける詐欺が急増しています。
10日、実業家の前澤友作さんと堀江貴文さんが自民党の勉強会に出席し、SNS運営事業者の規制などを訴えました。

■堀江貴文さん
「ディープフェイクの動画とか僕がしゃべっている動画とかも最近出てきている。広告を規制しないと騙されてしまう」

■前澤友作さん
「なりすまし広告を一切削除しませんかという提案をしました。みなさん押されて(アクセスして)騙されてしまっているので僕の責任も感じている」

11日、長野市に住む70代女性の1億円を超える高額被害が明らかになるなど、県内では詐欺被害が相次いでいます。特に増えているのがSNSで投資家や有名人などを騙り、金をだまし取る「SNS型投資詐欺」です。
県警によりますと今年、県内では2月までに10件発生し、被害額は1億5000万円を超えています。警察は「SNS上で有名人を騙り投資を呼び掛ける広告は詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。

///




kyoto00glo at 06:14|PermalinkComments(0)

能登半島地震(104日目) の被災地で、学生ボランティアが探す“自分ができること”:避難者のためにひたすら汗を流す:若い力を生かした支援

能登半島地震(104日目) の被災地で、学生ボランティアが探す“自分ができること”:避難者のためにひたすら汗を流す:若い力を生かした支援




能登半島地震の被災地で、学生ボランティアが探す“自分ができること”(前編):避難者のためにひたすら汗を流す

復旧作業が続く能登半島地震の被災地・石川県珠洲市で、日本財団ボランティアセンターが派遣した学生ボランティアの活動に密着。被災家屋の保全作業や、避難所の足湯マッサージで発揮した“若者の力”をリポートする。その前編。


“してはいけないこと”ではなく“してあげたいこと”を

今回取材したのは、「日本財団ボランティアセンター」(略称:ボラセン、東京都港区)が石川県珠洲市に派遣した災害ボランティアの第6陣。3月11日から16日までの活動を前に、まずはオンラインでの顔合わせに参加すると、第5陣から第6陣への学生同士の引き継ぎの中で、印象的な場面があった。

初めて災害支援に向かう男子学生が「被災地で、してはいけないことはありますか?」と聞くと、第5陣の女子学生から「つらい体験を思い出すような質問は避けてほしい。でも、“してはいけないこと”よりも、“してあげたいこと”や“自分に何ができるか”を考えて行動してほしい」とアドバイス。彼女は第1陣にも参加しており、経験を積んだことで、すでに学生をまとめるリーダー的な力を付けていた。

第6陣のメンバー。初対面の6人が力を合わせる
第6陣のメンバー。初対面の6人が力を合わせる

被災して休業中の民宿「むろや」(珠洲市蛸島町)をベースキャンプとして使わせてもらう。食事は自炊し、広間で寝袋に入って眠る
被災して休業中の民宿「むろや」(珠洲市蛸島町)をベースキャンプとして使わせてもらう。食事は自炊し、広間で寝袋に入って眠る

ボラセンのスタッフは発災3日後の1月4日に現地入り。道路の緊急復旧や行方不明者の捜索を手伝いながら情報を収集し、17日からボランティアの派遣を開始した。主に日本財団の災害支援チームや現地で活動するNPOなどをサポートする形で、その時々の被災地のニーズに合わせた活動をしている。

能登半島の北端に位置する珠洲市は、大規模火災が発生した輪島市と並び、最も甚大な被害を受けた地域。市全体で全壊が3千棟以上、半壊が2千500棟にも及ぶ。金沢市など都市部から離れているため、復旧作業は遅れがちで、取材した3月中旬時点では断水・停電が続く地域も多かった。

蛸島町の倒壊家屋。大きな余震であれば、また道がふさがれてしまいそうだ
蛸島町の倒壊家屋。大きな余震があれば、また道がふさがれてしまいそうだ

緊急復旧したものの道路は波打ち、車移動にも時間がかかる状況だった
道路は緊急復旧したものの波打っており、車移動にも時間がかかる状況だった

ニュースでは計り知れない被災地の実態に困惑

第6陣は主に、珠洲市北部の折戸町にある避難所を拠点とするNPO「災害支援レスキューアシスト」と行動を共にした。NPOのベテランスタッフが重機やエンジン工具で家屋保全をする間、学生は室内の清掃、がれきやごみの運び出しに当たった。

二次被害を防ぐため、傾いた塀をユンボで崩すレスキューアシストのスタッフ
二次被害を防ぐため、傾いた塀をユンボで崩すレスキューアシストのスタッフ

がれきの撤去や清掃など、特別なスキルが必要ない仕事はいくらでもある
がれきの撤去や清掃など、特別なスキルが必要ない仕事はいくらでもある

「現地で見聞きすることは、ネットやテレビのニュースから伝わってくるものと全く違う」

がれきを運んでいた男子学生の言葉には実感がこもっていた。能登へ入った直後は、押しつぶされた家々があまりに多くて現実味を持てなかったが、被災家屋に入り、日常生活が途絶えた様子を目の当たりにすると、震災の脅威が徐々に胸に迫ってきたという。

外観は損傷が少ない建物も、足を踏み入れるとタンスや食器棚が倒れ、ガラスが散乱している。冬に湿気の多い能登では、調湿機能を持つ土壁が主流。その壁が崩れて土煙が上がり、割れた窓からも潮風に乗って砂が吹き込んでくる。住民からは「全壊・半壊をまぬがれても、ほとんどの家が大きな被害を受けている」と嘆きの声が上がる。

タンスを起こして、外れていた扉を取り付けるなど、できるだけ原状回復を目指す
タンスを起こし、外れてしまった扉を取り付ける。できるだけ原状回復を目指す

引率スタッフの「食器棚の中がグチャグチャなままだよ」という指摘に、慌てて対応する場面も
引率スタッフの「食器棚の中がグチャグチャなままだよ」という指摘に、慌てて対応する場面も

能登半島では65歳以上の高齢者比率が高く、特に珠洲市では5割を超えている。高齢者だけで暮らす世帯も多く、自力では家の中の片付けすらままならない。

単に倒壊家屋数だけでは伝わらない現地の実情を知り、学生たちは一段と作業に身を入れていく。それでも「災害支援のプロたちと学生6人が力を合わせても、半日がかりで1軒すら片付けられない。住民の皆さんが日常を取り戻すのは、いつになるのだろう…」と、額の汗をぬぐっていた。

現場を指揮したレスキューアシストの川島浩義さんは、「屋根の雨漏りや割れた窓ガラスを放置すれば、家がどんどん傷んでいく。今回は避難中の家主の娘さんから『親が家に戻った時、心の痛みを少しでも減らしてあげたい』との要請を受けた。学生たちには、そうした気持ちを汲み取り、自分で考えて作業してほしい」と語った。

学生たちに作業の進め方を指導する川島さん(右から2人目)
学生たちに作業の進め方を指導する川島さん(右から2人目)

昼食は屋外で湯を沸かして、カップ麺やお菓子で済ませる
昼食は屋外で湯を沸かして、カップ麺や菓子で済ませる

高齢者が多い被災地で、日々変化していくニーズ

第1陣にも参加し、2度目の能登入りとなった女子学生は「前回は避難所での炊き出しや足湯マッサージが主な仕事だった。被災地のニーズは刻々と変わっているし、避難所の雰囲気も全然違う」と、再訪の感想を述べた。

仮設住宅の整備が進み、金沢などに設置された「みなし仮設」に移った世帯も多い。発災当初は500人近くいたという避難所でも、取材時には50人程度まで減っていた。ニーズも当然変わっていく中で、「現場ごとにできることを考え、精一杯頑張るだけ」と、慣れない力仕事にも積極的に取り組んでいた。

重いハンマーを握って塀の取り壊し
重いハンマーを握ってブロック塀を取り壊す

市営のグラウンドゴルフ場で建設が進んでいた応急仮設住宅
市営のグラウンドゴルフ場で建設が進んでいた応急仮設住宅

避難生活が長引く中、被災者にとって大きな気掛かりなのが、やはり自宅の状態だ。補助金申請や解体、撤去、建て替えなど問題が山積みなのはもちろん、損傷の少ない建物でも放っておけば傷んでいくし、生活再開に向けた修繕や補強、清掃などが必要だ。

狼煙(のろし)漁港近くの被災家屋では、「家のことが心配で、数日前に金沢のみなし仮設から避難所へ戻って来た」という高齢女性が途方に暮れていた。津波対策のために高台に設けられた避難所と自宅は徒歩10分ほど。それでも足腰の弱った高齢者が行き来するには過酷で、「昨日、足の悪い亭主が家を見に来たけど、帰りは上り坂だから1時間半以上もかかった。車なら2~3分だけど、こんなことになるとは思ってなかったので、免許を返納してしまった」とため息をつく。

4メートルを超える津波に襲われた珠洲市の寺家地区の惨状
狼煙町の南に隣接する寺家地区は、4メートルを超える津波に襲われた

家具が倒れ、土壁が崩れた室内
家具が倒れ、土壁が崩れた室内

学生たちが任されたのは、被害の大きかった2階や階段部分などの修復や清掃。タンスや本棚が倒れたため、服や書籍が散らばり、土壁の損傷も激しい。ただ、重機が必要な大きな補修作業はなかったため、徐々に作業に慣れてきた学生たちはてきぱきと動き、半日でほぼ完了した。

家主は「何日もかかるだろうと覚悟していたのに、あっという間に片付けてもらって本当にありがたい。若い子が来てくれて、明るい気分にもなったよ」と感謝していた。

丁寧に汚れを払ってから棚に戻す
丁寧に汚れを払ってから棚に戻す

「ほうきを使うのは久しぶり」と戸惑いながらも、一生懸命きれいにしていた
「ほうきを使うのは久しぶり…」と戸惑いながらも、一生懸命に掃除していた

経験を積むたびに、たくましい表情になっていく
経験を積むたびに、たくましい表情になっていく


///
能登半島地震の被災地で、学生ボランティアが探す“自分ができること”(後編):若い力を生かした支援




復旧作業が続く能登半島地震の被災地・石川県珠洲市で、日本財団ボランティアセンターが派遣した学生ボランティアの活動に密着。被災家屋の保全作業や、避難所の足湯マッサージで発揮した“若者の力”をリポートする。その後編。




“能登半島では全然人手が足りていない”

阪神淡路大震災や東日本大震災などを経て、日本では防災意識や寄付文化と共に、ボランティア活動も浸透してきた。その半面、下調べをせずに現地に向かった人が逆に足手まといになったり、ボランティアが余ってしまったりすることもあって、「素人は被災地に行くな」といった風潮も生まれている。

さらに「専門スキルを持たない学生などは役にも立たないのでは?」との声もあるが、川島さんは「誰もが初心者からのスタートだし、被災地では特別なスキルがなくても、人手が必要な仕事も多い。ちゃんとアンテナを張り、ボラセンのように現地のニーズを把握している団体の募集を通じて、現地に来て、力を貸してほしい」と言う。

宿泊させてもらった蛸島町の民宿「むろや」から、活動に向かう学生とボラセンのスタッフ
宿泊させてもらった蛸島町の民宿「むろや」から、活動に向かう学生とボラセンのスタッフ

蛸島町の西に隣接する市街地・正院地区も、特に被害が大きかった地域の一つ
蛸島町の西に隣接する市街地・正院地区も、特に被害が大きかった地域の一つ

被災地には、学生のような若いボランティアの力が必要な仕事もある。その代表が、避難所での足湯マッサージだ。

血行が良くなる足湯は、風邪の予防や睡眠の促進に加え、避難所生活に多いエコノミー症候群対策などの効能がある。入浴環境を含め、避難所での生活は快適とはいえず、冬が厳しい能登では特に喜ばれた。今回訪れた正院小学校でも「今晩はよく眠れそう」「若い人が来ると避難所が明るくなる」といった声が多く、仮設に移った人も続々と集まって来た。

足湯マッサージを受けた浦秀一市議会議員(左)は「地割れしたデコボコ道を3カ月近く歩き回っているから、足がボロボロ。今日は足を温めたから、ぐっすり眠れるよ」と笑顔で語った
足湯マッサージを受けた浦秀一市議会議員(左)は「地割れしたデコボコ道を3カ月近く歩き回っているから、足がボロボロ。今日は足を温めたから、ぐっすり眠れるよ」と笑顔で語った

避難所となっている正院小学校。当初は車中泊を含めて500人以上が避難したが、取材時は運動場に仮設住宅ができ、校舎内で生活するのは40人弱だった
避難所となっている正院小学校。当初は車中泊を含めて500人以上が避難したが、取材時には運動場に仮設住宅ができ、校舎内で生活するのは40人弱だった

明るく元気な若者にしかできないこと

実は足湯には、別の効用もある。

先行きが見通せず不安を抱えていても、遠慮して声を上げられない被災者も少なくない。温かい湯に足を浸し、元気のいい若者とおしゃべりするうちに、自然とリラックスして本音がポロリとこぼれ出る。それが行政や支援団体の専門家では拾いきれない、被災者ニーズの把握につながる。学生たちが集めたつぶやきは、ボラセンのスタッフを通じて関係機関に共有されることで、細やかな支援が可能になるのだ。

順番を待つ避難住民との会話も重要な仕事だ
順番を待つ避難住民との会話も重要な仕事

70代の女性は「高校を卒業すると、若い人は珠洲から離れてしまう。正月休みに来るはずだった孫たちとも震災で会えなかったから、大学生とおしゃべりできて楽しかった」と晴れ晴れとした表情。

女子学生は宿舎に戻ってから「つらかったことも話してもらい、距離が縮まった気がする。私の話も楽しそうに聞いてくれた」と振り返る。男子学生は「初めて会う人と、手を握り合ってコミュニケーションを取るのは貴重な体験。僕の心も温まった」と目を輝かせていた。

第三者の学生相手だと話が弾む。その体験談に真剣に耳を傾ける
第三者の学生相手だと話が弾む。その体験談に真剣に耳を傾ける

最初は誰もが初心者、そこから災害支援のプロが生まれる

最後の現場作業は狼煙町の高台の住宅で、傾いた納屋から荷物の運び出し。家主の女性は「川島さんからは、危ないから自分で荷物を出さないようにと言われていたので、学生さんが来てくれるのを待っていたのよ」と歓迎してくれた。

納屋の修復には時間が掛かるので、運び出した荷物はできるだけ処分せねばならない。でも、災害ごみは仮置き場に集められるため、「普段と分別の仕方が違うから覚えられないし、重いものを仕分けするのも大変。災害の専門家や若い人が来てくれて本当にありがたい」と感謝していた。

納屋が崩れないように川島さんたちが応急処置し、学生たちが中の荷物を運び出す
納屋が崩れないように川島さんたちが応急処置し、学生たちが中の荷物を運び出す

「これは必要なものですか?」と、一つ一つ確認しながら仕分けしていた
「これは必要なものですか?」と、一つ一つ確認しながら仕分けしていた

学生たちは家主さんに処分するかを確認しながら、手際よく荷物を運び出す。とりわけ大物だったのが、年代物の重厚なオーディオセットだ。

長年使っていなかったようだが、それを見付けた70代のご主人がうれしそうにレコードプレーヤーをいじり始め、「16~17歳の時、半年分の給料を貯めて買ったもの。やっぱり捨てられねえ」と、別の建物に移してほしいと依頼。その気持ちに応えるように、女子学生が3人がかりで丁寧に運んでいた。

初めてレコードプレーヤーを見る学生たちに、使い方を教えるご主人。こうした触れ合いも、貴重な時間だ
初めてレコードプレーヤーを見る学生たちに、使い方を教えるご主人。こうした触れ合いも、貴重な時間だ

大切なオーディオを運ぶ。同じサイズの重厚なスピーカーも2つあった
大切なオーディオを運ぶ。同じサイズのスピーカーも2つあったので、重労働だった

作業を見届けた川島さんは「初めての被災地に戸惑っていた子も、帰る頃には自分なりに率先して行動するようになる。一度、経験した子には、いつかまた現場に戻ってきてもらいたい」と語る。

東日本大震災の際に活躍した学生ボランティアは、復興が進んだこともあり、就職後は被災地での活動から遠ざかる場合が多かった。しかし、能登半島地震が発生すると、現地入りし、当時の経験を生かしてくれている人もいるという。「日本は災害大国。能登で経験したことが、未来の被災地で生きるはず」と力説する。

川島さん自身も最初から災害支援のプロだったわけではない。何度か足を運ぶうちに、現場で頼りにされるようになった。「自分ができることをしているだけなのに、被災者が『ありがたい』と喜んでくれる。それこそ“有り難い”ことであり、活動の原動力になっている」という。「少しでも被災地の役にたちたいと思う人には、ぜひ現場に来てほしい」と呼び掛け続けるのは、その中から後継者が育ってくれることを願っているからだ。

当初は作業で手一杯だったが、住民と会話を交わす余裕が出て来た
当初は作業で手一杯だったが、住民と会話を交わす余裕が出て来た

作業を終え、家主さんや川島さん(右から2人目)らと記念撮影
作業を終え、家主さんや川島さん(右から2人目)らと記念撮影

“ボランティアは気持ちだと思う”

宿泊最後の夜は、お世話になった民宿「むろや」のご主人と女将さんに足湯マッサージ。その頃には「足湯をしながら肩も揉もう」「それは自分が担当する」といったように、各々が自主的に動いていた。

足湯マッサージの間、ご主人は学生との別れを惜しんで涙を流す。女将さんが「珠洲が良くなったら、またおいでね」と声を掛けると、第6陣メンバーは「必ず戻ってきます」とうなずいていた。

足湯の準備もてきぱきとこなす
足湯の準備もてきぱきとこなす

チームワークもバッチリだった
チームワークもバッチリだった

夜の振り返りの時間には、「愛読書やアルバム、賞状など、個人の思い出が詰まったものに触れるのには戸惑った」「家ごとにカラーやストーリーがあるのを感じながら、精一杯できることをした」「ボランティアって、やっぱり気持ちだと思う!」と、いつまでも話は尽きなかった。

1週間足らずの活動でも、初心者は経験者に、リピーターはリーダーへとステップアップし、一人の人間としても着実に成長していた。

各人の振り返りに耳を傾ける学生たちとボラサポスタッフ
各人の振り返りに耳を傾ける学生たちとボラサポスタッフ

能登半島でのボランティア経験が、社会に出てからも、次の被災地でも生かされるだろう
能登半島でのボランティア経験が、社会に出てからも、次の被災地でも生かされるだろう



kyoto00glo at 06:13|PermalinkComments(0)

能登半島地震(103日目) で農業被害も深刻 離農につながりかねない事情

能登半島地震(103日目) で農業被害も深刻 離農につながりかねない事情




能登半島地震で甚大な被害が出た石川県北部の被災地で、田んぼが地割れするなど農業被害が深刻だ。「このままでは、離農する人が増える」。地元では、そんな危機感が広がっている。その背景を探ると、農業ならではの事情があった。

 「田んぼのあらゆるものがダメになった。これからどうしたらよいのか」

 石川県珠洲(すず)市最大の農業法人「すえひろ」に勤める政田将昭さん(49)は、ため息交じりにそう話す。



 すえひろは、市内で田畑約140ヘクタール(甲子園球場36個分に相当)を耕作し、社長を含め11人のスタッフを抱える。主力の米は約115ヘクタールで栽培し、コシヒカリや地元ブランドの「能登ひかり」などを作ってきた。

 だが、地震の影響で、田んぼの間を走る農道は幅30センチほどの割れ目がざっくり口を開けている。育苗施設や農業機械も損傷した。政田さんは、今春からの耕作のため予定していた資材の発注をあきらめた。


 被害は、それだけではなかった。用水路のコンクリートが崩れたり配管が土砂で埋まったりして、水を流せない所が多い。田んぼの下にある農業用水の送水管も壊れた。

 政田さんは「仮に水を流せたとしても、田んぼにうまく水がたまるか分からない」と不安を口にする。仲間とともに約3週間かけて田畑を回り被害状況を確認した。


 すると、そのままでは1ヘクタールしか耕作できないような状況だった。このため、県などに応急対策を依頼し、近くの川から水をポンプで引き上げられるようになった。「これで、50~70ヘクタールの田んぼに作付けができる見通しが立ってきた」

 4月9日、例年より約2週間遅れで育苗箱に種をまく作業に入った。

 ただ、地域の農業が維持されるのか、先行きは不透明だ。

 というのも、用水路は地域の共有財産だからだ。今後、どのように本格的に復旧させ、維持管理していくのか、地域で決めなければならない。避難先から戻っていない農家も多く、高齢者の割合も高い。政田さんは「離農する人が出てくるかもしれない」と不安を口にする。


 輪島市内で管理する25ヘクタールの田んぼのあちこちで液状化現象が起きたという竹内毅(つよし)さん(41)も危機感を募らせる。

 「『用水路を今年中に修復するなら、また農業をやりたい』という人はいる。農業コミュニティーを維持できるように復旧を急ぎたいが、生活再建もままならない人が多い中、あまり大きな声で農業の復旧を急げとは言えない」

 2020年の県の統計によると、個人で営んでいる65歳以上の農家の割合は、地震の被害が大きかった奥能登地域で5割に上った。

 こうした状況から、政田さんは「今後、担い手不足が一層進む恐れがある」と懸念する。「行政は、今後も見据えた復興プランを考えてほしい」


kyoto00glo at 06:13|PermalinkComments(0)